歓送迎会にお花見。盛り上がってカラオケへ!なんて機会も多い、この季節。
いつも迷う選曲だけど、実は相手が「14歳の時に聴いていた曲」を歌っておけば間違いないという情報を入手。その事実を検証してみたので要チェック!
■14歳に聴いた曲は一生の思い出
アメリカのビッグデータ研究家が大手紙『ニューヨーク・タイムズ』で「大人になってからの音楽の好みは、14歳の時に聴いた音楽によって形成されている」という研究結果を掲載し、話題となった。
そこで、週プレは考えた! これからの飲み会シーズンのカラオケで“上司・先輩が14歳の頃に流行した曲”を歌えばハズさないのではないだろうか。
そもそも、本当に上司が14歳の時に聴いていた曲をカラオケで歌うっていうのは正しいの? 音楽心理学者で東海大学・武蔵野音楽大学講師の佐藤典子氏に聞いた。
「青春時代に聴いた曲は、その人の記憶に深く結びついています。青年期から成人前期に経験した出来事がほかの時期と比較して思い出されやすいという“レミニッセンス・バンプ”という現象がありますが、高齢者を対象に各年代の音楽を聴かせた研究では、自分の若い頃の流行歌をよく記憶していて、それに対する感情的反応も強いことが示されています。
特に、青年期の入り口の14歳はホルモンが乱れて情緒不安定になりやすく、感情のコントロールのために音楽に頼る機会も多い。そのため、たくさんの思い出が音楽に込められているのです」
なるほど。感情に訴えかけるという点で“14歳流行ソング”はカラオケにピッタリのようだ!!
◆上司世代・先輩世代向けの選曲方法は? 『週刊プレイボーイ』13号(3月12日発売)では、65歳までの各年齢向け「外さない曲」完全リストを掲載しているので、そちらもお読みください!
(取材・文/ORCA イラスト/福田嗣朗)