大きなからあげが4つも入った西友のからあげ弁当は298円![税込321円] 大きなからあげが4つも入った西友のからあげ弁当は298円![税込321円]

あらゆる食材が値上がりする中、頑張って家計を支えようとしてくれているのがスーパーの弁当。味もよく、かつ安い。その価格競争の最前線に迫った!

■スーパーの弁当を今こそたたえよ!

"スーパーの弁当"のコスパがスゴい!と再注目されている。物価高時代にありがたい話だが、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこ氏はこう分析する。

「長く続くコロナの影響で弁当や惣菜の需要は一気に伸びました。昨今は、コンビニを利用していた層が節約のため、コンビニ弁当からスーパー弁当へ流れたり、Uber Eatsなどの宅配を利用していた層が飽きてしまい(配達遅延があったり、料理の画像が実際のものと違ったなどガッカリした人も含む)、スーパーに行っている、またはスーパーの弁当宅配を使っているとの情報もあります。

安くて早く、画像そのままのものが届き、配達員がスーパーの店員で身元がしっかりしていて安心できるとのことです」

では、激安ともいえるコスパのスゴさについては?

「弁当は惣菜の中でも花形ですから、来店動機につながるアイテムです。弁当を誘引剤にほかの買い物もしてもらえるため、スーパー各社がジャンルは違えど、プライドをかけてコスパ合戦をしている様相が見られます。

また、多くのスーパーは弁当を店内調理または近隣の店舗で調理をしていて、輸送費などの中間コストも抑えられるため、このようなコスパが実現できていると考えられます」

では早速、具体的にスーパーの高コスパ弁当を見ていこう!

まず、紹介してくれたのはサラリーマンの食事情に詳しい、定食評論家の今柊二氏。

「現在スーパーでは、税抜きの本体価格300円を超えない弁当を出し続けようとする企業努力が感じられます。

全国展開している西友は398円シリーズの弁当がメインとなりましたが、298円で頑張っている『からあげ弁当』が秀逸。大きなからあげが4つも入っています。さらなるコスパを求めるなら、198円でからあげ、卵焼きと2個のおにぎりが入った『おにぎりセット』もいいでしょう」

【西友】おにぎりセット(昆布・おかか)198円[税込213円]。本社は東京都北区。北海道から関西、九州に327店舗を展開(2022年12月15日現在) 【西友】おにぎりセット(昆布・おかか)198円[税込213円]。本社は東京都北区。北海道から関西、九州に327店舗を展開(2022年12月15日現在)

高そうなイメージのこんな弁当も。

「イオングループのダイエーが販売する298円天丼シリーズも素晴らしい。『かき揚&ダブル海老天丼』は野菜かき揚げにエビ天2本、イカの天ぷら、カボチャの天ぷらが入ってこの値段ですから、うなるばかりです」(今氏)

【ダイエー】かき揚&ダブル海老天丼 298円[税込321円]。本社は東京都江東区。イオングループのスーパーマーケット事業の中核として首都圏および近畿地方を中心に202店舗を展開(2022年3月時点) 【ダイエー】かき揚&ダブル海老天丼 298円[税込321円]。本社は東京都江東区。イオングループのスーパーマーケット事業の中核として首都圏および近畿地方を中心に202店舗を展開(2022年3月時点)

関東ローカルのスーパーもスゴいようだ!

「東京・神奈川を中心に展開するオーケーストア『ロースかつ重』(299円)はイチオシです。カナダ産の三元豚を使用し、卵のふわり感、おつゆの濃さ、シャキシャキ感をわずかに残したタマネギ、そして肉厚のカツすべてが素晴らしい仕上がり。スーパーの中でも断トツです」(今氏)

【オーケーストア】ロースかつ重 299円[税込322円]。本社は神奈川県横浜市。東京・神奈川・埼玉・千葉に137店舗展開(2023年3月期) 【オーケーストア】ロースかつ重 299円[税込322円]。本社は神奈川県横浜市。東京・神奈川・埼玉・千葉に137店舗展開(2023年3月期)

山口氏も続ける。

「オーケーの弁当は安い、多いと庶民の味方。カロリーは高いが満腹になります。健康を意識するなら魚系で調整するのもよし。『塩さば焼き弁当』(299円)は大きなさばに目を奪われます」

【オーケーストア】塩さば焼き弁当 299円[税込322円] 【オーケーストア】塩さば焼き弁当 299円[税込322円]

■コンビニ型スーパーも激安弁当あり!

