4月23日に「女子アナの定年」といわれる30歳になるカトパンこと加藤綾子アナ(フジテレビ)。
昨年までフリーアナ転向が既定路線とみられていたが、一転してしばらく局アナとして活動することを決断したようだ。同局の中堅局員が話す。
「ここ数年、看板アナであるカトパンに仕事が一極集中し、寝る間もないほど働いていた。特番が重なった時なんて『私は“ひとり27時間テレビ”をやっているようなもの』と自虐的に話していましたから。フリー転向を真剣に考えていたのは、収入を増やしたいからではなく『自由な時間が欲しい』というのが本音でしょう」
実際、昨年10月には『めざましテレビ』本番中に体調不良で途中退席する緊急事態も起きている。
「そこから労働環境が変わり、特番への出演はセーブされるようになった。この春に新たに担当するようになったのも『おーい! ひろいき村』の1本だけ。VTRがメインの構成なので収録時間が短く、カトパンの負担も少ないんです」(前出・局員)
また、年齢的に結婚を考えるようになったこともフリー転向を断念する理由のひとつになったようだ。
「先輩の西山喜久恵アナに、子育てについて真剣に相談したことがあったそうです。その結果、リスクを取ってフリーになるより福利厚生が充実している局アナのほうが安心できると判断したようです」(関係者)
看板アナの流出を防げて、フジもひと安心か。
●加藤綾子(かとうあやこ) 1985年4月23日生まれ、埼玉県出身。国立音楽大学卒業。2008年にフジ入社。現在の担当番組は『めざましテレビ』『ホンマでっか!?TV』など。カトパンを追い抜くような若手アナがフジテレビに育っていなく、しばらくはカトパンの天下が続きそうだ