ピーポくんに隠されてしまったが機体にはナンバーも付け、原作通り忠実に再現(左手前から)押井守監督、真野恵里菜、筧利夫、太田莉菜、森カンナ

映画『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』の公開(5月1日)を記念して21日、劇中に登場する高さ8m、重量22tの巨大ロボット「イングラム」新宿に現れた!

今回の映画は人気アニメ『機動警察パトレイバー』の実写シリーズで昨年から順次公開されている。それに合わせて、秋田から福岡まで全国15ヵ所で実物大イングラムを立ち上げるデッキアップイベントを行なってきた。

この日のイベントには、役を演じた真野恵里菜太田莉菜森カンナ筧利夫の他、押井守監督も登壇。真野は「やっとここ新宿でできるなと、こんなたくさんの人も集まってくれて嬉しいです」と笑顔で喜びを表し、太田も「私は久々のデッキアップイベントなんですけど、映画完成記念としていろいろな気持ちを交えた上での登壇」と感慨深そうに語った。

実際に立ち上げると、徐々に見えてくる頭部に大勢の観客からは「おぉ~!」という歓声と共に大きな拍手。完全に姿を現すと、筧も「素晴らしい出来でございました!」と感激した。

劇中では、敵役の森が操縦する熱光学迷彩を備えた武装ヘリ「グレイゴースト」が登場するが、リアルに見せるため「実際に彼女が乗れるセット(機体)を作った」(押井)そうで、森も「初めて見た時は大きさにビックリ。中もボタンなどあってちゃんとしてました」と驚いたという。

しかし、「使い倒してしまって運んでこれなかった。本来は実際の大きさがどれほどなのか見てほしかったんですけど、倉庫で真っ二つになってしまっている」(押井)と、ファンにとっては残念としか言えないことになっていたようだ。

思わず漏らした警官の本音

イベント終了後、予定にはなかったが、せっかくならと始まった警官らとイングラムの撮影

また、この日は“本物”の警視庁とのコラボレーションも実現し、真野は「私たち、警視庁を背負っているんですけど、警察官らしくないというか背負っていいのかっていう不安もあった」と吐露。

だが、そんな不安をよそに警官たちはイベント終了後、ちゃっかり記念撮影。会場はパーテーションで区切られ近づけないようになっていたが、外で警備していた警官のひとりは中で記念撮影をしている同僚たちに「ずるいよ~。すごい羨ましかった、俺も一緒に撮影したかったもん(笑)」と悔しさをこぼしていた。

イングラムは約30分間、新宿で立ち上がった後、再び撤去。短い間だったが、会場にいた250人のファンの他、周囲で撮影するファンでひしめき合うほどの大騒動。ちなみに、大学生風の女性は「何あれ、ガンダム? エヴァンゲリオン? わかんないけどすごい!」とはしゃぎながら撮影していたのも微笑ましかった。

東北から九州まで運搬してきた整備班スタッフたち

(取材・文・撮影/週プレNEWS編集部)