本誌1994年10月11日号でUFOとの初遭遇を明かした演歌界の兄貴、山本譲二氏

UFOに乗り込んで宇宙人と遭遇し、ツチノコと猫のケンカを実況中継。埋蔵金探しに人生をささげる熱き男を追いながら、スプーンだって曲げちゃう。ネッシー、イエティ、ヒバゴンに雪男。珍しそうなヤツは、だいたいトモダチ。合言葉は「いるとしかいえない」――。

そんな週プレの49年間のミステリー史を彩った著名人たちに、それぞれの「衝撃体験」を振り返ってもらうこの企画。今回は本誌1994年10月11日号でUFOとの初遭遇を明かした演歌界の兄貴、山本譲二氏に、その後の“接触”について語ってもらった。

――最初に目撃したのは89年、公演先の高知県安芸市だったという話でしたが、それ以降は……。

山本 よく見てますよ。

――最近もですか?

山本 今年1月かな、アシスタントと一緒に目黒の公園でジャージ着てトレーニングしてたんです。時間でいうと夜7時頃ですか、パッと空を見たら頭上にいましたね。

――どんな形でした?

山本 オレンジ2個とグリーン2個、全部で4つの楕円(だえん)がつながったようなUFOでした。30分くらい出てたね。たまたまそばにアベックがいたから、「ほらUFOだよ、見てごらん」と声かけたのに、見ようともしない(笑)。

――山本さんは過去、宇宙人にも遭遇した経験があるんですよね?

山本 一度だけですよ。公演終わって大阪のホテルで寝てると、全身ブルーのツナギを着た人間と同じ大きさの宇宙人が入ってきたんですよ。宇宙人の殺し屋だと思って。

――宇宙人の殺し屋?

山本 レーザーガンを腰に下げてたからね。そいつはベッドの脇まで歩いてきて、僕を見下ろすの。で、目と目が合った。目といっても目玉はないんですよ。左右がつながってて、紺色の繊維みたいなのが奥で揺れてるだけで。次の瞬間、そいつは消えちゃいましたけどね。

一番印象的なUFOは自分で呼んだやつ

――では、一番印象的なUFO遭遇体験は?

山本 自分で呼んだやつかな。

――呼べるんですか!?

山本 5年前かな、自宅のマンションでね。僕と女房と娘と、若いアシスタントがふたりいました。「おまえら、UFO見たいか?」と聞いたら「見たい」というので、部屋の窓に手を当てて。しばらくしたら来ましたね。グレーと黒の楕円が重なったような形でした。

でも、間が悪くそのUFOにヘリコプターが接近してきて。ジッと見てたら、UFOが機体から雲を3回ポンポンポンッと発射して、3回目の雲の中に自ら隠れた。彼らはね、そういうこともできます。

――UFOや宇宙人が地球を訪れる目的とは?

山本 宇宙人はテクノロジーが高度に発展していて、ワープもできる。1万年の命なんかも持っちゃってるわけ。でもそうなると子供もあんまりつくらなくていいから、生殖器が退化しますよね。UFOに体を検査された地球人もいるでしょう? 宇宙人は生殖に関する研究をするためにやって来るのかもしれませんね。

往年のようなブームは鳴りを潜め、目撃談も減少しつつあったUFOだが、やはり、見ている人は見ているようだ。

(撮影/高橋定敬)

■さらに、週刊プレイボーイ45号「UFO ツチノコ 超能力 埋蔵金 UMA×週プレの49年史」では、まだまだある週プレ49年間のミステリー史がお読みいただけます!