定番商品はカップ麺を代表するロングセラーばかり! そのパッケージを発売当初のものと見比べると…… 定番商品はカップ麺を代表するロングセラーばかり! そのパッケージを発売当初のものと見比べると……

忙しい社会人の夜食に、学生の間食に…われわれの生活に密接している日清食品「カップヌードル」が今月で発売45周年を迎えた。

世界中で愛されてきた俺たちのソウルフードの歴史をパッケージとともにふり返る!!

【長年愛されている定番シリーズ】

「カップヌードル」が発売されると、定番商品は「カレー」「チリトマトヌードル」「シーフードヌードル」の順に生み出された。いずれも当時はラーメンにするという発想がなかったフレーバーで、その後、世間にも定着した。

原材料の変更や時代に合わせてほんの少しずつ味や具材が変化しているものの、いつ食べても僕らがイメージする「カップヌードル」の味から外れることはない。その“変わらなさ”が長年親しまれている秘訣だろう。

そのパッケージを発売当初のものと見比べると…。(左・発売当初、右・現行品)

●カップヌードル

 おなじみのロゴだが、実は初期のものから少しだけ変更点が。「L」と「E」の間に注目 おなじみのロゴだが、実は初期のものから少しだけ変更点が。「L」と「E」の間に注目

●シーフードヌードル

●カレー

●チリトマトヌードル

とりわけ種類の多いカレー系

続いて、数え切れないほどの種類が発売された同ブランドの中で、とりわけ商品化が多い【カレー系カップヌードル】も一挙紹介! 

「シーフードカレー」など既存のフレーバーとミックスさせたものや、「マッサマンカレー」といったエスニック料理から着想を得たものなど、面白そうなものがあればとりあえず「カレーヌードル」にしてしまえの精神だ。

 ●スパイシーカレー/レッドカレー

●シーフードカレー/ミルクカレ

●イタリアンカレー/マッサマンカレー ●黄金の鶏油付きスパイシーチキンカレー/欧風チーズカレー

こんなにあるぞ! 変わり種

さらに、定番商品へのこだわりだけでなく、新フレーバーや従来なかったスタイルの開発にも余念がない。【こんなにあるぞ! 変わり種カップヌードル】というわけで、ここではそんな同シリーズのラインアップの一部を紹介。

【味】ーー毎年次々と新作が生まれるので、名前だけでは味が想像できない商品も多数。遊び心と冒険心は忘れない!「麻婆」「おこげ」など「そんなものまでヌードルに?」といったものを過去に大量に世に送り出しているが、「カレー」や「チリトマト」も、発売当初は世間から同じ反応だったわけで、何が定番になるかはわからないのだ。

●天そば/パンプキンポタージュヌードル

●麻婆/WHITE クリームシチューヌードル/おこげ

【見た目】ーーレギュラー、ビッグ、ミニサイズのほかにもこんなに変わった容器がカップヌードルの世界にはあるんです。麺が戻っていく様子が観察できる「スケルトン」やお湯を入れるとフタにレースクイーンが映し出される「REDZONE」など、味だけではないアイデア(?)商品も多数。「ごはん」にいたってはもはや麺類ですらない。

●スケルトン/RED ZONE

●ごはん

【用途】ーーそこにニーズがあるなら商品化。カップヌードルのコンセプトは味や容器のフォルム以外の面でも変わらない。シャンプーなどでおなじみの詰め替え用だって、カップヌードルはとっくに着手済み。持ち運びにもかさばらず、ゴミも減らせる「リフィル」は、専用のクッカーとともに登山愛好者の間では人気の商品となっている。

        ●リフィル/カップヌードル型チタンクッカー

★続編⇒『カップヌードルは醤油味ではない? 発売45周年で変わったもの、変わらないもの』

(取材・文/武松佑季[A4studio])