"ホリエモン"こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏による『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」。

今回のテーマは現代に必要な"コミュ力"について。前編では、各地で投資や新規ビジネスなどさまざまなオファーを受けるという堀江氏が、それらの判断基準について「企画書を30秒ぐらい見たら、その企画がダメかどうかわかる」と語ると、「物事を簡潔に伝えられないと、物を売ることなんてできませんからね」とひろゆき氏も納得した。

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ひろ 仕事ができる人って、だいたい話のつかみがうまいですよね。ああいうスキルって訓練のたまものなんですかね?

ホリ コミュニケーション能力は、やっぱりセンスなんじゃないのかな。そして、コミュ力って、これからの時代はスゴく大事になってくる。特に飲食店とか。

ひろ ほうほう、どういうことですか?

ホリ 料理のレシピって、もはやユーチューブやクックパッドを見れば誰でもわかるよね。例えば、普通の人は「ムサカ」というギリシャ料理を知らないし、レシピとかもわからないでしょ? 俺もレシピまでは知らないけど、今はググればムサカの作り方は出てくるし、レシピを見たらだいたいの人は作れてしまう。

ひろ 今まではムサカの存在を知らないのが普通で、知ったところでどうやって作ればいいか見当もつかなかったってことですね。

ホリ 今は作ろうと思えば誰でも作れる。でも、それが昔は「技術」だったわけ。いわば、一般の人が知らないインサイダー情報みたいなもので、ギリシャ料理のレストランで5年くらい修業して、やっと作れるようになった。

で、その人たちがレストランを経営したり、シェフとしてやっていたのが従来のレストラン。でも、これからのレストランはちょっと違う。だって、普通の人もレシピを見ればすぐ作れるんだから。

ひろ 「レシピを見ても本物の味を再現できるとは限らない」って言われそうですけど、東京でギリシャ料理を出しても、ギリシャ人以外はそれが本物の味かどうかわかんないですもんね。

ホリ そう、知られてないからね。

ひろ 「これがムサカです」って言われたら、「ああ、これがムサカか」って納得するでしょうし。

ホリ てか、俺たちだってギリシャ人顔負けのムサカを作れると思うよ。ちょっとセンスがあればレシピを見て作ることができるはず。すると、レストランって誰でも参入できるようになったといえるよね。

で、ムサカをお店で出すとして、その店が成功するかどうかは、ムサカを素晴らしい料理だってプレゼンテーションできるかどうかにかかってくるんだよ。

ひろ なるほど。がんこ職人みたいな人より、コミュ力が高い人が成功すると。

ホリ そう。今はコミュ力のある人がレストランをやる時代なの。そして、レストランに限らず、たぶん、これからはそういう人たちがマルチに活躍する時代になると思うんだよ。

●堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年10月29日生まれ、福岡県出身。SNS株式会社オーナー兼従業員。近著に『あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる』(マガジンハウス)

●西村博之(にしむら・ひろゆき)
1976年11月16日生まれ、神奈川県出身。元『2ちゃんねる』管理人。近著に『自分は自分、バカはバカ。他人に振り回されない一人勝ちメンタル術』(SBクリエイティブ)

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