噂のスーパーカー「i8」。スポーツカーでありながら、プラグインハイブリッド! 噂のスーパーカー「i8」。スポーツカーでありながら、プラグインハイブリッド!

有吉弘行に「底が浅い」と“破天荒キャラ”を疑われる平成ノブシコブシの吉村崇が、ついに真の豪快さを見せた!?

なんと、往年の大スター・石原裕次郎が超高級車、メルセデスベンツ300SLガルウィングを所有したように、東京マラソン2014の先導車としても活躍したBMWの次世代のスポーツカー「i8」をゲットしたのだ。

ここ最近の若手芸人では久しく聞かれなかった豪快さ!…である意味、偉業を達成したといっても過言ではない。そのお値段、なんと1917万円(税込み)。そこで、真の破天荒を見せたノブコブ吉村に、スーパーカーを手に入れるまでの爆笑エピソードを語ってもらった。

―そもそもなぜ、2千万円もするスーパーカーを購入しようと?

吉村 極楽とんぼの加藤さんに「今、免許取ってるんですよ~」って話したら、どんな車買うんだ?って話になって。最初だから、ぶつけてもいいように中古車や小さい車を買おうと思ってるって言ったら「おめ~、スターなんだからよ、スターが乗る車はこれだろ!」ってスマホで見せられた車がi8(BMW)だったんです。偶然調べていたのか、すぐに画像を出してこられて…。

―まさか、それでひと目惚れ?

吉村 そーなんですよ! やっぱり、俺も“破天荒”を名乗ってるだけに、次の日にすぐ予約してきました。この時点でまだ免許は持っていませんでしたけど。

―無茶しますね! 本気で買う気だったんですか?

吉村 その時は、まだいつでも解約できる軽い予約で。加藤さんも俺が本気で買うとは思ってなかったと思います。

 吉本興業の社長・大﨑洋氏。「社長よりいい車に乗りやがって!」と新車を蹴飛ばした(笑) 吉本興業の社長・大﨑洋氏。「社長よりいい車に乗りやがって!」と新車を蹴飛ばした(笑)

―どんな感じで本気になっていったんですか?

吉村 正直、乗り物に対する憧れもそんなになかったんですけど、毎日のように車の写真を見てたり、家で運転席の高さを測って、こうやって乗るんだみたいなイメージトレーニングをしていたらですね、買わないといけないし、買うもんだみたいな体になっちゃった。1年半くらい待っている間に、自己催眠をかけたみたいになっちゃって…。

―車に憧れてたワケでもない、と? それでよく…怖すぎる自己催眠ですね(笑)!

吉村 あと、俺らが子供の頃って、スターたちがバンバンとんでもない車に乗ってたじゃないですか。その憧れってのはすごくあって、これはもうやんないとダメだなと。最近じゃ、誰もやってないですもんね!

―破天荒=スターっていうか、大物感出そうとしてるだけ!?

吉村 はい、スター=破天荒ですから(笑)!

吉本に高い金利をむしり取られ、もう地獄!

―では当然、売れっ子ですし、2千万円ももちろん即金でバシッと?

吉村 ないですよ。金銭的には厳しかったですけど、なんとか抑えて生活すれば貯まるだろうと思っていたんですよね。

―抑えて生活…?

吉村 まず自炊ですよね。米を炊いたり、味噌汁作ったり、お茶も沸かしてました。そういえば、終盤はシケモクを吸うようになってましたよ。

―全然スターっぽくない(苦笑)。で、節約の効果は?

吉村 いやー、人って慣れないことをすると爆発するもんで。節約生活が嫌になって、最後のほうはデリヘル呼びまくって散財しましたよ。節約をムチャクチャ頑張ったけど、結局、デリヘル2、3回分の代金にもならないんですよ!

―なんですか、そのカミングアウトは! ま、それもある意味、スターっぽいですが。

吉村 でもイヤらしい話、いろんなメディアでこのことを話していたので、ちょっとぐらいはディーラーが値引きしてくれるんじゃないかと期待してたんですよ。ところが、さすが、天下のBMW、1円も値引きしないんです! 俺は小物でしたよ。しかも、このクラスの車の購入者にローンを組む人はいないらしく、ローンの話をするのが恥ずかしかったですから!

―ぶっちゃけ、ローンの金額は…?

吉村 意外と安くて8万円です。もちろん頭金を結構払ってますけど。みんな知らないでしょ。普通の人だって買えないことはないんですよ!

―スターじゃなくて、庶民のセリフになってますよ(笑)。うーん、でも家賃分くらい頑張れば…。ちなみに、頭金は自己資金ですか?

吉村 借りましたよ、吉本から。法定ギリギリの高金利で(笑)。すでに借りていた借金と合わせると総額500万円くらいに。俺が吉本から一番借りてると思いますよ。

―吉本の借金王!?

吉村 しかもギャラ歩合が事務所:タレントが9:1で、その1から高い金利をむしり取られるんです。もう地獄ですよ! 頭金を含めて、保険(年間50万円)やなんやら諸経費を払ったら口座に30万円しか残ってなかったですから。思わずATMを蹴っ飛ばしてやりましたよ…。

相方より大事!スーパーカーのバーター人生

 機能がまったく分からず、怖くて押せない「SOSボタン」 機能がまったく分からず、怖くて押せない「SOSボタン」

―カッコいいような、悪いような(苦笑)。そして、ついに納車されたんですよね! その日は、どうでした?

