佐藤が「みんな死なずに生き残れるのか、撮りきれるのか」というほどハードな撮影だったそう

5日、東京・六本木ヒルズアリーナで、映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』の完成披露レッドカーペットイベントが開催された。

同作は漫画家・和月伸宏の人気作『るろうに剣心 ―明治剣客浪漫譚―』を原作に2012年公開された『るろうに剣心』の完結編。前作は初登場1位を獲得、興行収入30.1億円を記録し、大ヒット作となった。

この日、登場したのは、主人公・緋村剣心役の佐藤健神谷薫役の武井咲をはじめ、藤原竜也伊勢谷友介青木崇高神木隆之介蒼井優江口洋介ら出演陣と、大友啓史監督。到着した車から降りると、雨の中、駆けつけた大勢の観客から大歓声があがった。

決して長くはないレッドカーペット。しかし、佐藤らはファンからのサインや握手に応えながら、約40分もの時間をかけカーペット上を歩いた。そのファンサービスに観客たちは感動。笑顔や歓声が止まず、中には涙を浮かべる者も。

檀上に上がった佐藤らは、それぞれ撮影や映画の感想を発表。佐藤は「ヤバイっすよ! ヤバイ、もう大友さん、ついにやっちゃったなって感じです。これは事件になるくらいだと思います」と作品の完成度を絶賛。

ヒロイン役の武井は「今回は(佐藤と)一緒にいる時間が少なかったので、離れている時間が多かったんですよね。なので、寂しかったですね」と告白。思わず乙女心を漏らした武井に周りや観客は「ひゅ~ひゅ~」「きゃー!」と大騒ぎ。さらに、その発言をさらっと受け流し、「藤原さんはいかがですか?」と聞いた司会者に、会場全体から笑いが溢れた。

武井の告白に口を結んで照れ笑いをしていた佐藤も、司会者のスルーぶりには笑顔に

また、妖艶な美女・高荷恵役を演じた蒼井も「私は参加した期間自体はそんなに長くなかったんですけど」と寂しげに語りながらも、前作とほぼ同じ出演者や撮影スタッフと作品が作れたことに「とてもいい組になったと思うので、そのメンバーの中に少しでも入れていたことが幸せでした」と参加した喜びを語った。

イベントの最後では「あーだこーだ言ってハードルを上げるのはあまり好きではないんですが」という佐藤が「日本の映画の歴史が変わる瞬間をぜひ劇場でごらんください」と強烈な宣言。登場した際と同じくらいの大熱狂で幕を閉じた。

「京都大火編」は8月1日に、「伝説の最期編」は9月13日に公開。後編公開初日までの100日間、俳優の長尾卓也が「“るろう人を探せ!”全国横断キャンペーンPart2」でPRする。また、「ジャンプSQ.」では8月号より、映画完成を記念して、映画で敵役の志々雄真実を主人公としたスピンオフ作品『炎を総べる ―るろうに剣心・裏幕―』前後編が掲載される。

■映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』http://wwws.warnerbros.co.jp/rurouni-kenshin/index.html?oro=mile

■『ジャンプSQ.』http://jumpsq.shueisha.co.jp/contents/sp_rurounikenshin/