昨年はNHK連続テレビ小説『花子とアン』で朝ドラデビューし、今年もドラマ『表参道高校合唱部!』での演技が好評な芳根京子(よしねきょうこ、18)が22日、都内で行なわれた映画『先輩と彼女』(10月17日公開)の完成報告上映会に出席した。
同作はベストセラーとなった同名マンガが原作。“片思い女子の永遠のバイブル”として、2004年から翌05年まで「別冊フレンド」に連載。わずか2巻ながら100万部を超えた話題作だ。
主演の志尊(しそん)淳、池田千尋監督と登場し挨拶をした芳根だが、「あの、さっき名前を名乗り忘れました、(ヒロインの)都築(つづき)りか役の芳根京子です。すいません」と早速、自己紹介をド忘れし、会場の笑いを誘った。
「(志尊に対して)ずっと敬語を使ってたんです。“先輩感”がすごく強く私の中であって、しばらく抜けなかったですね」と撮影を振り返った芳根。役にどっぷり浸かって真剣に挑んでいた様子だったが、そこで志尊から「(“壁ドン”される時に)ずっと爆笑しているんですよ、僕の顔を見て」と暴露が…。
芳根は「ごめんなさい、なんかあの…」と一瞬あたふたしていたが、「あまりにもナチュラルに、日常生活でもやってるんじゃないかって」と見事な切り返し(言い訳?)。いたずらっぽい彼女に年上である志尊も困惑していた。
また元気で一途な都築りかを演じ、役との共通点を聞かれた芳根は「一途というか、好きになるとずっと好きになるタイプなので、共感できるところがありました」と自身の恋愛観と重ね合わせていた。
一方、マスコミ向けのフォトセッションでは「目線ください」「こちらにお願いします」などの声がかかると志尊と池田監督に聞こえるよう小声でモノマネをし、ふたりを笑わせるなど天真爛漫なところも共通しているようだった。
池田監督から「不器用だけどまっすぐなのが魅力的。ひとつのことにのめり込んでいく姿勢が、お芝居にも生きてる」と絶賛された芳根。そのユニークなキャラクターだけでなく、確かな実力で今後も数々の話題作に登場しそうで目が離せないぞ!
(取材・文・撮影/週プレNEWS編集部)