吉村 5月4日だったんですけど、サプライズでうちの相方(徳井健太)と有野さん(よゐこ)が来てくれました。初めて公道で運転したのは、俺じゃなくて有野さんで。代官山のおしゃれな通りで、赤信号で止まるたびに、ガルウイングみたく上方に跳ね上がるように開くポップアップドアを開いては有野さんが「買ったんです!」って叫んで。大騒ぎですよ。「いちいち開けなくてもいいんですよ!」って。

―だいぶ、お祭りというか、まさに破天荒!

吉村 しばらくして、有野さんが帰るってなって、下り坂に縦列駐車したんですけど、前のクルマの距離と近くて、俺の技術じゃさばき切れないんですよ。左ハンドルは一回も運転してない状態ですから、それでテンパっちゃって。助けてもらおうとディーラーに電話しちゃいました。結局、有野さんが戻って来てくれて事なきを得ましたが…。

―何やってんですか! まるでバラエティの企画のような…。でも実際、乗ってみてどうでした?

吉村 駐車場とかで1週間に3回ぶつけて、もう乗るのやめようと思いましたね(笑)。

―冷や汗、止まりませんね。

吉村 でも栃木の営業とか静岡の劇場へ、この車に乗っていくと小学生がうわーってなって、すごい盛り上がるんですよ。そのあと10分のネタでそこそこすべって、2千万円のスーパーカーに乗って帰るって…もう俺、気が狂ってますよ。何を偉そうにこんな車乗ってんだみたいな…。

―あははは(笑)。でも、なんかいいこともあるでしょう?

吉村 買うって覚悟を決めたら、予定になかった「新チューボーですよ!」(TBS)のレギュラーが決まって、節約のために始めた自炊の経験が役に立ったり。なんか動けば点と点がつながり線になるんですよね! 他にも免許取ったばっかなのに、そんなやつに車の仕事が入るようになりましたよ! こうやって、週プレから取材を受けたりするのもそうですし。完全にスーパーカーのバーターですよ! ある意味、相方より大事な存在ですし!

破天荒の末路!

 車を買った記念にBMWからもらったカバン。左手には、とんねるずの番組で買わせられた高級時計フランク・ミュラー(68万円強)。 車を買った記念にBMWからもらったカバン。左手には、とんねるずの番組で買わせられた高級時計フランク・ミュラー(68万円強)。

―それ言っちゃいます!?(笑) あと、どんな女性を助手席に乗せたいですか?

吉村 やっぱり「マッサン」のヒロインでエリーを演じたシャーロット・ケイト・フォックスぐらいじゃないと、この車には釣り合わないでしょ! 菊●亜美とか、そのへんを乗せたら恥ずかしいですもん。

―具体名出さないで(笑)! じゃあ彼女を乗せてどんなところに行きたいとか。

吉村 東京には世界有数の摩天楼がありますから、そういうところにドライブに行きたいですよね! 鈴木雅之さんの歌を聞きながらレインボーブリッジやベイブリッジを走ったら、めちゃくちゃ合うんですよ。だからあれだけ大ヒットしたんでしょうね! 鈴木雅之さんと夜の東京は本当に合う! 最高!

―そこで鈴木さんアピールですか。では、他に行ってみたいところは?

吉村 速度無制限の道路として有名なドイツのアウトバーンに行ってみたいですよね。

―東京の道路では発揮できないスーパーカーの実力を確認したいとか?

吉村 俺、運転下手くそですから、東京ではアクセルを2ミリぐらいしか踏んでいないんですよ。高速で走り屋みたいな車に後ろにぴったり付かれて勝負を挑まれるんですけど、死んだフリして徐行ぐらいのスピードで難を逃れています。i8も徐行運転の俺に呆れてるでしょうね。アイツは本来250キロぐらい出る車ですから、時々アウトバーンみたいなところで本気を出させてやらないと運動不足になっちゃうみたいな。その時のドライバーは片山右京さんにお願いしようと思ってますが…。

―そもそもきっかけを作った極楽とんぼの加藤さんが、今回のスーパーカーをファーストカーで買うのは石油王の息子ぐらいだと言ってました…。

吉村 確かに、童貞がいきなり石原さ●みを抱くようなもんですからね。

―だから具体名をいちいち出さない!(苦笑) 実は借金までして購入して、後悔は全くないですか?

吉村 後悔はないですよ! 逆にみんな乗るべき! 借金して清々しいというか気持ちは晴れ晴れしています。というのも結局、借金を返すために働かざる得ないわけですよ。ゴールデンウィークも休まなかったですし。自ずといろんな雑念が排除され、ただただ働くだけで、さっぱりしましたから。

―借金して“悟り”を開いたみたいな効果があったんですね…。

吉村 悟りましたよ。後悔があるとすれば、2、3年後にくるんじゃないんですかね。ローンを抱えているのに自分の出演する番組が減った時に、車とともに東京湾へ突っ込んでやろうと思ってますよ! それが俺の最後です(笑)

―それこそ、まさに破天荒の末路ですね(笑)!

(取材・文/週プレNEWS編集部 撮影/松井秀樹)

平成ノブシコブシ・吉村崇(よしむらたかし) 1980年 7月 9日生まれ 北海道出身 血液型=A型 身長175cm  趣味=破天荒、バスケットボール、脇ならし、政治観賞、バランスボールに乗って蹴られても落ちない ○テレビ朝日「しくじり先生 俺みたいになるな!!」など多数のバラエティ番組に出演中。加藤浩次、六角精児、矢作兼、吉村崇らの出演するコントライブ「イルネス製作所~今世紀最大の発明~」が7月4日(土)、5日(日)の2日間、東京グローブ座にて上演予定