19日、都内で映画『MONSTERZ モンスターズ』の完成報告イベントが行なわれ、出演する藤原竜也、山田孝之、石原さとみと中田秀夫監督が登壇した。
本作は眼差しだけで全ての人間を操る力を持つ男(藤原)と、その能力が唯一通じない男(山田)のバトルを描くサスペンス・アクション・エンターテイメント。
4人が登場すると、集まった700人のファンから大歓声があがり、その熱気に出演者も驚いた様子。山田は「みなさん写真とってますけど、後でひとり500円、動画は10秒5千円ですので気をつけてください」とジョークをとばし、会場をさらに盛り上げた。
撮影の苦労話について、眼で操る役どころの藤原は「僕は眼しか映ってない。1日30カットくらい目を撮って、大変なシーンは山田くんに任せて帰っちゃった。世界の格闘家の川尻達也さんと戦ったり、僕に操られた千人と戦ったり、山田孝之なくしては成立しない映画」と共演者をねぎらった。
これに対して山田は「アクションや暑い夏の撮影も大変だったが、本番に入るときに気持ちを作ったのに、いざスタートがかかるまでの監督の状況説明が長く、集中力がどんどん無くなってスタートのときには2%位になっていた」とぼやいて、笑いを誘った。
そして、ふたりに翻弄されるヒロイン役の石原さとみが、「私は操られているので、ツバをのみこんだり鼻をぴくって動かしてもいけないし、まばたきもできず、なかなか目が乾く撮影でした」と苦労話を明かすと、
中田監督が「さとみちゃんが操られてるとき、アップになるんですけど、黒目が寄るのがかわいくて、かわいくて。ホントに取り出して食べちゃいたいくらいでした」とデレっと回想。その答えに石原は「ええーっ? そこですかー?」と驚きながら照れ笑い。
中田作品は『貞子3D』に続き2作目となる石原。監督の印象について「本番はいつも鉢巻みたいなタオルをおでこに巻いて気合いを入れるけど、カットがかかると優しくてやわらかい。プーさんみたいな人」とニッコリと“お返し”していた。
『MONSTERZ モンスターズ』は5月30日~新宿ピカデリー他、全国ロードショー公開予定 【http://wwws.warnerbros.co.jp/monsterz-movie/】