あの谷桃子が童貞男子にエッチないたずら――。
バラエティ番組などでタレントとして活躍する一方、いまだ衰えぬDカップのバストでグラビアの第一線に立つ谷桃子ことタニモモ。そんな彼女が初主役を演じた映画『鬼灯さん家のアネキ』(監督:今泉力哉)がブルーレイ&DVD発売中。
本作はもともと同名の人気4コマ漫画が原作(作:五十嵐藍)。タニモモ演じる血のつながらない姉・ハルと、母親を亡くした童貞高校生・吾朗(前野朋哉)の家族愛を描いた物語だが、その内容がすごい。
タニモモが、下着やバスタオル一枚の姿で前に出てきたり、裸エプロンになったりと、童貞である吾朗に体を張った数々のエッチないたずらを仕掛けているのだ。美人でナイスバディの義理の姉からセクシーないたずら…童貞でなくとも、妄想膨らむシチュエーション。男なら昂(たかぶ)ること間違いない!
しかし、その真意は…というわけで、男子に幸せを与えてくれたタニモモに直撃。
―今回の主演作、かなりエッチな場面がありましたね。最高でした。でも、映画の話がきて恥ずかしくはなかったんですか?
谷 最初、主役ということで素直に嬉しかったんですが、原作があるのでかなりプレッシャーでしたよ。漫画の方は知らなかったので、読み込んで。そしたら、かなりエッチな描写とかもあってドキドキしてました。
―ですよね。結構、ハードなものもありますし。
谷 原作をどこまで再現すればいいのか、いかにハルちゃんに近づけるかなって不安でした。でも、とっても楽しい感じになったのでよかったです!
―原作のハルに近づけるということで、実際どんなふうに演じようと?
谷 それは監督とも話したんけど、ハルは明るく元気で奔放ですよね。とにかくパワフルなので、そこは私に近いところがあるので、そのまま演じようと思いました。
―確かにバラエティで自由奔放にみえる谷さんを見ているような。では努力した部分は? 特にエッチなシーンで。
谷 原作のハルがすごいスタイルいいので、これは頑張んなきゃと思いましたね。普段の生活で爪先立ちで階段を上って、キックボクシングもやってました。結構、ハードに鍛えたので、腹筋がうっすら見えてる場面もありましたね。
やっぱ、横乳具合も大事ですよね?
―そこまで! でもスタイルというか体で一番気になった場面は、迷彩柄のエプロンを巻いてる…。
谷 あ~!! あのお尻素敵でしょ!! ホントに今までにないような露出なんですよ。グラビアでもお尻の割れ目は出したことなかったんですよ。ホントに初割れです。あはは。
―初割れ…って(苦笑)。でもほんと、すげぇ!って素直に驚きました。
谷 でも、あそこって背中のチャック全開で、高いところのモノを取るシーンなんですけど、自分でも工夫したんですよ。いかにお尻がキレイに見えるか、お尻のぷるるん感をいかに出せるかって。それで背伸びして踵(かかと)からトンって着くようにしたんですよ。すると、お尻がぷるんって…。
―そこまでとは…素晴らしい! ありがとうございます!
谷 家でひとりで練習してて、ぷるんってさせてました(笑)。裸エプロンのシーンもですよ。どうしたら胸が揺れるか、お皿を洗いながら自分の腕で両端を挟み込んでやってみたり、いろんな角度を研究しました。こうしたら男性は嬉しいんだろうなとか、もう妄想の世界です。いろんな人の顔を考えながら。
裸エプロンは永遠のテーマのように語り継がれているじゃないですか、でも実際、やった人って聞いたことがなかったので。どうなんですかね?
―いや、現実にはまだ見たことないので…。
谷 やっぱ、横からの角度、横乳具合は大事ですよね。プレミアム感が増しますよね?
―えっ、まぁ嬉しいですけど…(照)。
谷 あっ、こういうところなんですよね、私。相手のこと、聞きたくなって質問攻めにしちゃうんですよ。辱(はずかし)めたくなるというか。なんか照れる顔が見たいのかな(笑)。
自前の下着も初公開!
