大分県出身の指原莉乃とユースケ・サンタマリア。監督いわく「日本が誇るテキトーなふたり」だそうだ

『勇者ヨシヒコ』シリーズ、『HK/変態仮面』などを手がけた奇才・福田雄一が脚本、監督を務める映画『薔薇色のブー子』が5月30日より公開。それに先駆け、ファンに向けた試写会が15日、都内で行なわれ、主演のHKT48・指原莉乃、福田監督のほか、出演者のユースケ・サンタマリア、鈴木福、田口トモロヲ、ムロツヨシらが舞台挨拶に登場した。

挨拶の冒頭、「もう映画を観た」と語った指原に対し、福田監督は「本当に見たのか?」と厳しいツッコミ。実は、ふだんから映画をあまり観ないという指原。かつて、自分が出演した映画すら観ずに舞台挨拶に出ていた過去があり、いきなりバラされてしまったというわけだ。

しかし今回は、親と一緒にちゃんと観たそうで、「喜んでいた」とコメント。すると突然ユースケが、指原の親から「このたびは申し訳ありませんでした」と泣きながら自分のところに電話があったと衝撃の告白をした。

騒然とする会場だったが、すぐにウソとばれる。ユースケと指原が同じ大分出身であることから、「日本が誇るテキトーなふたり。大分ってこんなところなのか……」と嘆く福田監督だった。

映画のオススメについて聞かれた福田監督は、「(指原のことを)普段はブスだねと言ってるのに、今回は全編、可愛かった」と絶賛。そして「僕らが小学生のころによくやっていたアイドル映画を作りたいと思っていた。日本でナンバーワンのアイドルに出ていただけて、素晴らしい役者さんに助けていただいて、理想的なアイドル映画を作ることができた」と、出演者に感謝の言葉を述べた。

するとユースケは、「さっしーが、ただひたすらヒドイ目にあう。それだけの映画なんですよ」とバッサリ。「普通だったら、やりすぎじゃないか、かわいそうだよってなるところ。でも、『もっとやれ! もっと強くやれ!』と、死ぬギリギリぐらいまでやっていいんじゃないかと思えるコはいないですよ!」と、独特の表現で指原を評価した。

最後に指原が、「私が観てきた映画のなかでいちばん面白いです。ただ生涯で4本ぐらいしか映画を見たことないです。でもそのなかでナンバーワン。かなりすごいことだと思います」と、彼女なりの基準で映画をPRしていた。

(取材・文・撮影/関根弘康)