芸能生活45周年を迎えて、ますます黒光りする“歩くメラニン色素”こと松崎しげるさん。夏休み本番に備え、正しい日焼け作法を聞いてみました。
―ホント黒いですね、生で見るとあらためて(笑)。
松崎 まあ、日焼け度でいったら、現時点ではまだ50~60%ってトコだけどね。
―それでまだ半分ですか!
松崎 今は梅雨であまり表に出られないけど(※取材時はまだ梅雨明け前)、これから紫外線が徐々に強くなっていく季節だから、肌もどんどん黒くなっていきますよ。
―そういうもんですか。今回は夏本番を前に、日焼けのコツと注意点を聞きに来ました!
松崎 それがさ、まったくないんだよ。サンオイルなんて塗ったことがないし、注意してることも特にない。焼き方のコツって言われてもなぁ。
―えっ、じゃあどうやって焼いてるんですか?
松崎 オレはやっぱり“太陽派”。ロケなんかでも、お天道さまが正面にいないとイヤなタイプだから。だけど、毎年10月から2月にかけてディナーショーの仕事が立て込んできたり、日差しが弱くなる時期は肌の色も落ちてきちゃう。そんな時は仕方なく“マイアミ”に行くんだよ。
―日焼けのためにわざわざアメリカまで行くなんて、スケールがデカすぎます。
松崎 違う違う(笑)。マイアミっつっても、事務所と自宅に1台ずつ設置してある日焼けマシンのことね。15年くらい前にフィンランドから1台140万円で買いつけたの。
―ん? 確かさっき「俺は太陽派」だって…。
松崎 基本的には太陽派なんだけど、冬は紫外線が弱いから週に2回はマシンに入らないと黒さがキープできないのよ。一回30分ってとこかな、黒さの補充っていうか。まあ、企業努力だよね。
アソコがアナコンダみたいに!?
―マイアミにはどんな格好で行かれるんですか?
松崎 もちろん、マッパ。男ならマッパでしょ!
―ってことは、顔だけじゃなくて、全身真っ黒!?
松崎 そりゃあそうだよ。晴れた日は自宅の屋上で焼いてるんだけど、その時もマッパだから。ただ、男ってアソコが元気な時と、そうじゃない時あるじゃない? しょぼんとしている時にマシンで焼いちゃうと、シワの部分がアナコンダみたいにまだらになっちゃうから常にギンギンな状態で…って、何を言わせるんだよ(笑)。
―それも企業努力の一環ですね(笑)。日焼けマシンといえば、たまにホストとかで往年の“ガン黒”みたいな人を見かけるじゃないですか。ああいう人たちのことはどうご覧になっていますか?
松崎 90年代にブームになった頃、“ガン黒の教祖”みたいな扱いをされたこともあったんだけど、そう言われるのは正直イヤだった。オレはね、ガン黒にはちょっと反対なんだよ。日焼けマシンに頼りすぎると、どうしても人工的な肌色になっちゃうから。
―確かに日サロ焼けってひと目でわかりますよね。健康的な黒さじゃないっていうか。
松崎 そうなんだよ! どうせ日焼けするんだったら、力強い浅黒さっていうか、浅黒い健康美を目指してほしいね。
●松崎しげる日焼け3ヵ条 ●サンオイルは塗らない! 基本的に太陽光のみで焼く。顔のシミや肌トラブルもほとんどない
●基本は“マッパ(全裸)”で焼く 局部も含めてムラなく焼くため、自宅の屋上でもマシンでも全裸
●日焼けマシンは10月~2月だけ! マシンに依存すると人工的な肌色になるため、紫外線が弱い冬以外は厳禁
松崎しげる 1949 年生まれ、東京都出身。70年にデビューし、『愛のメモリー』(77年)などヒット曲多数。「ディナーショーキング」の異名をとる。最新カバーアルバム『私の歌~リスペクト~』が好評発売中! https://youtu.be/gIIwxIVyHCQ