ガリ子ちゃんももちろんクジ付き。撮影後、ひとりで全部食べるも、すべてハズレ(泣)

大人気アイス「ガリガリ君」の妹分にあたる「ガリ子ちゃん やわらか白いサワー」が11月22日発売された。

ガリ子ちゃんの登場はおよそ5年ぶりということで早速、試食してみた! かじると中身はシャーベット。ムニュッとした柔らか食感とヨーグルトの甘さが口の中へ広がっていく。

アイスといえば夏だが、なぜこの時期に出したのか。赤城乳業のマーケティング部長で、ガリガリ君プロダクションのプロデューサーも務める萩原史雄氏に聞いた。

「ガリ子ちゃんはもともと秋冬の商品なんです。冬は柔らかいアイスが売れるのと、今年はガリガリ君のデビュー35周年ということもあり、『ガリガリ君リッチ メロンパン味』に続いてこのアイスを出しました」

このガリ子ちゃんの復活を受けて注目されるのが、知られざるガリガリ君一家の存在。実はガリガリ君にはかつて、壮大な家族設定があったのだ。

父はひろしで、母はかおり。弟にはカジローがいて、さらに祖父の冷蔵、祖母はハナ。いとこにはソフト君なる存在も。60円(当時)のアイスにしては設定細かすぎ! サザエさんばりにアニメ化を目指してたんですかっ!?

「いえ、昔はそこまでアイスも売れておらず、あまり深く考えずにキャラクターをつくってました。そこで2005年に25周年を迎えるにあたって、それらをいったん整理したんです。実はこのとき、ガリガリ君の設定も中学生から小学校低学年に変えました。同時に新キャラクターは新しいアイスが出るときにのみ登場させることにしたんです」

そのルールなら「ガリガリ君リッチ」や「大人なガリガリ君」発売時も新たなキャラを出してよかったのでは?

「どちらもガリガリ君と食感が似てるので、新キャラはつくりませんでした。この先、家族が増えるか? それは乞うご期待です」

新たなガリガリファミリーの登場を、アイスをかじりつつ気長に待ちたい。