急増する訪日外国人客の影響で、都心のビジネスホテルは連日満室状態! 出張ビジネスマンの宿泊場所がない…という大問題が深刻化している。
東京や大阪など都市部のビジネスホテルの予約が取れなくなっている、いわゆる“ビジネスホテル難民”問題。
中は24時間営業のファミレスで夜を明かすビジネスマンまで現れているそうだが、それでは疲れが取れない! 何かいい方法や穴場スポットはないか? 迷えるビジネスマンのために調査してみると…!
■ホテル予約方法
まずは、上手なビジネスホテルの予約方法から研究! 教えてくれたのはホテル評論家の瀧澤信秋(たきざわのぶあき)氏。
「最初に知っておきたいのは、訪日外国人客が好むビジネスホテル。その条件は大規模・駅近・築浅。集団で来るので客室数の多いホテルがいい。土地勘がないので駅に近く、なるべくキレイ…といった条件で探すと、これを満たす代表格が『アパホテル』。
なので、今や繁忙期には1泊3万円という驚きの価格にまで跳ね上がっています。逆に言えば、この3条件を外してホテルを探せば外国人客とバッティングせず予約が取れる可能性が高くなるということです」
なるほど! では、具体的な予約方法のテクニックを教えてください!
「まずは予約のタイミング。キーワードは3つの“3”」
(1)3日前 「多くの予約サイトでキャンセル料が発生するのが宿泊3日前から。念のために複数のホテルを押さえていた人がキャンセルし、空室が出るのがこのタイミングなんです」
(2)当日午後3時 「ビジネスの都合などで当日キャンセルが入りだすのが午後3時頃から。予約サイトをこまめにのぞきましょう」
(3)チェックイン3時間前 「さらに当日、会食などを終えた午後9時以降にチェックインしたい時は、その3時間前の午後6時頃、ホテルに直接確認してみるとよし。ホテルとしても空室を出したくないので、安くなる場合もあります」
予約のタイミング、予約サイトのオススメは!?
■当日予約は電話で
では次に、予約サイトのオススメなどは?
「ホテルの予約管理システムでは、『楽天トラベル』『じゃらん』『一休』などの大手サイトごとにホテルの部屋数が振り分けられているケースもあります。なので、あるサイトでは満室なのに別のサイトでは空室なんてことも。うまく見極めるには『フォートラベル』のような料金比較サイトを使いましょう。同じホテルの最安予約サイトも表示されます。
ただ…どうしてもホテルが取れない繁忙期は予約サイトよりも“電話が最強”になります! 直前に空室が出た場合、ネットには出さずに置いておくケースがある。ネットでは満室表示なのに、電話したらすんなり取れたという話はかなりよく聞きます」
●『週刊プレイボーイ』9号「ビジネスホテル難民はこの穴場スポットに泊まれ!」では、さらに賢い予約方法や穴場スポットをご紹介しているのでお読みください!