講談社主催の「ミスiD2014」審査員個人賞を受賞し、ファーストDVD「MIKO」(イーネットフロンティア)の発売記念イベントで潔癖症のためビニール手袋を着用したままファンとの握手会を行なったことで話題となったグラドルの寺田御子(みこ)が最新DVDのPRで編集部にやってきた!
ファンの間では“エロ清楚”と囁(ささや)かれ、88cmのGカップバストとごまかしのない52cm!のウエストがまるでコカコーラのビンのように美しいボディラインで艶(なまめ)かしい御子ちゃんだが、まだまだド新人。
そんな、まさに無菌状態の彼女に最新DVDの内容から潔癖症のことまで赤裸々に聞いてみた!
―早速ですが、今回のDVDはどうでした?
寺田 実は、顔にもスタイルにもコンプレックスがあり、せっかく作っていただいたDVDですが、自分で自分を99分も見ることができないと思ったので早送りで見ました。
―もったいない! タレントさんには珍しく弱気ですね。インドネシアのバリで撮影したということですが、オススメのシーンは?
寺田 自分はないのですが、母がベビードール(キャミソールのよう)のシーンがいいんじゃないのかと言っていたので、そうなんじゃないのかと思います。
―母親のオススメね(笑)。セクシーなシーンは?
寺田 ボディコンやOL風スーツを着て、見えそうで見えないシーンがいっぱいあります。
―おおっ、それは偶然見えていることを願いますが(笑)。撮影のエピソードで印象深いのは?
寺田 あんまり清潔でないものを見ると潔癖症ゆえに顔がかゆくなって、じん麻疹が出るんですよね。前日に食事に行ったところで、天井から大量にネズミが落ちてきて、普通に走り回っている状態だったのでパニック状態ですよ。それで次の日、起きたらじん麻疹が出ていて大変でした。
―それは普通でもビビりますが。清潔でないものを見ただけで…って僕は大丈夫でしょうか(苦笑)。他には?
珍百景色!? バストイレだらけの家!
寺田 プールに入るシーンが予定されていて、実はこれまでプールに入ったことがないので怯(おび)えていました。
―ええっ、マジで?
寺田 はい。それでスタッフさんにお気遣いいただいて、入るのが取り止めになったので本当に良かったと思っています。プールというのは、潔癖症の私からすれば“雑菌の宝庫”というイメージで どんなお水かわからない。だから怖かったんです。そういえば、温泉にも入ったことがありません。
―坂上忍さんを凌ぐレベルの潔癖症ですよ(笑)。家に自分専用のバストイレがあると聞きましたがそれも本当?
寺田 本当です。両親と弟も潔癖で、たくさんのお風呂があります。私専用、母専用、父と弟専用、来客用の4つです。しかもトイレも別々です。
―家がバストイレだらけじゃないですか! では潔癖ファミリーエピソードを教えてくださいよ!
寺田 手を除菌しないとお食事が出てこないですね。あと、食べ物も共有しないのが前提で鍋は必ずひとり鍋です。
―きっと居酒屋みたいに鍋やコンロがいっぱいあるんでしょうね。他には?
寺田 我が家では道端にカバンを置くことがタブーで、とても嫌なやつらだと思うんですけど、路上に置いた人がいたらすごいワイワイとなって「ありえない! こんなところに置いて汚いと思わないのかしら!」って騒いでいます。
―……。他人が家に来た時はどうするんですか?
寺田 クーラーの付け替えなど、やむをえない理由で業者の方がいらっしゃった場合は、使い捨てスリッパを使っていただいています。私がすごく情緒不安定な時にレインコートを着てもらったこともありますが、中には「そういうのいいんで」と断られた方もいらっしゃいました。怪訝(けげん)そうな顔をされていたので、宗教的な何かだと勘違いされたのかもしれません。
親戚の家以外、行ったことがない?
―そりゃ、業者の人もビビりますよ! 逆に自分でコントロールできない他人の家に行く時は?
寺田 親戚の家以外、行ったことありませんね。
―さすが潔癖だけに潔い! ていうか、そんな人生可能なの? エレベーターのボタンを指で押すのも電車のつり革触るのも嫌がる潔癖症の人もいますが…。
寺田 私は家の鍵でボタンを押しますね。前に住んでいたマンションでは、私の部屋がある階だけボタンに傷が蓄積してて非常に申し訳ないと思っています。パスモも自動改札機の受信面には絶対につけないですね。1cmくらい上空をふわふわさせています。
後は、なんにでもティッシュを介して接触します。トイレでティッシュをひと袋使ってしまうのではという危機も何度かありました。
―毎日が大変ですね。透明な手袋はいつもしているの?
