℃-uteと一緒に記念撮影した「SPH mellmuse」。来場者による投票と、審査員らの評価によって優勝が決定した

9日、都内で大学対抗の女子大生アイドル日本一を決める「UNIDOL(ユニドル) 2014 Summer」の決勝戦が開催された。

「ユニドル」とは「University Idol」の略で、大学に在籍する“現役女子大学生”たちが、衣装やダンスなどのパフォーマンスでアイドル性を競うコンテスト。「アイドル文化の進化に貢献する」をテーマに2012年に始まり、今回で4回目。毎年規模を拡大し、今年は関東、関西で予選を行ない、これまでで最多の28チームが参加した。

この決勝戦では、吉川友とお笑いコンビのサミットクラブがMCを務め、当日の敗者復活戦を勝ち抜いた3チームを加えた全12チームが出場。ももいろクローバーZとその姉妹アイドルの曲だけでセットリストを組んだ「チームえびくろ」(法政大学)やMCでミニコントを披露した「Cotton Candy」(京都女子大学)など、個性豊かな面々が会場を盛り上げた。

優勝した「SPH mellmuse」には賞金15万円が進呈された。スタジオ代や衣装代として使うそう

見事、グランプリに輝いたのは上智大学の「SPH mellmuse」。前回、前々回と2位に終わり、今回は「よくても3位だろうと思っていた」という同チームは名前を呼ばれるや、お互いに抱き合って泣き崩れるほど、大喜び。

「留学生も多く、言葉の壁があってフリを合わせるのも大変でした。まだ連覇したチームはいないので、次回の大会でも優勝を狙いたいです」

と、メンバーは次回への意気込みを表した。

シークレットゲストに℃-uteが登場!

登場した途端、観客は前方に押し寄せ大騒ぎ

またイベントではシークレットゲストとして、℃-uteも登場。会場中に歓喜と驚きの絶叫が響くなか、今月16日にリリースする「The Power」と「悲しきヘブン (Single Version)」など5曲を歌い、その圧倒的なパフォーマンスで会場をヒートアップさせた。しかし、楽屋で決勝戦の様子を見ていたメンバーたちは、

「ハロープロジェクトの最近の曲とかも踊ってもらったり、すごく嬉しかった。℃-uteでもあんなにずっと踊ることはできない。ダンスも激しいし、私たちも負けてられないと思いました」(岡井千聖[ちさと])

と、そのレベルの高さに驚愕(きょうがく)。アマチュアながらにレベルの高いダンスを踊る女子大生たちに感銘を受けていたようだ。

最後に、次回大会の開催決定も発表。吉川は「来年も、ぜひ司会をやりたいなと。そのときはソロアイドル『吉川友』でCDも出しているので、私の曲も踊っていただきたいなと思っています」とイベントを締めくくった。

「UNIDOL 2014 Winter」は12月13日(土)に予選をshibuya duo MUSIC EXCHANGEで、本戦を2月12日(木)にZepp DiverCityで開催する。

(撮影/高橋定敬)