「A・B・C・D・E・Fカップ!!」――アイドル顔負けの攻めのパフォーマンスと、一度聞いたら忘れられないリスキーな名前を武器に噂が噂が呼んでいるのが、ぱいぱいでか美(23)だ。
DJや司会もこなし“歌って踊れるバンドウーマン”としてライブハウスを中心にインディーズで大活躍。川本真琴、大森靖子などバンド界の人気アーティストからBELLRING少女ハート、寺嶋由芙のような若手アイドルまで共作や共演も相次いでいるというから只者じゃない。
そんな彼女が、発売中の『週刊プレイボーイ』6号でいきなりの初水着グラビアを披露し、バランスボールやスク水といった定番ネタで大胆露出。いきなりその告知記事が週プレNEWSの人気ランキングでまさかの1位となり(http://wpb.shueisha.co.jp/2015/01/25/42396/)、ますます話題沸騰!
昨年は『有吉反省会』に単独出演するなどテレビ関係者からも注目される存在となり、ネット上でも支持を集める彼女の素顔に迫った。
* * *
―ホームページのプロフィールに“歌って踊れるバンドウーマン”とありますけど、それってアイドルとは違うんですか?
でか美 オケで歌うし自己紹介もするし、やることはアイドルとほぼ一緒なんですけど、若くないし自分をアイドルと呼ぶにはおこがましくて(笑)。昔、バンドをやっていたので、そう呼んでます。
―なんといってもインパクト大の「ぱいぱいでか美」って、個性的すぎる名前の由来は?
でか美 音楽サークルの先輩に軽いノリでつけられたんです。面白いし覚えやすいなと思ったんで使い出したら、ライブハウスで定着しちゃったんです。でも後々、リスキーな名前だなって実感しましたけど。
―かなり強烈というか、ツッコミどころすぎて…。
でか美 最近は減ったけど、ライブの対バンやそのファンには名前だけでドンビキされるし。しょっ中、芸人さんやセクシー女優さんに間違えられるし。ただの名前なんで、きゃりーぱみゅぱみゅみたいに気軽に呼んでほしいんですけどね(笑)。
お客さんに「ブラジャー」って言わせるのが楽しい?
―いや、それは無理かと(苦笑)。でも週プレとして言わせてもらうと、失礼ながら「ぱいぱいでか美」というほどには胸は…。
でか美 実はよく言われます。「筧美和子さんくらい大きくないと、でか美じゃないだろ!」みたいな。あとアメリカの巨乳ポルノ女優を想像して来たお客さんに「違う!」って言われたり。
―今回のグラビアを見れば、Fカップで形も見事だし十分過ぎではありますけどね。ちなみに、撮影のアイデアは自分で出したとか?
でか美 そうなんです。私、グラビアが昔から大好きで。引退しちゃったけど仲村みうさんとか、小池里奈さんは私にとって神だし。最近も倉持由香さんとか可愛いコのグラビアを見まくってます。なので、自分もバランスボールやスク水とか定番を前からやってみたかったんです。あと、例のプールも有名じゃないですか。それもリクエストしました。
―業界でも有名な例の…ですか。かなり細かいところまでついてきますね(苦笑)。で、そもそも、ぱいぱいさんが“歌って踊れるバンドウーマン”になったきっかけは?
でか美 小さい頃からハロプロと宇多田ヒカルさんが大好きで歌手になりたかったんです。東京に出てきてから大学の音楽サークルに入ってバンドを組んだんですけど、メンバーがパチンコにハマって解散しちゃったんでソロでやることになって。
ひとりでステージに立つとやっぱり動き回ったりしなきゃいけないんで、いろんなアイドルさんの動画を見て研究してますね。振り付けとか振る舞いとか。
―ライブは結構攻めてますよね。『A・B・C・D・E・Fカップ!』って自己紹介に始まって、『下着返せ』って曲では「ブラジャー!」なんてコールもあるし(笑)。あと、たまに水着でライブをやってたりも。
でか美 ちょっとエッチなほうが盛り上がりますしね。それにお客さんに「ブラジャー」って言わせるのって、すごく楽しいじゃないですか(笑)。
―でもちゃんと曲は女のコの恋愛をわりと赤裸々に歌っていて刺激的です。「彼氏じゃ物足りない」(『トキメキ蟻地獄』)とか「キスはルーチンでね」(『ノルマ3億年』)とか。
でか美 結構、ビッチの歌が多いんですけど、こんな名前のわりに実は私、恋愛にオクテで(笑)。ビッチにはなりたくてもなれないんです。だから頭の中で妄想してることを歌にして、欲求不満を解消してる感じですね。
名前以上に思い切ったことをまだまだやって…
―ちなみに趣味なんてあります?
でか美 ハロプロを応援することですね。ハロプロってアイドル界の伊勢丹みたいなもので、とにかく眩(まぶ)しくて。普段から仕事で稼いだお金のほぼすべてをつぎ込んでます!
―かなり本気ですね! 誰推しなんですか?
でか美 ベリ工のももち(Berryz工房・嗣永桃子)です。死ぬほど可愛いし、自分の中にある理想像に向かって妥協なく突き進む姿勢がまた素晴らしすぎて!
―当然、ライブやイベントにも…。
でか美 もちろん、行けるものは全部行ってます! 2月に生まれて初めて沖縄に行くんですけど、それもベリ工のツアーで行きます。お金がいくらあっても足りないですよ!
―それでは、最後にこれからやってみたいことは?
でか美 タレント活動をしたいです。昨年、『有吉反省会』に出させていただいたんですけど、もっともっとバラエティに出たいです。目標は『有吉くんの正直さんぽ』みたいな散歩番組で途中から合流することですね(笑)。
そのためにも、名前以上に思い切ったことをまだまだやって、さらにいろんな人に喜んでもらいたいと思います!
(取材・文/大野智己 撮影/樂満直城)
●ぱいぱいでか美 1991年5月3日生まれ。三重県出身。Fカップ。大学時代よりバンド活動を開始し、2013年より「歌って踊れるバンドウーマン」としてライブハウスを中心に活動中。2014年、大森靖子プロデュースによるシングル『PAINPU』とアルバム『レッツドリーム小学校』が話題に。趣味はハロプロを応援すること。ライブほか最新情報はツイッター【@paipaidekami】をチェック。
■電子写真集『彼女の名前はぱいぱいでか美』配信中。 【http://shupure-net.shueisha.co.jp/extra/#266pai_pai_dekami】