寺田 いつでもしていますよ! スーパーや病院に行く時も。
―周りがビックリしないですか?
寺田 その着眼点はなかったですね。とにかく手袋をしていると気持ちが落ち着くので。
―でも思えば、 清潔かどうかって、科学的というよりはその人の気の持ち様で決まっている気もしますけど…?
寺田 確かに潔癖って偏見だと思うんです。例えば、かわいいヌイグルミとくたびれたヌイグルミが同じレベルの 不衛生さだとして、くたびれたヌイグルミとはハグしたくないですけど、かわいいヌイグルミだとハグできてしまう。そういうことは実際にあります。
―なんか、リアルで説得力ある例えですね(苦笑)。えっと、じゃあとても大事な質問ですが…。恋人とキスをする場合はどうするんですか?
寺田 私と同じ潔癖の人としか付き合えないです。
潔癖症ゆえにイジメにあって…
―いやいや、潔癖症同士の付きあい方も、そういう相手との出会い方もそもそもわからんし!
寺田 潔癖症はエゴですから、エゴの強い人はすぐに自分が潔癖症だとカミングアウトするからとてもわかりやすいです!
―うーーん。ではビジュアル的にはどんなタイプ?
寺田 影のある人ですね。彫りが深いという意味ではなく、コンプレックスを持っている人のことです。コンプレックスがある人は人に優しいですから。
―若いけど、精神年齢が高いですね。
寺田 実は小1から高3まで12年間ほど引きこもっていたので、考える時間がたくさんあったんですよ。
―えっ、引きこもり人生まで? それって潔癖症ゆえなのかな…。いくらなんでもGカップグラドルにネタをのっけすぎでしょ!
寺田 12年間いじめられないことがなくって、どこのコミニティーにも馴染めませんでした。潔癖症だから遊びで抱きつこうとした同級生を真剣に断ってしまい、泣かれたこともありましたし。そういう態度もイジメにあった一因でしょうね。
―引きこもっている間は何を?
寺田 最初はぼーっとしていましたが、両親が大学には絶対に行ってほしいということで、学校の時間割にあわせて、その科目を勉強していました。体育の時間はルームランナーで走ったり、卓球の壁打ちをやったりしていましたよ。
―結局、小中高は無事卒業できたんですか?
寺田 はい、無事卒業しました。家庭教師をつけたり、課題を提出したり、誰もいない夏休み中に学校に通ったりして単位を取って大学にも行きました。
なぜ芸能活動で人前に?
―奇跡的というかドラマみたいですね! 大学で友達は?
寺田 はい。初めてできた友達がいて、失いたくなくてお姫様みたいに扱っていました。毎日そのコにポエムみたいなのを送って戸惑われていましたね。
―ちなみに、どんなポエム?
寺田 さとちゃんってコなんですけど「私の毎日はさとちゃんといる時間と、さとちゃんのことを考える時間だけで構成されているよ」って。さとちゃんには「えっ、詩人ですか?」ってちょっと引かれていたと思うんですけど、それぐらい大事にしていました。
―ヤバいですよっ! もっと違ったやり方で大事にしてっ! それにしても、なんでそんなコが芸能活動を始める気に至ったんですか?
寺田 なんで人前に出るのかって考えた時に、孤独だった期間が長いので、絶えず人前に出ておけば何人かは見てくれるだろうし、好きだって言ってくれる人も現れるだろうし。そういう理由で人前に出ていたいですね。結局、愛されたいんでしょうね…。
―なんか、すごく応援したくなる話になっちゃったね…。でも「好きだよ!」ってファンが言い寄ってきても不潔だったらビニール手袋をはめた拳で思いっきり突き飛ばすんでしょ(笑)。
寺田 そんなことしませんよっ!(笑)
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いやー、ありえないコがグラビア界に入ってきてしまいました! Gカップの容姿に加え、潔癖症、12年間の引きこもり、バストイレだらけの家などなど…オリジナルコンテンツ満載です。
その武器をもってバラエティー番組で火がつきそうな気配しまくり! まだまだ隠しているネタがありそうなので、それはまず週プレにてカミングアウト願います!
(取材・文/週プレNEWS編集部 インタビュー写真/OBC)
■寺田御子(てらだ・みこ) 1992年6月11日生まれ 岐阜県出身 血液型=B型 身長160cm B88 W52 H84 ○テレビ朝日系「ドラマ!7人のアイドル ゴーゴー!」(毎週火曜日、25時26分~25時56分)にレギュラー出演中。ファーストDVD「MIKO」(イーネットフロンティア)が絶賛発売中。最新情報は公式ブログへ【http://ameblo.jp/miko-tedara/】