「神保町☆女子大生Cafe」第66回。現役女子大生たちが、旬で話題の流行りネタについて言いたい放題のから騒ぎしちゃいます!
今年も残すところ約2ヵ月あまり! 年々、大学生が就職活動をスタートさせる時期は後ろ倒しになっており、2019年に卒業予定の学生は来年3月からスタートするそうです。
今の時期は、志望する企業や業種のOB・OG訪問をしたり、インターンシップに参加したりしている大学3年生も増えてくる頃。約1年の短期決戦だからこそ、他の学生とは差をつけておきたいという心理もわかります。
そんな中、「就職活動でAI(人工知能)を導入している企業が増えている」なんてニュースが! ソフトバンク株式会社は2017年5月、AIを選考に導入。エントリーシートが合格レベルに達しているかを機械がチェックしているとのこと。その他、サッポロホールディングス株式会社や株式会社マイナビも今後、AIによる採用を実施していくようです。
そこで今回のテーマは、「自分の希望する企業がAIで書類選考をしていたらどう思う?」。就職活動を控える3年生と、就活に積極的な1、2年生から話を聞きました!
「企業の採用担当は毎年、大量のエントリーシートを読まなければないため、有望な採用候補者を見過ごしてしまうことも課題だったと思います。AIが作業をこなしてくれることで、有望な候補者を正確に見出すことができるのでは? しかしながら、他にない発想を持つような、学歴や世間一般の評価ではわからない人材を発掘することができなくなるという懸念点もあります。だから、それだけに頼ってしまうのは、時期尚早だと思います」(彩佳ちゃん・東京慈恵会医科大学2年・20歳)
「一緒に働く人たちはロボットじゃないんだから、絶対にイヤ。たとえ、感情や気持ちまでもがプログラムでわかったとしても、わたしはAIなんかに認められたくない。人に認められて、その人たちと一緒に仕事がしたい! AIでの採用を導入している企業はエントリーを避けるかも」(葉月ちゃん・明治大学2年・19歳)
「就職活動に人口知能導入!? なんだかすごい! AIのおかげで今まで採用に費やしていた時間を一気に削減できるわけですよね。時代が進化しすぎて、正直ついていけません(笑)。でも、学歴だけ見られることなく、本質も見てもらえるなら、これからどんどん普及していけばいいと思う!」(美織ちゃん・大妻女子大学2年・19歳)
「企業がAIで採用選考をやっているということに、とても驚きました! すごいことかもしれないけど、エントリーしている側としては、これからの人生がかかった大事なものなのに適当に扱われているような気がします。人の目できちんと確認をしなければいけない大事なことという認識を忘れないでいてほしい。採用基準をどのようにしているか、きちんと確認してからエントリーする企業を選びたいと思いました」(美咲ちゃん・法政大学2年・20歳)
「AIで採用選考をしているのは、あまりいい気はしません。企業が採用選考、特に書類選考の時点で時間をかけたくないという気持ちはわかります。しかし、受けている側は真剣な気持ちで企業を選んでいます。希望する企業がAIを導入していたら、すごいショック。なんでもかんでもAIに頼るのはよくないと思います」(沙緒ちゃん・青山学院大学1年・18歳)
「感情で選考してほしい」?
「すべての選考を機会に頼ってしまうと将来不安です…。だって暴走したら怖くないですか? AIを使うと世の中は快適になるかもしれないけど、限度があると思います。手間のかかる採用選考を簡略化して、時間と人件費を有効に使うことは大事かもしれない。でも、人の気持ちを大事にすることも大切なことだと思います」(詩音ちゃん・帝京大学1年・18歳)
「AIに頼るのはアリ。書類選考では、何を書いたら企業側の印象に残るかというフォーマットはある程度決まっています。だから、しっかり向き合わなければならない面接がグループディスカッションに対して時間を割いてくれたほうが、学生にとっては親切。すべての選考でAIを導入されたらさすがに困るけど、使えるところでうまく活用してくれれば納得ができます」(優樹菜ちゃん・神奈川大学3年・21歳)
「AIを導入し、書類選考の時間を減らすことで、対面での面接を充実させることができるなら、いいと思います。実際に会計士の世界でもAIを用いて効率化を図るようになってもいるようだし、これからいろいろな場面で活躍していくと思います。ただし、機械の力だけに頼ってしまうとデメリットもあると思うので、必要に応じて使い分けてほしい!」(萌香ちゃん・明治大学2年・19歳)
「私はAIで選考されるのはイヤです。自分の希望している就職先なのにAIでの選考だと気持ちがしっかりと伝わらないと思う。ちゃんと人の感情で選考してほしい。もしエントリーした企業が機械で選考していたとしても、そのことを知らせてほしくないなぁ…」(佳奈子ちゃん・学習院大学1年・18歳)
「私は賛成です。まだ1年生なので就活するのイメージはまだあまりわかないのですが、自分の努力がしっかり機械において判定されるという点において公平性は保たれてると感じました」(凛子ちゃん・千葉大学1年・18歳)
やはり、機械が人を選ぶことに抵抗のあるコは多いようです。AIはあくまでもツールのひとつ。まだまだ全面的に導入されるには至らないとはいえ、AIがどんなに優秀になったとしても、やはり最終的には人の目で判断してほしいのが正直な気持ちでしょうか。
(取材協力/株式会社KIRINZ)