“最強の占い師”ゲッターズ飯田氏が、『週刊プレイボーイ』本誌連載中のコラム「ゲッターズ飯田の占い放浪記」で旬の話題を占ったところ…。
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3月3日は女の子の節句。5月5日は男の子の節句。それで、4月4日はオネエの節句だという人がいるみたいですね。
オネエの皆さんは本当に占いが好きな方が多くて、よく占わせてもらっています。ちょっと前にマツコ・デラックスさんを占わせてもらいました。この4月からレギュラー番組が週6日も放送されるんですって!? すごいですよね。
「でも、厄年だから健康には気をつけたほうがいいですよ」
僕がそう言うと、僕をにらんで、マツコさんは言いました。
「この体形でカラダに気をつけろなんて、占い師じゃなくても言えるわよ」
負けられません。
「屁理屈が好きですね」
マツコさんも負けません。
「屁理屈でここまできたのよ! 屁理屈以外、私には何もないのよ」
「いや、余計なことも言います」
「アンタ。それはテレビ見た感想でしょっ」
占いどおりの人でした(笑)。
「マイペース」という星が強いんです。45歳で運がいったん閉じて、45~50歳の間に財産を使い果たすと出ていました。その次の人生をどう選ばれるかが重要ですね。
男性のシンボルを「切る派」「切らない派」
ミッツ・マングローブさんも占わせてもらったことがあります。1975年4月10日生まれ。この生年月日は、髭男爵の山田さんとまったく同じ。ふたりに共通するのは「頑固」「ヘンタイ」「変わり者」「人と同じことをしたくない」という星。寂しがり屋なのに孤独が好きという矛盾したところがあるんです。
ふたりとも芸術の星がある。「女装するのも芸術のうち」という発想があるのかな。生年月日以外の要素で詳しく見ると、ミッツさんのほうがテレビのキャラとは反対に「物事がズバッと言えない」性格ですね。
オネエの方を占う時にいつも困るのは「男」で占ったほうがいいのか「女」で占ったほうがいいのかということ。どっちのほうが当たるんだろうなあ。同じ日に生まれても「男」か「女」かで違うので。
いわゆるオネエの方の中にも女装をしているだけの人と本当に男性のシンボルをちょん切ってしまっている人がいますよね。
例えば、はるな愛さん。あの人はおっちょこちょいで切っちゃったそうです。この間「またチ○コつけようかな?」っておっしゃってましたね(笑)。同じく切っちゃった人に、カルーセル麻紀さんがいますが、はるなさんとカルーセルさんを占ってみると、めっちゃ似てるんです。
ふたりとも、負けず嫌いで我が強い。メンタルは弱いんだけど、男性的な思い切りはある。だから切っちゃったのかなぁ~。本当はふたりとも長いものを持つと運気が上がる星があるのに…。
マツコさんとミッツさんの「切らない派」には、その思い切りの星がないんです。なるほどなあ。
KABA.ちゃんには「切っていい?」と相談されたことがあります。つけといたほうがいいとアドバイスしましたが、星的には「切る派」ですね。でも「思い切り度」は、カルーセルさんとはるなさんの真ん中くらい。「玉」だけ取られたそうですが、さてどうなるか。
●ゲッターズ飯田 1999年よりお笑いコンビ「ゲッターズ」として活動。コンビ解散後は放送作家、タレント、占い師として幅広い分野で活動。芸能界にも信奉者が多い