ケンコバ氏と嶋田先生、キン肉マンの夢のスリーショット! 嶋田先生のテンションの上がり具合がスゴかった(笑) ケンコバ氏と嶋田先生、キン肉マンの夢のスリーショット! 嶋田先生のテンションの上がり具合がスゴかった(笑)

『キン肉マン』ジャンプコミックス51巻(現在発売中)発刊を記念して6月30日、お台場の東京カルチャーカルチャーで「ゆでたまご・嶋田隆司×ケンドーコバヤシトークイベント 嶋田先生!キン肉マンが●●って、正気ですか!?」が開催された。

この日のイベントは出演者も観客もお酒を飲みながら“肉”に関するぶっちゃけトークを繰り広げるというコンセプト。

そのため開演1時間前の開場時間からほぼ満席状態となった会場のお客さんは、開演時間の19時半にはすでにほぼ「出来上がり」状態!?

司会の石田紗英子さん、続いてメインゲストのキン肉マン芸人でおなじみケンドーコバヤシ氏、そしてキン肉マン原作者であるゆでたまご・嶋田隆司先生の入場で大歓声と拍手喝采(かっさい)が巻き起こり、開始早々にして早くもボルテージはMAX状態!

会場の全員による「カンパーイ!」コールがトークイベント開始の合図となった。

 夏風邪で体調を崩し「今日は飲まない」と決めいていた嶋田先生だが、ケンコバ氏とお客さんのボルテージに圧倒され、結局ビールで乾杯! 夏風邪で体調を崩し「今日は飲まない」と決めいていた嶋田先生だが、ケンコバ氏とお客さんのボルテージに圧倒され、結局ビールで乾杯!

まずはジャンプコミックス38巻以降、2011年から始まった現在連載中『キン肉マン』の魅力を紹介していくということで、メインモニターに次々と映し出されていく新シリーズの名シーン。

かつての『週刊少年ジャンプ』連載時の最終話、キン肉星の王位に就いたキン肉マンがその座を争った宿敵スーパー・フェニックスを抱きかかえる旧ラストシーンから始まる新シリーズ最初の一枚絵で、ケンコバ氏が唐突に注目したのは主役のキン肉マンではなく、敗れて抱きかかえられたフェニックスの姿勢!?

「普通、こんなボロボロで抱きかかえられたら両足なんてダラーンとなるもんですよ。でもこのフェニックスの綺麗に揃(そろ)った足もと! こいつホンマに育ちええねんな~と思いますよね」という鋭すぎる視点に場内はさっそく大爆笑。

さらに新シリーズでは主役を奪う勢いの活躍を見せる悪魔将軍の登場シーン、完璧(パーフェクト)超人の本拠地“聖なる完璧の山(モン=サン=パルフェ)”を対岸の海辺から望む姿が映されたところでは、またもや足もとに注目!

「この片足を岩に乗せて海を見る感じ、若大将(俳優の加山雄三氏)を彷彿(ほうふつ)とさせますね!」(ケンコバ氏)

この指摘に対し、嶋田先生はその視点に驚きながら大きく頷(うなず)いた。

「実はホントにその通りなんですよ。この時に中井君(ゆでたまご作画担当・中井義則先生)に渡した原作シナリオにも『ここの悪魔将軍は加山雄三のように片足をあげてカッコよく』って書いておいたんです。それで上げてきてくれたのがこの絵です!」

ニコ生同時配信で視聴者から続々ツッコミが!

…と、思わぬ製作秘話まで飛び出す展開に!? この日のトークの模様は『ニコニコ生放送』でも同時配信されており、そこで視聴者からもリアルタイムで続々とツッコミのメッセージが!

「先生、ここのコメントの『将軍散歩』の読切り連載ってのはどうですかね?」(ケンコバ氏)

「いやいや無理でしょ。そんなもん商店街に来たら、みんな見つけ次第シャター閉めますよ!」(嶋田先生)

などなどニコニコユーザーの珍コメントも拾いながらの濃密な“肉”トークは延々と繰り広げられ、やがて話題は“マジメ”に!? 今の『キン肉マン』の魅力を語る方向へ。

「僕は昔も今も常に10歳の子供に向けて漫画を描いている。今の大人の人が読んでも10歳の頃に戻れるような漫画を描き続けたい」(嶋田先生)

“友情、努力、勝利”というのはジャンプを象徴する言葉としてよく言われるけど、このイメージを最初に確立した漫画はまさに『キン肉マン』。その元祖が今も続いているのはすごいこと」(ケンコバ氏)

と次々に飛び出す出演者たちの熱い言葉に、会場の“肉”ファンたちは万雷の拍手で応える、まさにトークイベントならではのコール&レスポンスの応酬!

そしてお次は“あるある探検隊”ネタでおなじみの芸人コンビ「レギュラー」のふたりによる“肉”ネタあるある!

 「風呂に入るとネタ切れる」という、ゆで先生あるあるを振りつきで披露! 「風呂に入るとネタ切れる」という、ゆで先生あるあるを振りつきで披露!

