5月12日発売の『週刊プレイボーイ21号』のブックインブック(綴じ込みグラビア)に登場しているSKE48の大場美奈。
島崎遥香や横山由依と同じAKB48の9期生としてデビューした大場は、昨年よりSKE48との兼任メンバーとして活動を開始し、先月末よりSKE48チームKIIに完全移籍。さらに5月21日に発売されるAKB48の36枚目のシングル『ラブラドール・レトリバー』で初選抜入りを果たした。
今、48グループで勢いあるメンバーのひとりとなった大場を直撃!
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――初選抜おめでとうございます! どうですか、お気持ちは?
「めっちゃうれしいですね。なんかギリギリ滑り込んだというか(笑)。AKB48として最後に選抜に入れました。(市川)美織ちゃんとふたりで初選抜で、兼任を一年間頑張ってよかったねって、お互いに喜びました」
――グアムでのミュージックビデオの撮影はどうでした?
「着いた日はダンスのフリ入れで、あまり実感なかったんですけど、次の日に海辺で撮影してる時に、『あっ、これ見たことある!』と(笑)」
――それファン目線じゃないですか(笑)。
「大人数で水着で踊って、これが選抜なんだなと。あとドラマシーンで私と美織ちゃんの撮影があって、出られないコもいるなかで選んでもらえたのがすごくうれしかったです」
――大場さんはSKE、市川さんはNMB。AKBとの兼任メンバーとして頑張ったご褒美かもしれないですね。ということはその時点ではまだSKEへの移籍が決まってなかった?
「はい。組閣発表の前の日はSKEで歌番組の収録で、でも空気が重いんですよ。どよーんと(笑)。みんなどうなるんだろうって。私もSKEに来て1年経つし、そろそろ兼任解除かなと。これで最後かもしれないって、みんなとめっちゃ写真を撮りました」
SKEのたかみな、優子になりたい!
――それがまさかのSKE48完全移籍となりました。
「AKB48のチームAから順番に呼ばれて、K、Bと呼ばれなかったんですよ。そしてチーム4でも呼ばれなくて、美織ちゃんとふたりで『これあれじゃん。うちらはあれじゃん』って言い合って(笑)」
――移籍かもしれないと。そしてチームKIIで呼ばれました。
「あっ、呼ばれたって。そうかと。終わった後はNMBに移籍する梅田(彩佳)さんと美織ちゃんと真面目な話をしました。通りかかるメンバーが『えっ!?』みたいな感じでくるんですけど、応える余裕もなくて……。その後もどうしたらいいんだろうと、ずっと考えていましたね。で、発表されて2日目ぐらいに総支配人の(茅野)しのぶさんにメールで相談したんですよ。そしたら泣いちゃって……。それですっきりして気持ちを切り替えられたんです」
――どんな返事が返ってきたんですか?
「今の大場はもっと名前を売っていったほうがいいって。今、SKEでは選抜だし、専任になったほうがもっとチャンスが広がるみたいな内容でしたね」
――実際、SKE48に入ってどうですか?
「今は時間があればSKEのことについてメンバーと語り合ってますね。兼任のころは正直、選抜だけど何も言わずそのまま終わろうとしてたんです。でもSKEになるからには、SKEにとって必要不可欠な、AKBでいうたかみな(高橋みなみ)さんとか、(大島)優子さんみたいな存在になりたいと思っています」
――意識が変わりましたね。
「SKEに捧げるから。だからこそSKEがもっと上に行ってほしいし」
――SKE48に魂を捧げる覚悟はできていると!
「全然出来てますよ! だから、すごい逆にあせっちゃって、早く結果を出したい。でも今、現状でできることも頑張ってやっていかないといけないし。私、コンサートでも意見を言うようになったんです。今まで絶対に言わなかったのに」
今はSKEのこれからを考えて、めっちゃ楽しい!
――何を言ったんですか?
「リハでテキパキ動こうって。さいたまスーパーアリーナのコンサートのリハが1日で終わらなかったんですよ。覚えることが多いのもあったんですけど、移動するのが遅いコがいたりして。だからその日の最後にみんなの前で、ちゃんとリハをした状態でコンサートをむかえたいから、リハの時はテキパキ動こうと言いました」
――自分から意見を出して、引っ張っていく気持ちも出てきましたね。
「でもひとりで引っ張るわけじゃないし。他にもみんながいて、みんなと一緒に引っ張ろうって思ってるからこそ、これだけ熱くなれるのかな」
――そんなみんなとSKEについて熱く語り合っていると。
「それまで、私はいつ48グループを出るんだろうとか考えていて。でもそういうことを考えていると気分が落ちるんです……。今はSKEのこれからのことを考えていて、ああしたい、こうしたほうがいい。めっちゃ楽しいです」
――そして6月には「AKB48 37thシングル選抜総選挙」があります。
「去年、SKEってすごかったですよね。だーすー(須田亜香里)とかあやちゃん(柴田阿弥)とか特に印象的だったし。やっぱり組閣をしても、変わっても『今年もSKE来てるじゃん』と思われたいですね」
――大場さん個人としてはどうですか?
「AKBで“神7”っていうじゃないですか。総選挙で上から7人。あれのSKEバージョンに入りたいなって。じゃないと来た意味がないといったらおかしいですかね(笑)」
――おおいに期待してます!
(取材・文/関根弘康 撮影/唐木貴央)