1979年にTVシリーズが放映されてから、昨年で35周年を迎えた「機動戦士ガンダム」。
現在まで数多くの派生アニメシリーズやゲーム、そして男子の大好物・ガンプラが展開され続けている世界的な超ヒットコンテンツだ。
ちなみに、今年はガンプラが発売されて35周年というメモリアルイヤーでもある。ガンプラの累計販売総数は4億4500万個(今年3月末現在)で、ザクIIシリーズだけでも82種類がリリースされているほど!
メモリアルイヤーということで様々な映像作品や関連商品が作られる中、特に話題となっているが9月27日まで六本木の森アーツセンターギャラリーで開催中の「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」だ。
開催期間も残り1ヵ月に迫っているので、まだ観ていない人はぜひ行ってほしい!
何しろこのイベントでは、各種モビルスーツの初期段階のイラストやキャラ原画など1千点に及ぶ設定資料を大公開! 作中に登場せずボツになった幻の女子キャラや、ガンダムの企画段階のタイトル「ガンボーイ」の設定資料などなど、お宝にもほどがあるブツが惜しげもなく公開されているのだ。
もちろん、設定資料だけでなく原寸大のガンダムヘッドや、プロジェクションマッピングで再現されたホワイトベースのメインブリッジで大気圏突入を体験できる映像などを公開中。ガンダム好きの男子が、彼女とのデートにも活用できるイベントとなっている。
さらに、ガンダムの内部メカニックのイラストや、ガンダムのデザインを担当したメカニックデザイナー・大河原邦男氏の描き下ろし作品も公開されている他、ガンダムに搭乗するアムロのライバル、シャアの専用モビルスーツもあり!
そして、ガンプラを使用してアニメの名シーンを再現した展示まで!。
往年のファンは胸アツ、初心者にオススメも!
しかし、ガンダムの盛り上がりはこれだけではない。
新作アニメとして、まず注目なのはTVシリーズとして10月4日より放映スタートの『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』だ。公式サイトでは、主人公の三日月・オーガスや、彼が搭乗するガンダム・バルバトスが公開中だ。
続いて、特にガンダム展を楽しんだファンにオススメなのは、10月31日に劇場公開される映画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア」。こちらは一年戦争開戦前を舞台に、“キャスバル・レム・ダイクンがなぜシャア・アズナブルになったのか?”を描くシリーズの第2弾となる。
1979年に放映されたTVシリーズ『機動戦士ガンダム』に登場したキャラたちの若き日の姿が描かれており、往年のファンには胸アツの内容となっているぞ。
一方で、最近は“ガンダムには興味があるけど、作品数が多すぎてどれから見ればいいのかわかりません!”という新規ファンも多いという。そんな方々にオススメしたいのが、実はゲームだったりするのだ。
現在、スマホ用として配信中のアプリ「ガンダムコンクエスト」は、アニメシリーズに登場したキャラやモビルスーツで部隊を編成し、全国のプレイヤーと対戦できるシミュレーションゲーム。
キャラやモビルスーツの特性を活かし戦術を組み立てるので、ゲームにハマるとそれぞれへの感情移入度も高め。ってことは、“ゲーム内でお気に入りになったキャラやモビルスーツをもっと知りたい!”となる。そうなったら、それらが登場するアニメ作品から鑑賞してください!
アニメ、ガンプラ、イベント、そしてゲームにまで広がるガンダムコンテンツ。10月の新作映画&新作アニメへ備えて、まずはゲームでガンダムの世界観をチェックするのもアリですよ!
https://youtu.be/kqlF_k7FHHk
(取材・文/直井裕太 撮影/石川耕三)