昨今増えている、店舗面積の小さいコンビニ型スーパーにも激安の品が隠れていると今氏は語る。

「イオングループのまいばすけっとはすべてがコンビニより安い。大盛パスタが298円。カルボナーラ、ミートソース、ナポリタンがラインナップされています。中でもコスパで群を抜いているのは『たぬきおにぎり』(58円)。だしの染みたご飯に揚げ玉も入っていて満足です。

【まいばすけっと】大盛6種チーズとベーコンのカルボナーラ 298円[税込321円]。イオングループのまいばすけっと株式会社(本社は千葉県千葉市)が首都圏で、またイオン北海道株式会社(本社は北海道札幌市)が北海道で展開する都市型小型店舗 【まいばすけっと】大盛6種チーズとベーコンのカルボナーラ 298円[税込321円]。イオングループのまいばすけっと株式会社(本社は千葉県千葉市)が首都圏で、またイオン北海道株式会社(本社は北海道札幌市)が北海道で展開する都市型小型店舗

【まいばすけっと】たぬきおにぎり 58円[税込62円] 【まいばすけっと】たぬきおにぎり 58円[税込62円]

余談ですが、最近都心で増えているコンビニ型スーパーのマルエツ プチは弁当こそ無難な品ぞろえですが、焼き芋がとてもおいしい。200円前後で買えて栄養もあり、ボリュームも満点。牛乳と組み合わせると完璧です」

■独自色を打ち出すスーパーの弁当

スーパー独特の色が出ているコスパ弁当も面白いと今氏が続ける。

サミットストアはさすが総合商社の住友商事が運営しているだけのことはあり、仕入れルートも特別なのか、ほかにはない商品もある。中でも、サーモンのおいしさは他のスーパーを凌駕(りょうが)しています。『サーモンたっぷり丼』は生、あぶり、たたきの3種サーモンが味わえて398円と価格もお手頃でうれしい」

【サミットストア】サーモンたっぷり丼 398円[税込429円]。本社は東京都杉並区。サミットは住友商事の100%子会社。東京・神奈川・埼玉・千葉に118店舗展開(2021年3月末時点) 【サミットストア】サーモンたっぷり丼 398円[税込429円]。本社は東京都杉並区。サミットは住友商事の100%子会社。東京・神奈川・埼玉・千葉に118店舗展開(2021年3月末時点)

続いて、オススメを紹介してくれたのは、B級グルメに詳しいライターの中川哲司氏。

ヨークフーズはセブン-イレブンを運営するセブン&アイ・ホールディングスグループなので、名店監修の弁当が優れています。たいめいけん監修の『チーズハンバーグ弁当』は、お店で食べると数千円しそうな品ですが、弁当だとわずか528円。

【ヨークフーズ】たいめいけん監修チーズハンバーグ弁当 528円[税込570円]。運営する株式会社ヨークの本社は東京都江東区。ヨークマートなども展開する、セブン&アイ・ホールディングスのグループ会社。東京・神奈川・埼玉・千葉に101店舗展開(2021年6月1日現在) 【ヨークフーズ】たいめいけん監修チーズハンバーグ弁当 528円[税込570円]。運営する株式会社ヨークの本社は東京都江東区。ヨークマートなども展開する、セブン&アイ・ホールディングスのグループ会社。東京・神奈川・埼玉・千葉に101店舗展開(2021年6月1日現在)

ゴーゴーカレーが監修した『金沢カレー』も店舗で食べると800円程度のところ645円。家で人目を気にせずソースをビチャビチャにかけたり、マヨネーズの海にしてみたりとアレンジを楽しめるのも弁当ならではの醍醐味(だいごみ)ですよね」

【ヨークフーズ】金沢カレー(ゴーゴーカレー監修)598円[税込645円] 【ヨークフーズ】金沢カレー(ゴーゴーカレー監修)598円[税込645円]

最後に、意外と高級スーパーにもコスパあふれる弁当があることを山口氏が教えてくれた。

成城石井の弁当は化学調味料不使用、生産者がわかる、という安心感があります。その安心感を買っていると思えば、ほかのスーパーより少し高いのも納得できるはず。マツタケの入った弁当が599円で買えたりと、お得感もあります」

今氏も続ける。

「私が成城石井で好きなのは『豚肉とイカゲソたっぷり九条葱の広島風お好み焼き』(499円)。キャベツもたっぷり、焼きそばも入っていてボリュームもあるし、何よりとてもおいしいのでオススメ。西日本の人間なのでお好み焼きだけで昼ごはんとか、とても好きなパターンです」

【成城石井】豚肉とイカゲソたっぷり九条葱の広島風お好み焼き 499円[税込539円]。本社は神奈川県横浜市。東北地方から中国地方まで191店舗を展開(2021年10月1日時点) 【成城石井】豚肉とイカゲソたっぷり九条葱の広島風お好み焼き 499円[税込539円]。本社は神奈川県横浜市。東北地方から中国地方まで191店舗を展開(2021年10月1日時点)

皆さんも近くのスーパーを物色してみては? 意外な掘り出し物の弁当が見つかるかも。

*店舗により取り扱いのない商品もあります。税込価格の小数点以下は切り捨てています