3月31日(月)放送の「グランドフィナーレ特大号」で32年の歴史に幕を下ろす『笑っていいとも!』。
『いいとも』といえば「テレフォンショッキング」を抜きには語れないが、実はこのコーナーが始まったきっかけは、放送開始当時、タモリさんが大ファンだった伊藤つかさに会うためだったとか。2年後の1985年にこの夢は実現したが、さすがのタモリも終始照れまくりだったそうだ。
では、放送回数8000回を超える『いいとも』で、「テレフォンショッキング」に一番多く出演したゲストは誰なのか?
●1位=21回:和田アキ子、浅野ゆう子、藤井フミヤ
この3人が同回数でトップ。藤井フミヤは今年2月5日の出演で21回目となり番組終了間際に最多出演の称号をゲットした。残り3週で、この順位に変動はあるか?
また、視聴者的にインパクトがあったのが、あまりに長くしゃべりすぎて他のコーナーを飛ばしまくってしまった人たち。出演時間の最長ランキングを見てみよう。
●1位:とんねるず…48分22秒(2014年1月14日) ●2位:黒柳徹子…46分(1984年3月14日) ●3位:有吉佐和子…45分(1984年6月22日) ●4位:黒柳徹子…39分(2005年12月16日) ●5位:明石家さんま…35分(1984年2月13日)
今年、とんねるずが記録を更新して大きな話題となった。2位の黒柳徹子は「いいなと思っている病院の先生に検便を持っていかないといけなくて……」というたわいもない話を延々しゃべり続け、30年間もトップに君臨。2、3、5位が1984年と、この年は“いいともジャックイヤー”だった?
生放送に大遅刻しちゃった2人とは?
そして、視聴者もハラハラドキドキしたのがゲストの遅刻。大遅刻しちゃったのはこの2人だ。
●由紀さおり(1991年)…12時47分到着 羽田空港からアルタに向かう途中、渋滞に巻き込まれ大遅刻。由紀のマネージャーが「今○○にいます」と実況する電話の声をそのまま放送したためスタジオは臨場感に包まれた。なんとか放送時間内に到着したものの友達紹介だけで終了した。
●片桐はいり(1997年)…12時40分頃到着 女優の片桐はいりは寝坊して遅刻。放送中に自ら「すみません! 寝坊しました!」と連絡が入ると、スタジオで待つレギュラー陣は大爆笑。40分後にスタジオに到着した片桐は、私服のスエット&ジーンズにリュックを背負っての登場だった。
ちなみに、タモリさんは週5で生放送にかかわらず、番組に遅刻したことは一度もないという。これこそが一番の大記録かもしれない。
(取材/short cut[岡本温子、山本絵理])
■週刊プレイボーイ12号「13ページ大特集メモリアル保存版 サヨナラ、タモさんと友達の輪」より