“最強の占い師”ゲッターズ飯田氏が、『週刊プレイボーイ』本誌連載中のコラム「ゲッターズ飯田の占い放浪記」で旬の話題を占ったところ…。
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昨年末に、今年は「男性芸人」全盛時代が来ると占いましたが、確かに最近活躍が目立ちますね。
若手芸人もそうですが、ピースの又吉直樹さんに至っては『火花』(文藝春秋)という小説が芥川賞の候補にまでなっているし。
さて、そんな又吉さんは芥川賞を取れるのか? 1980年6月2日生まれですね。早速、占ってみましょう!
わっ! “これからさらに運気がよくなる”と出ています。これは取れる可能性大ですよ! でも「惜しくも」という感じで逃して、来年か再来年出す本がさらに売れるという感じになるかもしれません。
一番運気がいいのは今年の年末からなんです。そこから上り調子ですから、ここから3、4年間は本を出せば売れると思います。
又吉さんの性格は努力家の頑張り屋。無から有を生み出す芸術家という感じではなく、すでにあるものをさらにうまくマネするのが得意なタイプです。自分の好きな作家さんの文体などを意識して文章を書いていると思います。
物事の計算もできる賢い性格ですが、問題は一度つかんだものを突然放り出すクセがあること。順調に作家業をしていても、突然「もう書きません」とやめてしまうことがあるかもしれません。
“生(ライブ)”に強いと出ているので、舞台の脚本を書いたり、映画の脚本を手がけたりするのも向いていますね。
5年ほど前、ある番組で僕は又吉さんに「数年後に財を稼ぎます」と言ったらしいんです。その時、ピースがちょっと世に出始めたくらいの頃で周りの人たちは「あり得ない」と言ってました。最近、その人たちが「これだったのか」と、びっくりしてます(笑)。
下半期、子供向けや女性アイドルは厳しい?
さてさて、男性芸人が確かに注目を浴びた2015年上半期。下半期は他にもどんな人やものが“くる”のか占ってみましょうか。
2015年後半は、古いものや老舗が注目されます。積み重ねてきたものが評価される感じ。相撲のような伝統スポーツがさらに注目を浴びたり、遅咲きの役者や渋めの男前で花が咲いていなかった人が脚光を浴びます。着実にやってきた人がようやく評価されるんです。
他には、手先が器用な人。料理人とか。川越シェフの次、みたいな人がバラエティに出てきますね。ビジネスでは情報関係が沈み始めます。中途半端なウェブ媒体やテレビの情報番組は厳しいかな。
女性向け、子供向けとか女性アイドルは厳しい時代。お笑いは男ウケを狙ったほうが正解。裸芸や正統派漫才はいいかも。
政治は安倍政権がさらにヨタります。交代してもさらにゴタゴタするかなあ。安倍さんは年末に辞める可能性もあります。政治を安定させたかったら、長く政治家をやっている人で周りを固めるのがいい。
ちなみに、地震や噴火などの自然災害は今年12月に1度危ないと出ていますが、それがなければ来年の春までは大丈夫でしょう。来年の夏にはいったん落ち着くと思いますので、それまでは注意が必要です!!
●ゲッターズ飯田 1999年よりお笑いコンビ「ゲッターズ」として活動。コンビ解散後は放送作家、タレント、占い師として幅広い分野で活動。芸能界にも信奉者が多い