低迷するフジテレビを尻目に、今年も視聴率三冠王が確実視されている日本テレビ。明るいニュースが多いからか、アナウンス部の雰囲気も良好だという。
「実は数年前までピリピリした雰囲気だったんですよ」
そう話すのは内情を知る同局の関係者だ。日本テレビのアナウンス部は民放キー局の中で最も上下関係に厳しく、意外にもバリバリの体育会系だったとか。
「アナウンサーは担当番組によって労働時間が違うため、通常だったらフレックスに勤務できるんです。けど、日本テレビは違う。入社3年目くらいまで、先輩アナに『もう帰ってもよろしいでしょうか?』とお伺いを立てないといけなかった。
当時、あるアナウンサーが自虐的に『ウチはお堅い体質で、民放のNHK』と話していたくらいですから」(前出・関係者)
実際、そうした社風にガマンできなくなったのか、2010年から2012年までの3年間で7人もの女子アナが退社しているのだ。
「アナウンス部の雰囲気が変わり始めたのは2013年頃。水卜麻美(みうらあさみ)アナウンサーが後輩アナを集め、“ミト会”という女子会を開くようになったんです。
これで結束力が高まり、同時に水卜アナの人気が急上昇したことで影響力を持つようになった。うるさ型の先輩たちも、ミト会メンバーにネチネチ言えなくなったんです」(日本テレビの中堅局員)
カラダも心も大きい水卜アナが、日本テレビの快進撃を支えていたのである。