オリジナル官能小説『今夜、いつものホテルで。』を『週刊プレイボーイ』に書き下ろしてくれた今野杏南

グラビアアイドル、今野杏南が発売中の『週刊プレイボーイ』49号で、なんとオリジナル官能小説を書き下ろし、さらにそれを本人自身が刺激度MAXな妄想グラビアとして披露、反響を呼んでいる。

2012年、グラビアアイドルの登竜門日テレジェニック2012に選出され、一躍ブレイク。雑誌などの表紙を総なめにする人気グラドルの彼女だが、今年5月に自ら執筆した官能小説撮られたいを突然発表。ドSのカメラマンがMキャラのグラドルを調教するというリアル過ぎるストーリーで大きな話題を巻き起こしたばかり。

今夜、いつものホテルで。』と題された今回の作品は、その前作とは一転、ドSなOLがドMな男性上司を熱烈に責める官能作品。同時掲載されたグラビアでは、今野は主人公のOLに扮し、156センチB86W59H83のグラマラスボディを惜しみなく晒(さら)し挑発。妄想をさらに暴走!させている。

最近は女優として映画クローバーやドラマなどにも出演、波に乗る今野杏南。官能小説への思いなどを直撃した。

*  *  *

―官能小説を書き下ろして、さらにグラビアで再現しちゃうって大胆すぎです。とってもエロかったし!

今野 ありがとうございます!

―昼間はドジなOLと厳格な上司が、夜になるとドSな女とドMな男になって性を貪(むさぼ)り合う…って話だけど、そもそも発想は?

今野 前作でMの女のコを書いたので、違うタイプの話を描きたかったのと、なんとなく週プレの読者は、女性にいじめられたい人が多いのかなと思って(笑)。

―お見通しですね(笑)。それにしても、かなりきわどい描写があるよね。〈彼のものを上下に舐め上げ、唾液でいっぱいの私の口内へ、今度は先端から思い切り喉の奥まで咥え込む〉とか。リアル過ぎない? かなり興奮したんですけど!

今野 うふふふ。

エロい表現を書くことへの抵抗は?

―しかも主人公の名前が「今野さん」って(笑)。ホントは実話なんじゃ?って。

今野 どうでしょう(笑)。私の実体験が混ざってる部分もあるのかもしれませんけど、あくまで小説として妄想して書きましたよ。

―その先にはさらにこんな描写が。〈咥えながら舌で彼の先端を舐めると、苦く塩っ辛い味が私の口の中に広がった〉……もう悶絶ですよ! 味なんて、体験してなきゃわからないでしょ?

今野 あははは。それは普段の女子会なんかで出てくる話なんですよ。今回はそれを思い出しながら書きましたね。

―ここまでエロい表現は自分で書いてて、恥ずかしくはならない(笑)?

今野 最初は抵抗ありましたよ。でも前作を書いた時、味もそうですけど、匂いとか声とか五感に訴えると効果的だって編集さんからアドバイスされたんです。だから、今はどんな表現でもいたって冷静に書いてますね。

―あと、女のコがSキャラだけあって……〈して欲しい時はそう言うように、と私が決めたことだった〉みたいに、男にいくつか約束させてたのが印象的で。

今野 それは、ふたりだけのルールを作ったっていうか。そのほうが興奮するでしょ。お互い、特別な関係を意識するわけだから。

―なるほどー。ただエロい描写だけじゃなく、男女の心理まで踏み込んでるんですね。ちなみに「今野さん」だけあって、主人公に自分を投影してるの?

今野 もちろん。でも自分はSよりM寄りかな。いじめるよりは、いじめられたいキャラなんで(笑)。

―あらためて聞くけど、官能小説を書くようになった理由は?

今野 前からサタミシュウさんとかの官能小説が好きで。それを知ったマネージャーさんに書いてみたらって勧められたんです。

今野先生の理想の初エッチとは?

―でも『撮られたい』って処女作でしょ。初めて官能小説を書いて、しかも単行本になるなんて!

今野 私、小学校の頃、漫画が大好きで少女漫画家になりたかったんです。その頃、エッチな漫画も描いてましたよ。

―それが下地になってるのかな。では、グラビアと官能小説で似てるところってある?

今野 妄想して表現するのが同じですね。小説はもちろん、グラビアでも、例えばベッドで撮影する時とか、こんなポーズをとれば男性は喜んでくれるかなって妄想するし(笑)。

―なるほど。じゃあ、ここで今野先生に「理想の初エッチ」を妄想してもらい、それを披露してもらえればと。

今野 えー、自分のですか?

―ガチでお願いします!

今野 やっぱり場所は……彼の家かな。家には何度か行ってるんですが、その日は少し気分が違ってて(笑)。それで一緒に恋愛映画を観るんです。それで夢中になってると、突然、彼が肩に腕を回してきて、キスをして。いちゃいちゃしてるうち、気持ちが盛り上がってきて。それで、『いい?』みたいな感じで。

―なんだか、また興奮してきた(笑)。でも、その妄想は案外、普通だよね。もっと激しいのがくるかと思いました。

今野 私自身は恋愛関係に対しては「どノーマル」ですよ。相手も例えば、お金持ちじゃなきゃイヤとか、イケメンがいいとかないし。

私はファンも恋愛対象になります

―ファンが聞いたら泣いて喜びそう!

今野 私、ファンの人も恋愛対象になりますから(笑)。イベントとかで、たまにタイプだなって思う人もいるし。

―な、なんて希望の持てる……ちなみにどんなタイプ?

今野 ちょっと太めで、毛深い人。これホントです(笑)。あと家庭的な雰囲気を持ってる優しそうな方とか好きですね。

―そんなこと言ったら本気で勘違いされちゃうよ。

今野 ですかねー。でも私、この仕事をする前から、勘違いさせるタイプってよく言われてて(笑)。イヤな目に遭ったことはないけど、昔から私を見て過剰に照れてる人が結構いましたね。

―小悪魔キャラだなー(笑)。普段から妄想をさせるのが得意なのかな。だから官能小説も自然に書けちゃうとか。

今野 なるほど。そうなのかも(笑)。

―では、官能小説家としては、今後どんな作品を?

今野 いや、自分からこれを書きたい!みたいなのは正直、まだないですね。声をかけていただけるならって。ただ、もともと少女漫画家になりたかったので、主人公の女のコが恋にときめくような作品は書いてみたい、かな。そして、そこにちゃんとエロを入れて読者に喜んでもらえればって思いますね。

(取材・文/大野智己 撮影/栗山秀作)

●今野杏南(こんの・あんな)1989年6月15日生まれ 神奈川県出身 身長156cm B86 W59 H83 血液型=A型○最新写真集『more』(ワニブックス)が発売中。映画『クローバー』(東宝)が公開中。そのほか、最新情報は公式ブログをチェック!【http://ameblo.jp/ab-anna06/

■電子写真集『今夜、23時にいつものホテルで。』配信中。 【http://shupure-net.shueisha.co.jp/extra/#246konno_anna