綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず――映画やドラマで主役を張る4人が9日、アジサイが咲き誇る長谷寺(神奈川県・鎌倉市)に集った。
この日、行なわれたのは13日(土)から全国公開される映画『海街diary』(是枝裕和監督)のヒット祈願イベント。鎌倉を舞台に4姉妹の暮らしを描いた物語は2013年にマンガ大賞を受賞した同名原作(著:吉田秋生)も人気作で、映画化が決まると大きな話題に。当然、この豪華キャストも注目を浴び、先月5月にはカンヌ国際映画祭にも出品された。
そのカンヌ帰国後、4人が初めて集まる場であり、それも久しぶりの鎌倉とあって、彼女たちも興奮ぎみ。
まず綾瀬が「また4人で戻って来られて嬉しいです。ちょうど私がクランクインしたのもアジサイの季節。またアジサイが見られました」と喜びを明かし、長澤も「鎌倉の魅力はひと言では言い表せないですよね。昔懐かしさもありますし、年齢を問わずに愛される街なのかな」と感慨深そうな様子。
さらに、着ていた浴衣は実際に劇中でも使用したものだそうで「スタイリストさんの手作りなんです。(かなり気に入っていて)実は撮影中からこの帯を狙っていました」(夏帆)、「この浴衣を着て、みんなでした花火のシーンは、自由に動いたり会話をしたりしながらの撮影だったのでとても楽しかったです」(広瀬)とそれぞれ撮影の思い出を振り返った。
広瀬への黄色い絶叫は圧倒的?
またこの日は、トーク以外にも鎌倉の海と山が見える「見晴(みはらし)台」で、劇中でも登場した梅ジュースを観光客に振る舞うサービスまで。梅ジュースの入った樽を鏡割りし、グラスに注ぐ間や振る舞っている間に4人は「わっ、こぼれそう!?」「梅2個ある、当たりだ~」など互いが本当の姉妹のように仲睦まじい姿を披露。約1年という撮影期間で仲良くなった様子がリアルに伝わってきたのも微笑ましい。
お姉さんたち3人はイベント中も終始、広瀬を温かな目で見守っていたが、しかしそれ以上に観光客からの広瀬に対する注目度は熱かった。
イベントが全て終了し、4人が「見晴台」から「観音堂」へ移動する途中、通りすがった群衆からそれぞれに黄色い声援が飛んだが、修学旅行などで来ていた小中学生の多くから「きゃー! 広瀬すずちゃん!」「すずちゃ~ん」という声、声、声…。特に女子生徒らの広瀬への声援は圧倒的で、ティーン誌でモデルとしても活躍する彼女への支持は格別。
10代女子にとってのカリスマは、綾瀬や長澤、夏帆といったお姉さんたちの人気を凌(しの)いでいることを印象づけていた。
(取材・文・撮影/週プレNEWS編集部)