15年以上の人気を誇るホラーアドベンチャーゲーム『コープスパーティ』が初の実写映画化。
16日、主演を務める乃木坂46/AKB48兼任の生駒里奈が撮影現場となっている廃校で他の出演者らと囲み取材を行なった。
これが初主演映画となる生駒。まず、クランクインした感想を聞かれると「キャスト内で私が一番未経験者なので、どれがいいのか悪いのかもわからず、思った以上に難しくて…。でもチャレンジしてよかったなと思えたので、この作品をどんどんもっとよくしたい」と熱く語った。
その彼女の演技について、共演の池岡亮介は「すごい真っ直ぐな目をして芝居してくれる」。
実は、初めての顔合わせでは「緊張なさっていたのかずっと顔を赤らめていて、なかなか目も合わせてくれなかった(笑)」とのこと。それが「お芝居が入るとガラッと印象が変わりました」と驚きを覚えたそう。
また、山田雅史監督も「言ったことに対して素直に反応してくれるので、信頼して最後までいきたいと思います」と期待をよせた。
目を合わせなかったことについて、生駒は「こうやってひとりでやるのは初めてなので、人見知りを発動してしまいました…。でも今は慣れてきたと思います」。
では共演者とどんな会話をしているかというと、「(漫画の)ジャンプの話をしました! 今日は月曜日でジャンプがあると元気になるので!」と、男性の共演者も多い中、大好きと公言する漫画誌の話題をコミュニケーションツールに盛り上がっていることを明かした。
また、作品はホラーということでグロテスクなシーンも多いが、前日には腐乱死体につまずくシーンを撮影したというが…。
「すごく人形が怖くて…。人形に芋虫が乗っていて、ウゴウゴしてるんですよ! 怖いなと思ったんですけど、いざ見てみると案外いけました。作っている側で見ると、こういう風に作っているんだと発見があり楽しく(笑)。
それから、勝手なイメージで血のりは臭いのかなと思っていたんですけど、ちょっとだけ良い匂いがして。『あ、こんな感じなんだ』って嗅ぎながら演じていました」と余裕?で意外な発見も教えてくれた。
できなかった青春を送れている!
ちなみに彼女が演じる直美は、池岡演じる哲志に想いを寄せる役。リアル高校生活を恋愛禁止の乃木坂46に捧げたこともあり、「今まで考えたことがなかったので、できなかった青春をここで送れている」とニッコリ。
さらに、手をつなぐシーンの撮影があったことについて「握手会以外で、初めてレベルでつなぐので、男性と……。どうしようかと。はい」とドギマギしながら振り返った。
そして、週プレNEWSだけにもらえたコメントを紹介。怖がりキャラで知られる生駒にホラーは大丈夫か聞くと、「そこは大丈夫なんです! それより演技がうまくいくかのほうが怖いです(笑)。キャスティングミスにならないよう精一杯の努力をするのみです!」。
とのことで、気合は十分の様子。完成作が今から楽しみだ!
【ストーリー】 高校生活最後の文化祭も終わり、どこか寂しげな雰囲気の中、直美(生駒里奈)は幼なじみの哲志(池岡亮介)やクラスメイトたちと教室で文化祭の片付けをしていると、怪談好きの委員長あゆみ(前田希美)の提案で“ここにいるみんながずっと友達でいられる”とされるおまじない「幸せのサチコさん」をすることに。しかし、それは過去の陰惨な殺人事件により廃校となった、閉鎖された異空間『天神小学校』へと誘う呪いの儀式であった。果たして、呪われた校舎で閉じ込められた直美たちを待ち受ける運命とは…。(2015年年8月1日(土)公開予定。シネ・リーブル池袋ほか全国順次ロードショー。ニコニコ生放送でも同時公開)
(取材・文・撮影/関根弘康)