古瀬絵理アナ 2000年入社 元NHK 当時、山形放送局の古瀬アナはスイカップブームを巻き起こした

女子アナの登竜門ともいわれるミスキャンパスが注目を集め、さらに最近では元タレントの入社も増えてきたが、こうした流れが生まれたのは2000年代のことだ。

中でもフジの平井理央アナと本田朋子アナは、その代表格と言える。

「平井理央アナは元おはガールで、女優としても活躍。本田アナは“ミス立教”を受賞後、大手アナウンサー事務所に所属。学生ながら『すぽると!』のキャスターを務めていました」(女子アナ評論家・戸部哲也氏)

この系譜は現在まで続き、2011年には元モーニング娘。の紺野あさ美アナがテレ東に入社している。

また、女子アナブームを牽引したのは民放キー局だけではない。NHKからも人気女子アナが何人も誕生している。そのうちのひとり、NHK山形放送局の契約キャスターだった古瀬絵理アナは週刊誌に“スイカップ”と命名された大きなバストが話題を呼び、社会現象にもなった。

「お堅いNHKの女子アナでありながら巨乳というギャップがよかったのでしょう。古瀬アナ以降、杉浦友紀アナをはじめとした巨乳のNHKアナが写真誌などの格好のターゲットになりました」(カメラマンB氏)

杉浦友紀アナ 2006年入社 NHK 福井放送局赴任中に話題になり、メディアに“北陸のスイカップ”と命名された

最もカメラのフラッシュがたかれる瞬間

この頃、雑誌メディアでは女子アナが鉄板ネタになっていた。熱愛スキャンダルだけではなくパンチラや胸チラといったセクシー写真も大々的に掲載されるようになったのだ。

なぜ女子アナ記事が増えていったのか。芸能ライターが解説する。

「大手芸能プロに所属するタレントを扱う場合、どうしても編集部や出版社と付き合いがあり、それを考慮しないといけない。特にパンチラなどのセクシー写真に関して、事務所からのクレームによって自主規制せざるを得ない状況が増えていったんです。けど、女子アナはそうしたシガラミは一切ないし、人気と知名度は抜群。必然的に誌面で取り上げるようになっていった」

セクシー写真において格好のターゲットになったのは、フジのカトパン加藤綾子アナ)やTBS・青木裕子アナ、日テレ・夏目三久アナといった人気アナたちだ。

「彼女たちがイベントに出演した時、最もカメラのフラッシュがたかれるのが、お辞儀の瞬間とイスに座る瞬間(笑)。胸チラとパンチラをそこにいた誰もが狙っていたんです」(カメラマンA氏)

TVと雑誌が一緒になって盛り上げた空前絶後の女子アナブームは2010年頃をピークに続く。

現在も女子アナは人気があるが、当時ほどの盛り上がりはない。再び大ブレイクする時を待ち望みながら、週プレも彼女たちをウォッチし続けます!