7月からフリーになる馬場典子アナ。マルチプレイヤーとして引く手あまたになりそう

日本テレビの馬場典子アナが6月末をもって退社し、フリーになることが発表された。

馬場アナは1997年入社で、4月から女子アナ生活18年目を迎えたばかりだった。突然の退社。その理由として、本人は「伝え手として表現者として新たな挑戦をしていきたいという思いが膨らみ、決意に至りました」と公式発表している。

「あの一件以降、アナウンス部で居心地が悪かったのは間違いない」

そう話すのは同局のベテラン局員だ。“あの一件”というのは、2年前に週刊誌が報じた横領疑惑のこと……。

「特に業務上のことではなかったのでおとがめなしでしたが、彼女の局アナ人生にとってはターニングポイントになった。というのも、うちのアナウンス部は、疑惑の真偽がどうであれ、そうした報道が出てしまったこと自体を毛嫌いする体質なんです。結局、会社員として出世の道は閉ざされてしまったに等しい」

気になるフリー転向後の仕事だが、とりあえず現在の担当番組をそのまま引き継ぐ予定だとか。

「番組のキャスティング権を握っているのは制作サイド。たとえアナウンス部の横やりがあったとしても、しばらくは仕事に困らないはず」(前出・局員)

女子アナ評論家の戸部哲也氏も今後の活躍に太鼓判を押す。

「報道番組はもちろん、バラエティ番組においても自虐ネタで笑いを取るなど、芸人との相性もいい。彼女はなんでもこなせるマルチプレーヤーなので、他局からも引く手あまたでしょう」

フリー転向はむしろ遅すぎたくらい?

●馬場典子(ばば・のりこ)1974年4月27日生まれ、東京都出身。早稲田大学商学部卒業。女子学院高校では、元NHKの膳場貴子アナ、コラムニストの辛酸なめ子が同級生だった。1997年、日本テレビ入社。現在の主な担当番組は『火曜サプライズ』