映画『女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。』で主演を務めた蒼波純と同作に出演した吉田凜音(りんね)の14歳コンビとして注目される「ずんねfrom JC-WC」。
吉田が誕生日を迎え、15歳になる12月11日までの期間限定ユニットだが、今月18日に『14才のおしえて』をリリース。大森靖子がプロデュースと作詞作曲を手掛けたデビューシングルにふたりは驚いたという。
―ふたりの初対面は映画の時だったそうですが、それぞれその時の印象は?
吉田 透明感がヤバッ!って思いました。大森さんのPVとかで知ってたけど、ウチのこと知らなかったでしょ?
蒼波 うん…でもお母さんがすごいアイドルとかに詳しくて、知ってたみたいです。私はラッパーの人だと思って…。
吉田 違うから! なんか映画の役がラッパーだから本当にラッパーだと思ってたらしくて…。
蒼波 だって、ちゃんと上手いんですよ…だからこういう人なんだなって。
吉田 違うから!
―(笑)。仲良いですね。普段からこんなやりとりなんですか?
吉田 そうですね、いつもこんな感じだよね。ほのぼのした感じ? 「今日、虫がいたよね」みたいな。
蒼波 蜘蛛(くも)がいて~。
吉田 気持ち悪いな~みたいな。
―ただの世間話(笑)。
吉田 お互い地元にいるから遊んだりはあんまりできないけど、たまにメールしたりしてますよ。(注:吉田は北海道、蒼波は宮城)
新曲の歌詞に思わず驚愕!
―活発な感じの吉田さんと、おっとりした蒼波さんでキャラが真逆だから合うんですかね。
吉田 話はするから噛み合ってる? でも蒼波は行動が面白いんですよ。初めて会った時なんか、セットに使う“木”と背比べしてたんですよ! 13歳が!
蒼波 えっ? そんなことしてたっけ? 全然覚えてないんだけど。凜音ちゃんは誰とでもフレンドリーだよね。あと強いイメージ!
吉田 (笑)。不思議なコだな~。
―今回の曲『14才のおしえて』は大森さんがプロデュースということですけど、最初に聞いてどんな印象をうけましたか?
吉田&蒼波 歌詞が強烈!!
蒼波 先輩に片思いする女のコの気持ちを歌ってるんですけど、ちゃんと可愛いんだけど、強烈。先輩がチャラそう(笑)。
吉田 結構、オラオラ系。チャラい人は嫌だよね。
蒼波 ねっ! 女のコにベタベタしてそう。そんなイメージがあった。好きになりたくはないなっていうのはある(笑)。
―友達としてはいいけど、恋はできないってことですね。
蒼波 そうですね。あとセリフで「大好き」っていう所があって…。
吉田 あぁ! ウチはそういうこと言わないんで、本当に苦労しました。「大好き」とか本当に言わないので抵抗がありました。
蒼波 私も言わない。人生で一度も言ったことない気がする。
吉田 嘘でしょ!? 友達とかには言うよ。あの囁(ささや)いた感じの「大好き」はないけど。
蒼波 ん~言ったことないと思う。しかも連続で…って。
吉田 そうなんだ~。録(と)る時にいろんなパターンの「大好き」を求められてキツかったよね。
蒼波 うん、すごい恥ずかしいよね。
吉田 だいぶ恥ずかしい。聞いてる側は抵抗ないんだろうけど、言ってる側はね。
まさかの内輪モメ勃発!?
蒼波 っていうか、ライブでちゃんとそこ言ってる?
吉田 言ってるよ! 言わなきゃダメでしょう。
蒼波 いや、全然聞こえないような…。いつもチラ見しちゃうもん、ちゃんと言ってるか。
吉田 聞こえないって(笑)。しかもそれでこっち見てたんだ。違うよ、あの囁く感じが難しいんだよ。
蒼波 それはわかるけど、なんかね~。
―これからのイベントではそこに注目しておきます(笑)。今回のユニットは期間限定ですけど、今後やってみたいことはありますか?
吉田 海外とか、沖縄とかに行きたいです。あと、ウチの生誕ライブもあるので、その時に解散ライブもやれたらイイなって思います。結成のライブもあったので。
蒼波 なんだろうな~。毎回聞かれるけど、わかんないんですよね。これからふたりで映画の舞台挨拶とかありますけど、もう回数も少ないので、楽しめたらいいなと思います。
―なるほど。今日はありがとうございました。
(取材・文/週プレNEWS編集部 撮影/鈴木昭寿)