日本テレビに2002年に入社し、史上初(?)の“おバカ女子アナ”としてブレイクした宮崎宣子アナ。
情報番組やバラエティ番組を中心に活躍し、マスコミを賑わすことも多かったが、当の本人はそれをどう思っていたのだろうかーー。
■生放送の遅刻がスポーツ紙の記事に
―宮崎さんの人気に火がついたのは2006年頃。担当番組『ラジかるッ』で大ボケ発言を連発し、“おバカ女子アナ”として話題になりました。
宮崎 当初、番組ゲストの方にクイズを出して珍解答をしてもらう予定だったんです。でも、「吉良上野介の読み方は?」という問題で、私が「よしらうわのすけ」と答えてしまって(笑)。それ以降、番組最後にクイズコーナーが新設され、毎回、私がイジられることに…。
―いつもあり得ない解答を連発していましたよね。
宮崎 私は真剣にやっていたので、たま~に正解していたんですが、そうすると「なんで知っているんだよ」って怒られるんです。挙句の果てには「宮崎に正解がわかるはずがない。誰かスパイがいる!」ってスタッフを疑いだしたりして(笑)。番組が盛り上がるのは嬉しかったんですけど、アナウンス部では大不評。「あなたが日テレのアナウンサーのイメージを壊しているのよ」って何度も注意されました。
―2007年には朝寝坊で『ラジかるッ』の生放送に45分も遅刻。翌日のスポーツ新聞に一斉に報じられるなど注目度と人気の高さを伺わせました。
宮崎 できれば別のことで新聞に載りたかったです(笑)。しかも、私はスポーツ紙の芸能面を伝えるコーナーを担当していたので、自分の遅刻のニュースも読まなきゃいけなくて。実はその2週間前に、頑張っているアナウンサーとして局から表彰されたばかりだったんです。本当にもう、恥ずかしいやら、情けないやらで…。
狙ってくる週刊誌に意外な対応
―当時は、週刊誌に狙われることも多かったですよね。
宮崎 何度かありました! 男友達と食事をしているところを撮られて恋人だって報じられたり。けど、別に気にしていなかったなぁ。特にプライベートもまったくと言っていいほど警戒していなかったので、雑誌に記事が出てから「いつ撮られたの?」ってビックリすることも多かったくらい。ただ、番組の打ち上げ会場前に写真誌の方がいるのはわかっていたので、共演者やスタッフと張り込みのクルマの前に行って「撮ってくださ~い!」って言ったこともありました(笑)。
―そういえば、セクシーな姿を撮られて写真誌の袋とじになったこともありましたよね?
宮崎 イベントや収録中は進行のことで頭がいっぱいで、服装のことまで気が回らないんですよね。脚を組み替える時や前屈みになる時は気をつけていたんですけど、どうしようもない部分もあって。けど、どうせ撮られちゃうなら、カワイい写真を載せてほしかったです(笑)。
●宮崎宣子(Miyazaki Nobuko) 1979年9月4日生まれ、宮崎県出身。早稲田大学卒業。局アナ時代は『ラジかるッ』などを担当。2012年に退社。現在は『若大将のゆうゆう散歩』(テレビ朝日系)、『土曜の午後は♪ヒゲとノブコのWEEKEND JUKEBOX』(文化放送)などに出演中
(撮影/本田雄士 ヘア&メイク/谷口祐里衣)