2014年、見事に再ブレイクを果たした坂上忍。2015年、その後を追い、ブレイクする可能性が高い人物は一体誰なのか?
2014年に発表された「再ブレイクしそうな芸人」(アイ・リサーチ。20代から30代の男性200人にアンケート調査)で1位となったのは、「オッパッピ~」の小島よしおだった。しかし、某バラエティ番組の構成作家が次のように語る。
「昨年末に業界内で『再ブレイクするのでは?』とささやかれていたのは、1位の小島よしおよりも2位の『なんでだろ~』のテツandトモなんですよ。最近はテレビに出ることは少なくなりましたが、地方営業は増えています。
昨年11月には1ヵ月で24ヵ所を回り、ブレイク中だった2003年8月の21を超えて最高記録を更新しているんです。こうした勢いは本人たちも自覚しているようで、トモ(ギターを弾くほう)は年末にあったロブスターの発売記念イベントで『来年(2015年)は紅白だ』と意気込んでいました」
そして、もうひとり話題になっているのが、振り付け師のラッキィ池田だ。
ラッキィ池田は、1980年代後半にアーノルド・シュワルツェネッガーがヤカンを持って踊るカップヌードルのCMの振り付けや、頭にゾウのじょうろをのせる奇抜なファッションがウケて大ブレイク。
「その後も多くのCMやアーティストなどに振り付けなどを行なっていましたが、昨年、アニメ『妖怪ウォッチ』のエンディングテーマ『ようかい体操第一』の振り付けをしたことで再注目されました。
そして今年は、お笑いコンビ、オードリーの春日俊彰が踊る肩こりや腰痛などに効くといわれる『カスカス体操』の振り付けでも話題になっています」(前出・構成作家)
ベテラン外国人タレントにブレイクの兆し?
さらに、お笑いに詳しい放送作家で芸能プロモーターの山中伊知郎(やまなかいちろう)氏に聞いてみた。
「まず、すごく気になるのが、昨年大ブレイクした坂上忍さんと同じ子役出身で、同じようにギャンブル好き、年齢も同じくらいの見栄晴(みえはる)くんですね。見栄晴くんは80年代に放送されていた『欽ちゃんのどこまでやるの!?』で、萩本家の長男として大ブレイクしました。
その後は、競馬番組なんかにちょこちょこ出ているんですけど、毒舌でもないし気の利いたこともまったく言えないし、芸能人としてのオーラが全然ない。坂上さんと似たようなプロフィールなのに、真逆なところがウケると思うんですよね。どうですか? ダメですか?
それならカタいところで、オスマン・サンコンさん。サンコンさんは『笑っていいとも!』の最終回で客席からいきなりステージに上がってきて、橋田壽賀子(すがこ)さんに向かってボケたりしていましたよね。すべってましたけど…。でも、自らステージに上がっていくということは、まだまだテレビに出たい気持ちがあるわけですよ。
ほかにもケント・ギルバートとかケント・デリカット、チャック・ウィルソンにビビアン・スーとか。昔、ブレイクした外国人タレントがまた復活すると思うんです。
今、バラエティ番組ではハーフ系タレントがブームですよね。ダレノガレ明美だったり、水沢アリーだったり…。そんなハーフ系タレントに対抗できるのは、ベテラン外国人タレント。
例えば、『Youは何しに日本へ?』(テレビ東京系)で、サンコンさんが日本に来た外国人相手にレポーターをやっていたら、何か違和感があって面白いと思いませんか。そういう需要が絶対にあるはずなんです」
テツandトモ、ラッキィ池田、見栄晴、サンコン…。今年、この中から坂上忍を超える人気者が現れるかも!?
(取材・文/村上隆保)
■週刊プレイボーイ5号(1月19日発売)「2015年、再ブレイクするのは、このヒト&モノだ!」より(本誌では、このほか松坂大輔や松浦亜弥、片岡安祐美ほか今年の再ブレイク予測を大特集!)