発売中の『週刊プレイボーイ』44号で初めてとなる水着ショットもを披露し話題を呼んでいる小芝風花 発売中の『週刊プレイボーイ』44号で初めてとなる水着ショットもを披露し話題を呼んでいる小芝風花

澄んだ瞳に、純な笑顔。その姿は、まさに「美少女」そのものーー。

映画『魔女の宅急便』の主演・キキ役で一躍ブレイク、以降、ドラマ『GTO』『HEAT』、映画『ガールズ・ステップ』などの話題作に登場し、注目を集めている若手女優・小芝風花(こしば・ふうか)。

発売中の『週刊プレイボーイ』44号ではグラビアに登場、のどかな田舎の路上や落ち着いた和室でリラックスして佇(たたず)む姿を撮影。初めてとなる水着ショットも披露し早速、話題を呼んでいる。

現在18歳の彼女は2011年にガールズオーディション2011のグランプリを受賞し、芸能界デビュー。ドラマ、映画、CMと活動中で10月22日からは初となる舞台、Dステ17th『夕陽伝』にも出演、ますます活躍が期待されている。そんなフレッシュな彼女を直撃。素顔に迫った!

―今回は記念すべき初水着ですよね。撮影はいかがでしたか?

小芝 いや、もう見てて、コスプレにしか見えないです(笑)。

―あははは。そんなことはないでしょう。でも違和感があると?

小芝 すごくあります。プライベートを含め水着を着るのは4年ぶりだし、そもそも自分が水着を着て人前に出る日がくるなんて、考えたことなかったんで!

―では撮影前も不安だった?

小芝 不安だらけでした。恥ずかしいじゃないですか。でもやるからには頑張ろうと決めて。ダイエットもしました!

―やる時はやると!

小芝 はい。でも今回のロケ地が高知だったんですけど、ご飯が美味しくて。特に鮎の塩焼き! 昔キャンプでよく食べてたから、嬉しくて~。あと炊き込みご飯とかお肉とか。せっかくダイエットしたのにどうしよう!って(笑)。写真を見たら、影響はなかったので少しホッとしたけど。

―いやいや。すごく可愛いと思いましたよ。もうタイトルの「美少女」そのものって感じで。

小芝 いやいやいや~。それも恥ずかしいですよ。せめて「少女」にしてほしかったっていうか(笑)!

「キキはこのコじゃないでしょ」の逆風

―あははは。ところで小芝さんはオーディションでこの世界に入ったんですよね。どんな経緯で応募を?

小芝 元々、私はフィギュアスケートをやってたんですけど、ある時、浅田真央さんがスケートを滑りながら出ているCMを見て、可愛いな、私もこういうのに出てみたいなと思って。そしたら姉がオーディションの雑誌を買ってきて応募してくれたんです。もちろんすぐ落ちるだろうと思ってたのに、どんどん通っちゃって。

―結局、グランプリまで獲っちゃったと(笑)。

小芝 はい。自分でもビックリでした。スケートを10年間休まずやってたんで、正直かなり悩んだんですけど、親とも相談してこの世界で頑張ることに決めました。

―でもすごいですよね。それから2年も経たずに映画に初主演して、しかもそれが『魔女の宅急便』です。国民的な作品の映画化ですし、決まった時は嬉しかったでしょう?

小芝 オーディションで受かったんですけど、すごく嬉しかったです! でもその一方で「実写してほしくない」とか「キキはこのコじゃないでしょ」とか、そういう声もいっぱい聞いちゃって。すごい不安とプレッシャーの中で撮影に臨みましたね。

でも(清水崇)監督さんから「俺が小芝を選んだんだから気にせず思い切りやれ」って言われて吹っ切れました。せっかくチャンスをもらったんだから頑張ろうって。

―役作りのため木刀を振って腕を鍛えたって聞いたけど。

小芝 箒(ほうき)を自由に扱える為に毎日鍛えてましたね。アクション指導の方から、とりあえず100回って言われたんですけど、両手をバランスよく鍛えなきゃって思って200回やってましたね。

―偉い! 自分から「倍」やったなんて~。

小芝 おかげで箒をまたいで地面に平行にしていても腕は全然疲れませんでした。本当に空を飛べる気がしましたね(笑)。

―あははは。今だから言えるエピソードは?

