これからは女優として活動することを発表した奥仲麻琴

奥仲麻琴(20)が、いま新たに旅立とうとしている!

2009年より、ガールズロックユニットPASSPO☆のメンバーとして活動してきた彼女だが、9月28日のライブ中、来年2015年1月1日のツアーファイナルをもって卒業、アイドルから女優として活動することを発表した。

仮面ライダーウィザード(2012)ではヒロインを演じ、その初々しい演技が支持され、すでに女優としても期待される存在。今月末からは舞台『ダンガンロンパ THE STAGE ~希望の学園と絶望の高校生~』(10月29日~日本青年館)にNMB48の藤江れいな、AKB48の石田晴香らとともに出演、早くも話題を呼んでいる。

そうした新しい道への決意の現れか。最新号の『週刊プレイボーイ』44号では、かつてないほど大人っぽいグラビアに挑戦。気怠(けだる)い雰囲気の中、しっとりとした表情を魅せ、ファンを驚かせている。

なぜ今、卒業を決意したのか。そして今後は…。気になる彼女の現在(いま)に迫った!

* * *

奥仲 (食い入るように週プレのグラビアを見て)うわ?、大人っぽいなぁ。しっとりしてるっていうか。

―まさに、しっとり! 最高ですよ。表情もいつもの可愛らしい感じとまた違って、気怠い感じが色っぽくていいなと。

奥仲 ありがとうございます。今回は笑顔も控えめにして、雰囲気を変えてみたっていうか(笑)。衣装も落ち着いた色合いで気に入ってるし、最近、撮っていただいたグラビアの中で一番好きですね。

―それは嬉しいお言葉! 普段、こんな大人っぽく撮られることはないんだ?

奥仲 それが……ないんです。私、グラビアを始めた頃は高校生ってこともあって、制服を着ることが多くて。卒業して最近やっと着なくなったんですけど(笑)、それでもアイドルっぽく撮られることがどうしても多くて。

―顔立ちもあどけないし、愛らしいイメージだもんね。

奥仲 でも、もっと違う自分を見せたいって気持ちはあるし、あと……来年の1月でアイドルを卒業するので、こうして別の表情を見てもらえる機会を作ってもらえたのはありがたいなって。

泣かされた撮影現場で開眼!

20歳を過ぎ大人っぽさを増した奥仲真琴

―ライブで、いきなりPASSPO☆を卒業して女優への道へ進むって宣言して。会場のファンもすごくビックリしてたけど。以前からもう考えてたの?

奥仲 はい。昨年まで『仮面ライダーウィザード』に出演させていただいてたんですけど、それが大きくて、女優の道に進みたいって思うようになったんです。でもなかなか卒業の決断ができなくて。

―やっぱりファンとかメンバーとか…。

奥仲 そうですね。どちらもいつも温かかったし。特にメンバーには『仮面ライダー』の撮影で、なかなかリハに参加できない時も助けてもらって。一緒にいることのありがたさを感じちゃって。でもそこに甘えちゃいけないし、女優になりたい思いも強くなって。

―でもそれまで芝居は未経験でしょ。しかも『仮面ライダー』って日本を代表するシリーズだし、相当、大変だったんでは?

奥仲 現場ではずっと泣いてました(苦笑)。プレッシャーもあるし、普通のお芝居だけじゃなく、受け身とか激しい動きのシーンも多いから、なかなか慣れないのもあって。

―だからこそ、強くなれたし刺激にも?

奥仲 そうなんです! 現場にベテランのカメラマンさんがいて、バミリ(立ち位置を決めるテープ)からズレて演技するとものすごく怒られるんです。で、「おまえは下手だ!」とか「帰れ!」とか、みんなの前でいつも怒鳴られちゃって。

でも最後の撮影でその方から「おまえ、変わったな~」って初めて褒(ほ)めてもらえたんです。それにグッときたり……そういう経験をたくさんしてたら、もっとお芝居がうまくなりたい、女優としてやっていきたいって意欲が湧いてきたんです。

奥仲真琴のこれからとは?

振り向く彼女の表情に思わずドキッと……

―じゃあ『ライダー』終了以降、その気持ちを持ったままちょっと悶々として。

奥仲 はい。で、もう20歳を過ぎたし、いつまでもずるずるしてちゃダメだなって。以前、相談したこともあったんですけど、今回のツアー前にマネージャーさんに改めてお話しました。

―ご両親も驚いてたんじゃない?

奥仲 私、末っ子だし、今まで自分で自分のことを決められず、誰かに背中を押されたままきたんです。でも今回、初めて自分で自分の人生を決めました。もちろん、この決断がよかったのかはまだわからないですけど、今は違うステージで自分を試してみたいなって。

―すごくスッキリしてる感じだね。今後はどんな役をやってみたい?

奥仲 できるなら、ブッ飛んだ役。多重人格者とか面白そうですよね。あと、ものすごい悪者の役とか(笑)。

―これまでとは随分違うからイメージ湧かないな(笑)。だからこそ面白いのかもね。

奥仲 今は幅を狭めたくないっていうか。いろんな役を積み重ねて、そのうちこの役は奥仲麻琴しかいない!って、みんなに思われる個性的な女優さんになりたいですね。

―でも、PASSPO☆のファンは寂しくなるな~。

奥仲 まだ終わったわけじゃないんで(笑)。いまはとにかくツアーを頑張って、PASPPO☆の“まこっちゃん”でいられる一秒一秒を大切にしたいですね。

―今度グラビアに出てもらうときは、ますます成長してるね!

奥仲 そうなってたらいいですね。新しい自分を見てもらえて、また喜んでもらえたらいいなと思います!

(取材/大野智己 撮影/桑嶋智輝)

●奥仲麻琴(おくなか・まこと)1993年11月18日生まれ 埼玉県出身血液型=B型 ニックネーム=まこっちゃん○ガールズロックユニット・PASSPO☆のピンク担当。12月10日(水)にグループ結成5周年を記念したベストアルバム「TRACKS」が発売予定。来年1月1日には東京ドームシティホールにて『結成5周年 カウントUPツアー』ファイナルを開催。舞台『ダンガンロンパTHE STAGE~希望の学園と絶望の高校生』(10月29日~11月3日、日本青年館大ホール)に出演。最新情報は公式ブログをチェック!【http://ameblo.jp/11181029/

電子写真集『まこっちゃん、ちょっとだけ、せつない。』配信中。【http://shupure-net.shueisha.co.jp/extra/#231okunaka_makoto

■発売中の週刊プレイボーイ44号では奥仲麻琴ちゃんのグラビアがご覧いただけます!【http://wpb.shueisha.co.jp/2014/10/19/37390/