続いて今回、原稿執筆のため来場できなかった作画担当・中井義則先生の仕事場訪問VTRも公開され、生原稿執筆風景から秘話、さらにレアなアシスタントさんたちの感動コメントまで紹介され、会場のファンも思わず見入っていた!

 中井先生が筆を入れる瞬間やアシスタントさんが”肉”愛を語るシーンが流れ、会場は感動の渦(うず)に 中井先生が筆を入れる瞬間やアシスタントさんが”肉”愛を語るシーンが流れ、会場は感動の渦(うず)に

その後も7月15日まで投票受付中の「超人総選挙2015」の中間発表などなど多彩なコーナーを挟みながら、イベントはいよいよラストの嶋田先生への質問コーナーへ!

キン肉マン新シリーズのアニメ化は!?

Q「新シリーズにキン肉マンソルジャーは出ないのか?」 A「みんなの注目度が高いことは今日の反応を見てもわかったので検討する」

Q「最近、注目している若手の漫画は?」 A「ジャンプで連載中の川田先生の『火ノ丸相撲』」

Q「ブラックホールの体重は公式設定で420kgもあるのに、冥王星超人“ジュニア”ヘビー級タイトル保持者というのはどういうこと?」 A「細けぇことはいいんだよ!(笑)」

などなど本気とネタの入り混じった質疑応答が続々と交わされていく中、ひと際大きな反響を伴って飛び出したのはこの質問!

Q「新シリーズはアニメ化の予定はないんですか?」

この質問に対し「今のところそういう話は一切ない」と前置きした上で、嶋田先生が逆に会場に問いかけた一言。

「皆さん、今の新シリーズもアニメ化とかしてほしいと思いますか?」

これに対しファン全員からもちろん、この日一番の大歓声と拍手喝采が! この反応を受けて当の嶋田先生も嬉しそうな笑顔を見せ、

「そういう声がますます大きくなって届けば、今後実現の可能性もあるかもしれませんので、是非これからもますますの応援をよろしくお願いいたします!」

作者からのメッセージにますます会場はヒートアップ。かくして大盛況の中、この日のトークイベントは無事、閉幕となった。

* * *

終演後日、『週プレNEWS』が嶋田先生に改めて、この日の感想を聞いてみた。

―体調を崩されていたそうですが、結局お酒が入ってましたね? 

嶋田先生 飲みながらやっていいとは聞いてたんですけど、ニコニコ生放送も入ってるし酔っておかしなこと言ったらマズイと思ってたので、始まる直前まで飲んで話すつもりはなかったんです。でも会場に入ったらお客さんがね(笑)。

みんなもうお酒入ってめちゃくちゃ盛り上がっていい雰囲気だったので、ついそれに飲まれて、僕も飲みながらやってしまいました(笑)。結果的には非常に盛り上がっていいイベントになったと思うんですが、それを演出してくれたのはケンコバさんたちももちろんですけど、それと同じくらい、あの日、来てくれた人やニコ生で参加してくれたお客さんたちだと思ってます。

連れションでケンコバと交わした会話

―ケンコバさんも「『キン肉マン』のお客さん、いいですね」って、おっしゃてくれたそうですね? 

嶋田先生 ええ、イベントの途中で一緒にトイレ行かせてもらったんですけど(笑)、その時に連れションしながら横でそう言ってくれたのが、身内を誉められたみたいで僕自身すごく嬉しかったんですよ。それは僕も普段から思ってることだし、今回に限らず他のイベントでご一緒していただいた方からもよく言われるんです。

だから、そんないいお客さんたちがますます増えていってもらえるような作品を描かなあかんなって。こういうイベントをやるたびに思うことですけど、今回もそれはすごく思いました。まだまだ頑張らなあかんなって。だから今日もこういう機会が持ててよかったです。

―ファンの新たな要望もいろいろ聞こえてきましたが!?

嶋田先生 超人総選挙のまだ中間発表段階ではありますけど、その結果や反応を見てると今後どうしたらいいのか見えてきた部分があって、それも大きな収穫でしたね。ガンマンが中間3位というのもビックリしたし、テリーマンが現状ベスト10に入ってるというのも嬉しかった。今回の人気投票の結果はかなり、今後の原作に影響してくると思います。

――ではそんな今後の新シリーズの展開について、大きな見どころをひとつ!

嶋田先生 はい。ちょうどこれからラーメンマン対ネメシスの試合に突入していくところなんですけど、ガンマンがその前の試合で評判をここまで上げたように、ラーメンマンとネメシスの評価もグンと上げるような試合にしていきたいですね。どちらも今のところ順位があまり高くないようなので(苦笑)。

特にネメシスは今回のシリーズの鍵になる超人なのでぜひ注目してもらいたいのと、対するラーメンマンは本来の“怖さ”を出していけるような展開にしていきたいですね。頑張りますので、楽しみにしていてください!!」

* * *

なお「超人総選挙2015」は7月15日(水)24時まで投票受付中。嶋田先生も大注目の今回の人気投票、キミの一票が新展開に影響を及ぼすかも!? まだの人はぜひこちらに投票して、今後の『キン肉マン』の漫画連載、そしてさらなる大きな動きに期待しようではありませんか!

(取材・文/山下貴弘 撮影/関純一)