橋本環奈、佐野ひなこら人気タレントをブレイク以前から発掘し、多数の人気読モを輩出し続けている女子中高生のカリスマ「日本ツインテール協会」主催のアイドルフェス、【日本ツインテールフェスティバル2014 Vol.1】が、11月22日(いいツインテールの日)に東京・品川のステラボールで開催された。
ステージには東北を拠点とするご当地アイドルの雄・【Dorothy Little Happy(ドロシーリトルハッピー)】や、筧美和子・おのののからが所属する大手芸能事務所・プラチナムプロダクション系列のユニットである【palet(パレット)】、そして日本ツインテール協会発の4人組【drop(ドロップ)】ら総勢14組が出演。集まった2000人以上の観客を魅了した。
このイベント、出演者は全員「髪型をツインテールにする」という、ある意味“らしい”?珍しいルールが。また、来場者も「ツインテールにしてくると入場無料(ただし女性に限る)」という、通常のアイドルフェスとは趣きが異なる点も特色。その狙いを日本ツインテール協会会長の古谷完氏に訊ねた。
「ツインテールって、二次元的なイメージだったりファッション寄りのイメージだったり、人によって様々なイメージを持っていると思うんですけど、すべてにいえるのは与え手から一方通行的に提供しているステレオタイプだったりするんです。フェスなどのイベントにも同じことがいえて、そういったものを取り払って演者(与え手)とファン(受け手)が双方向的にツインテールやイベントそのものを楽しむ……それが狙いです。
あと……大抵のアイドルユニットのなかには、少なくともひとりは『ツインテールキャラ』の女のコがいるんです。AKB48の渡辺麻友さんなんかは有名ですよね。『そうじゃないメンバーのツインテール姿を見たい!』という、ファンの願望を叶えたい。そんな意図もありました」
来年のアイドルシーンはズバリ?
「ツインテールで日本をもっと楽しく、もっと元気に」という壮大なテーマを掲げ、オンリーツインテールの写真集刊行や協会ホームページでのスナップ掲載など、多岐にわたる活動を仕掛け続ける日本ツインテール協会。主宰である古谷氏は、本職のファッションデザイナー業のかたわら、カメラマンとして全国の美少女やアイドルの撮影ロケを精力的に敢行してきたマルチクリエイターである。
そんな古谷氏に、来年以降のアイドルシーンの展望を問うと……、
「2014年をアイドルシーンから見ると、橋本環奈ちゃんの年だったといえるでしょう。2015年もこの傾向は続くと思います。要するに、『多数のアイドルよりも、究極にカワイイひとりのアイドル』という、ソロアイドル信奉への回帰です。まあ、環奈ちゃんはユニットに所属してるので、厳密にはソロアイドルではないかもしれませんが……」
ちなみに、今回開催された【日本ツインテールフェスティバル2014 Vol.1】はあくまでプロローグで、本番は来年2月2日(ツインテールの日)に開催予定の【日本ツインテールアワード】なるイベントだとか。次代のアイドルシーンに向け、準備は着々と進行中のようだ。
最後に、古谷氏にツインテールの魅力を訊ねると、即答で返ってきた。
「それは『恥じらい』です。30歳の女性がミニスカートを履いていても全然おかしなことはないですよね? でも30歳の女性に『ツインテールにして』というと、みんな『えーっ!?』って顔をする。そのときの顔の恥じらい、それこそがツインテールの最大の魅力です」
来たる2015年、橋本環奈を超える逸材が登場するのか、はたまたツインテールが世の中を席巻するのか、それとも……?
(撮影/関根和弘)
●日本ツインテール協会 TWIN TAIL ASSOCIATION JAPAN 「ツインテールで日本の女性を、いや、この国に暮らす人々すべての心をもっと美しく、もっと元気に、もっと楽しくすること」をコンセプトに、2012年2月2日(ツインテールの日)に発足。ツインテール美少女のスナップを紹介するウェブサイト『日本ツインテール化計画』の運営を活動の中心としながら、2012年11月には世界初のツインテール写真集となる『晴れのちツインテール』を刊行、2013年には初の写真展『日本ツインテール化計画』を六本木ヒルズにて開催。現在、日本中の美少女の水着スナップを撮影するグラビアページ「はじめまして、美少女。」を『週刊プレイボーイ』誌上で連載中。協会ホームページはこちら【http://twintail-japan.com/】。