小芝 う~ん。撮影中に太ったことですかね(笑)。やっぱり撮影の合間のご飯が美味しくて。

―またですか(苦笑)!

小芝 毎日ホテルの朝食バイキングでフライドポテトを食べて、おやつにポテトチップスを食べてたら監督からポテト禁止令が出ました(笑)。今、映画を見返すとぽっちゃりしてるシーンがあるんですよね。あははは。

2ミリの距離でのキスシーンに緊張…

―それはまた観てチェックしないと(笑)。今は初の舞台(Dステ17th『夕陽伝』)が控えてるんですよね?

小芝 はい。毎日、稽古です。最初は不安だらけでしたけどね。特に大きな声が出るかなとか思ったし。

―舞台は映像と違いますもんね。

小芝 はい。でも演出家の岡村(俊一)さんが「無理に出す必要はない」って言ってくださって。ただ大声を出すだけなのは演技じゃない。声は感情を大きくさせて自然と大きくするものだからって。そんな風に日々、勉強させていただいてます。

―劇中では主演の瀬戸康史さんとキス寸前のシーンまであるとか…ドキドキでは?

小芝 やっぱり最初は緊張しましたね。岡村さんに2ミリの距離でって言われたんですけど、お客さんからすればしてるように見えるくらい近いですし。

―何回も稽古してる時、思わずしちゃったり…。

小芝 あははは。それはまだないですね。岡村さんからは「もうしちゃえよ! ファーストキスが瀬戸康史だなんて贅沢だぞ!」なんて言われましたけど(笑)。

―やっぱりフィギュアスケートをやってたから舞台には強いんじゃ?

小芝 どうかなぁ。個人競技のスケートと違って、舞台はみんなで作るもので掛け合いとか難しいし。それにすぐ緊張しちゃうタイプなんです。先日、公開稽古をやった時も緊張で顔が真っ赤になったし。でもスケートをやってたから負けず嫌いな面はあります。自分との戦いに勝って、絶対にいい舞台になるよう頑張りたいですね。

―ちなみに目標とする女優さんは?

小芝 満島ひかりさんとか安藤サクラさんとか。見ていて自然と感情移入してしまう、存在感のある女優さんになりたいです。

―米倉涼子さん、上戸彩さん…事務所の先輩にも大勢、人気女優がいますよね。

小芝 皆さん、尊敬する方ばかりです。剛力(彩芽)さんはよく事務所でお見かけするんですけど、いつも話しかけてくれて。すごく励みになります。お芝居の面だけでなく、あんな風に優しい方になれたらって。でも今は誰かを目指すより、いろんな役をやってとにかく勉強したいです。

―スケート同様、地道に努力すると。

小芝 はい。おばあちゃんになっても女優さんを続けていられたら嬉しいです。そのためにもひとつひとつの作品を大切にして、全力を尽くしたいなってすごく思っていますね。

小芝風花のグラビアが掲載されている週刊プレイボーイ44号は絶賛発売中!

(取材・文/大野智己、撮影/橋本雅司)

■小芝風花(KOSHIBA FUKA) 1997年4月16日生まれ 大阪府出身 身長156cm 血液型=A型 ○「ガールズオーディション2011」グランプリを受賞し芸能界デビュー。ダイドードリンコ「miu」、「プロアクティブ」のCMに出演中。舞台『夕陽伝』が10月22日(木)~ 11月1日(日)に東京・サンシャイン劇場、11月21日(土)、22日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演予定。ラジオ『SCHOOL OF LOCK!「GIRLS LOCKS!」』(TOKYO FM、毎週月曜~木曜22:15~)の毎月第1週目担当、『小芝風花のcolorful morning!』(文化放送、毎週土曜6:50~)に出演中。そのほか最新情報は公式ブログをチェック! http://ameblo.jp/fuka548/