『笑っていいとも!』の終了が、いよいよ目前に迫ってきた。
1982年10月4日(月)にスタートした『いいとも!』は、今年3月31日(月)の最終回で放送回数8,054回に到達する。
日本のテレビ史上、ここまで長く続いたお昼の生番組は、当たり前だがほかになく、しかも1989年以降は民放の同時間帯の番組の中で25年連続トップを走り続けているというオバケ番組なのだ。
もちろん、レギュラー陣の数もケタはずれで、その数は300人以上! その時代時代の旬なタレント、著名人だけがレギュラーになることができ、『いいとも!』のレギュラーは芸能人にとってステイタスでもある。
では、この激しいレギュラー争奪戦を、もっとも長く生き抜いてきたのは、いったい誰なのか? レギュラー歴ランキングを見てみよう。
1位:関根勤……29年目 2位:笑福亭鶴瓶……27年目 3位:中居正広、香取慎吾……20年目 4位:草なぎ剛………19年目 5位:久本雅美……17年 6位:爆笑問題……14年目
5位の久本以外は、現在もレギュラーとして活躍中の面々だ。この年数イコール芸能界のトップで活躍し続けている年数と考えると、関根勤、鶴瓶、そしてSMAPの安定感はスゴイ!
また、数々の名物コーナーが誕生したのも『いいとも!』ならでは。では、もっとも長く続いたコーナーは何か?(テレフォンショッキングを除く) それは、「タモリ・さんまの雑談コーナー」だ。
コーナー名の変更を繰り返しながら、1984年から1995年まで12年も続いた。その名の通り、ステージ上に小さなテーブルが置かれただけのシンプルなセットで、ふたりがただ話をするだけの内容。貴重なプライベート話が聞けることから人気コーナーとなったが、生放送の雑談で、12年間も視聴率を取り続けることができる話術を持った芸能人なんて、このふたり以外にはいないだろう。
最後にもう一度、このコーナーを観たい人も多いのでは?
(取材/short cut[岡本温子、山本絵理])