先月18日、京都大学発のベンチャー企業「GLM」が、2019年の市販を目指すEV(電気自動車)スーパースポーツカー「G4」のプロトタイプを国内初披露した。
G4ははね上げ式4ドア4シーターで、前後2基のモーターは最高出力540馬力を絞り出し、わずか3.7秒で時速100キロに加速する。
しかも、快速ビンビンカーながら、EV航続距離は400kmと超優秀。だが販売予定価格は4千万円…と正直、高根の花すぎる金額。
だが、GLMの小間裕康(こま・ひろやす)社長は「“和製テスラ”と呼ばれることも多いが、私たちが目指しているものは、いうなればEV版フェラーリ。高い付加価値の車両を提供したい」と、男が唸(うな)る国産EVスーパースポーツカー造りを高らかに宣言した!
では、今後のGLMの成功のカギは何か。自動車ジャーナリストの河口まなぶ氏が言う。
「今後、EVは他社から続々と市場に投入されます。なので、高性能だけでは勝負にならない。いかにコネクティビティ(自動車同士の高速通信)などの先進技術を搭載できるかがカギになるでしょうね」
G4から目が離せない!
★『週刊プレイボーイ』21号(5月8日発売)「ニッポンEVの逆襲」では、新型モデルが続々発表されているニッポンのEVについて徹底取材!
(取材・文/黒羽幸宏 写真協力/GLM)