ここ数年、コンビニのプリペイドカード売り場が激戦の様相を呈している。
実際、都内のコンビニでは、定番のiTunes CardやGoogle Playギフトカードの他、プレイステーション ストアカード、ニンテンドープリペイドカードといったゲーム関連、クレジットカード会社が発行するプリペイドカードなど実に多様な種類が販売されている。
わずかなスペースで繰り広げられる“プリペ戦争”。最近では、以前にも増してラインナップが個性的になりつつある。
例えば、「LINEプリペイドカード」。おなじみのLINEスタンプやLINEゲーム上の「コイン(仮想通貨)」を購入するためのものだが、その特徴はデザインの豊富さ。
1000円/3000円/5000円といった価格によって、さらにセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンと販売されるコンビニによって、カードのデザインが異なるのだ。自分で使うだけでなく、女性や子供への“気軽なプレゼント”としても注目を集めているアイテムだ。
通信系プリペイドカードといえば、かつてはテレホンカードがその代表格であったが、今や国際電話用のカードがお手頃価格で販売される時代。「Skypeプリペイドカード」の「世界かけ放題プラン」なら、月額1100円でアメリカやカナダなど8ヵ国/地域の携帯・固定電話に無制限で通話することができる。固定電話に限っていえば、日本国内を含む63ヵ国/地域へ通話ができるスグレモノだ。
20年ほど前、上野公園や渋谷センター街で偽造テレカを売りさばいていたイラン人は、この驚くべき未来を予測していたであろうか。
子供向けの教材も買える!
さらに最近では、コンビニで子供向け教材が買えるプリペイドカードも評判がいい。ベネッセが扱う「BenePa(ベネパ)」は、「こどもちゃれんじ」「進研ゼミ」のオンラインコンテンツを購入できるプリペイドカード。
最低価格が500円と安価で、弱点分野など必要なコンテンツだけを購入できるため途中で“挫折”してしまった場合でも、金銭的なムダを最小限に抑えられる。また、コンテンツは音声・動画による解説となっており、教材の質も“ベネッセクオリティ”だという点も見逃せない。
様々な分野から参戦が相次ぐコンビニのプリペイドカード戦争。果たして、次はどんなサービスのカードが出てくるのだろうか。今後も、プリペイドカード売り場から目が離せそうもない。
■Skypeプリペイドカード 【http://blogs.skype.com/2014/08/03/ja-skype_cards_japan/】 ■BenePa 【https://benepa.jp/top/】
(取材・文/週プレNEWS編集部)