―ちょっとハルに近づきすぎじゃないですか!
谷 もともと、いたずら好きなんですよ(笑)。昔、バレンタインの時にわさびを混ぜたチョコレートを男の子にあげたりしました、アハハ。
―それはエグイなー。ホントにSっぽいんですね。
谷 あと、昔、好きな人といる時にトイレットペーパーにうんちのマークを書いてました。めっちゃ爆笑されて、予想通りのリアクションで嬉しかったです(笑)。でもセクシー系で攻めたのはこの作品の中でくらいかな。いつか、もしあればやってみたいです!
―お弁当を開けたら下着が入ってたり、普通はできないです(笑)。撮影でのいたずらは自分でもアイディア出したり?
谷 いえ、監督さんや演出家の方が考えてくれました。あっ、でも撮影で使う下着がハプニングでなくて、自分のリアルな下着を付けて出ているシーンがあるんですよ。ブルーグリーンみたいなのなんですけど、本編にも出ているので、ぜひ見てみてください~。
―それはすぐに探さなきゃ! では、自分でも実際にやってみたいいたずらは?
谷 さっきのお弁当下着ですね。あと、一瞬しか映ってないんですけど、冒頭でプリンを頭からぶっかけるシーンがあって、それはまたやりたい。「何するんだよ~!」みたいな顔が見たいんですよ(笑)。ちょっと怒ってるような、でもホントは嬉しいんでしょ?みたいな。
―ちょっとM心をくすぐられます! 吾郎役の前野さんは終始、にやついていましたが、童貞のにやにや顔って実際は引きませんか?
谷 かわいいな~って思っちゃいますよ。常に愛おしく思える存在が吾郎ちゃんでした。だって、まったく染まってないんですよ! 快感なんじゃないですかね、それを見てるのが。
―ちなみに、週プレNEWS編集部にも26歳・童貞がいるんですけど…。
谷 えっ、そうなんですか! 童貞枠なんかあるんだ、あはっはっ、超面白い! でも、その方に限らず、女性の接し方とか扱い方とか何か積極的にアドバイスしたいなと思います。なんか母性が強いとそうなんですよね。
昔は真逆のダメ女だった?
―童貞枠はないですが(苦笑)、是非うちにきてアドバイス願います! でも母性が強いタイプっていうより、話を伺うと、ただのS女のような…。
谷 違いますよ~。過去に付き合ってる人がいた時は、その人がパチンコ終わるまで車の中で6時間くらいず~~っと待ってたりしてましたもん。それを監督に話してたら「ダメ女だねぇ」って笑われましたけど。本当はアメとムチの使い分けができたら大丈夫なんでしょうね。
―アメばっかりで、作品と真逆ですね。映画の後半はちょっとシリアスになって、そんなキャラ行動の真相が明かされますけど、いたずらしてる時もそれは頭にあった?
谷 そうですね。それを考えながらです。ただ困らせたいわけではなくて、その背景に吾郎ちゃんを立ち直らせようっていうお互いの気持ちがあったので。登場人物がみんな不器用すぎるんですけど、でも最終的に思う気持ちは同じで。改めて誰かを思いたくなるような作品なので見てほしいです。
―ちゃんと気持ちは言葉にしないと、と思いますよね。
谷 そうです、そうです。でもいつからみんなそうなっちゃうんですかね。なんか30歳にもなると、自分の中に飲み込むものってありますよね。小さい頃は思ったことそのまま口に出してたのに。
―おお、急にマジメな表情に…。実際、失敗というか後悔したことあるんですか?
谷 たくさんありますよ。その時、言っておけばよかったとか、相手からの気持ちの変化も違ったかなとか。だから今は子供の頃のように、素直に伝えようと思ってバラエティとかもやってるんです。もちろん、恋愛もね。そしたら6時間も待ちませんから(笑)。
―確かに(笑)。今日はありがとうございました!
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(取材・文/週プレNEWS編集部 撮影/鈴木昭寿)