「ダメよ~、ダメ、ダメ!」のフレーズで大ブレイク中! 2014年の流行語大賞との呼び声も高い、日本エレキテル連合の中野聡子さんと橋本小雪さんに直撃インタビュー!
■朱美ちゃん以外のキャラが100種類ある?
―いやぁ~、今やすごい人気ですよね。
中野聡子(細貝さん。以下、中野)ありがとうございます。
―なんでこんなに人気が出たんだと思いますか?
中野 私たちもよくわからないんですけど、子供たちには「ダメよ~、ダメ、ダメ!」というフレーズがウケて、大人の男性には下ネタがウケて、若い女のコたちには、女ふたりでやっているところがウケたみたいです。
橋本小雪(朱美ちゃん。以下、橋本) 宝塚的に見てくれているみたいなんですよ。
中野 あとは、朱美ちゃんと細貝さんがゆるキャラ的に好きだって言ってくれる人もいます。
―「朱美ちゃんと細貝さん」は、かなりインパクトのあるキャラですもんね。でも、最近はだいぶ飽きられてきてるような…一発屋で終わるんじゃないかともいわれてますが。
中野 朱美ちゃんと細貝さんだけだったら確実に終わると思います。来年の半ばまでもつかどうか…。だからほかのキャラをやるために、自分たちの単独ライブでは朱美ちゃんと細貝さんを殺したんですよ!
―えっ!?
橋本 爆死させました。
実は朱美ちゃんは大人用のドールです
―ふたりを殺しちゃ、ダメよ~、ダメ、ダメぇ~!
中野 ………。でも、これは自分たちへの戒(いまし)めなんです。
―そうだったんですか。では、心からご冥福をお祈りします。ちなみに、細貝さんはおいくつだったんですか?
中野 76歳です。
―お仕事は何をされていたんですか?
中野 鉄道マンでした。ローカル線に乗っていたと聞いたことがあります。大江戸線を掘ったとも言ってました……。
―へぇ~。結婚はされていたんですか?
中野 いや、ずっと独身です。だから今は、天国で朱美ちゃんとふたりで楽しくやっているはずです。細貝さんは朱美ちゃんひと筋でしたから……。
橋本 大好きだったんです。
中野 今の朱美ちゃんの前に1号と2号がいたんですが、いろいろと不具合があったりして返品したんです。
橋本 朱美ちゃんの股間にはオナホールが入ってるんですよ。交換とかも大変で……。
―あ、朱美ちゃんはアンドロイドですもんね。
中野 いや、本当は大人用のドールなんですけど、テレビではアンドロイドっていうことになってます。
100種類以上のキャラを持ってます
―でも、朱美ちゃんと細貝さんが死んじゃったら、これからどんなキャラをやるんですか?
中野 私たち100種類以上のキャラを持ってますから、オファーに合わせてやっていきます。
橋本 例えば、ヤンキーカップルの「ケンとクミ」とか。
中野 ケンとクミは大阪でたこ焼き屋さんをやってたんですけど、消費者金融に借金があって、今逃げてるんです。
―へぇ~。どのあたりに逃げてるんですか?
中野 名古屋とか大阪をぐるぐる回ってます……たぶん。
橋本 逃げてるんで、居場所は教えられないんですよ。
―まあ、そうでしょうね。
中野 ほかには、OLの「都美子(とみこ)と比呂美(ひろみ)」もあります。
―どんな会社のOLさんなんですか?
中野 ええと……総合商社の経理部と総務部ですね。比呂美はトイレットペーパーを取り換えたりしているので。
橋本 比呂美はトイレットペーパーのダブルとシングルを間違えて発注して怒られたことがありました。
中野 新しいキャラだったら「イケメンホスト」のユキヤと先輩のシャンパンコールのネタがあります。これは下ネタじゃないので、テレビでやりやすいんですよ。
*明日配信予定の中編に続く!
(取材・文/村上隆保 撮影/村上庄吾 協力/コンテンツリーグ)
■日本エレキテル連合 2008年にコンビ結成。関西を中心に活動するが、2010年に東京に進出。爆笑問題がいる芸能事務所タイタンに所属。2014年、「ダメよ~、ダメ、ダメ!」のフレーズで大ブレイクした
●中野聡子(なかの・そうこ) 1983年11月12日生まれ、愛媛県出身。特技は日本画。趣味はコントで使う衣装や小道具を集めること。ネタ作り担当。細貝さん、クミ、都美子などを演じている
●橋本小雪(はしもと・こゆき) 1984年11月13日生まれ、兵庫県出身。特技は中野聡子の世話。趣味はなぜかカフェ巡り。ネタ作り以外担当。朱美ちゃん、ケン、比呂美などを演じている
■週刊プレイボーイ43号「日本エレキテル連合インタビュー」より