AKB48が江崎グリコ『パピコ』の春キャンペーンと連動して、30歳以上の新メンバーを募集した「大人AKB48」。17日、その新メンバーが37歳で2児の母、塚本まり子さんに決定したことが発表された。
オーディションに参加したのは、30歳から82歳(!)までの5066人。最終オーディションには元モーニング娘。の市井紗耶香、AKBモノマネでおなじみのキンタローらが残り、誰が新メンバーになるのか注目を集めていた。塚本さんが選ばれた理由は、大人でありながら一生懸命で初々しいところが、AKB48とパピコのイメージに一致したのだそう。
塚本さんがステージのセンターに登場すると、発表会に出席していた渡辺麻友は、その美しさに絶句。ひと言「まゆゆです」と自己紹介するのが精一杯だった。
島崎遥香も、「私は引き立て役に回ります」とその美しさを絶賛。また、父親と塚本さんが37歳で同じ年齢だという小嶋真子は、「自慢のお母さんでうらやましい」とコメントした。
塚本さんは集まった100名近い報道陣を前に、「涙が出そう。夢の中にいるようです」と緊張気味。子供はまだ小さく、メンバーに選ばれたことをわかっていないらしく、「テレビを見て、ママってわかるかな?」とテレビカメラに向かって子供に呼びかけた。そして、これからAKB48メンバーとしてレッスンが始まるということで、「主人の協力を得ながら頑張っていきたい」と意気込んだ。
現在のAKBメンバーには無い、自身の魅力について聞かれると、「年の功ですよね。芸能界としては先輩ですけど、生きてきた日数とか、学んだ数も違うと思うので……」と自己分析した塚本さん。
AKB48と言えば、数万人のファンが集まる握手会だが、まゆゆは「お綺麗でファンの方も来てくださると思う」と太鼓判。ぱるるは「私は苦手なので……(苦笑)。私より人気になるんじゃないかな。笑顔でニコニコしてらっしゃるので」と早くも白旗だった。
最後にまゆゆが、「今日からガラリと生活が変わってしまうと思うんですけど、全力でサポートしていきますし、私たちもステキな大人になるための心得を学んで、お互いが成長できるAKBになれたら」とバックアップを約束。同時に、新メンバーとしての成長を期待した。
今後の塚本さんの活動は、まず5月14日よりオンエアされる『パピコ』の新CMにセンターとして出演する予定だ。
(取材・文/関根弘康、撮影/佐賀章広)