現在発売中の『週刊プレイボーイ』3・4合併号にて、“週刊少年ジャンプ黄金期”と呼ばれた90年代初頭の伝説的ギャグマンガ『モンモンモン』が2週間限定の大復活!
これは、申年ってことでの限定復活なのか? 早速、作者である、つの丸先生に直撃です!
つの丸 申年だからなのかなぁ~。とりあえず、ダーマス(※週刊プレイボーイ本誌・増田編集長)から「サル、描けるでしょ」って雑なオファーされただけ。それで、7ページって言われて描き始めたけど、気づいたら16ページになってたんだよ。
―で、発売中の3・4合併号には、しっかり前半の7ページ分しか掲載されてませんでしたけど…。
つの丸 なんだかんだで16ページ載せてくれると思ったんだけどなぁ。でも、【続きはwebで!!】って…ありえないだろっ!! だって、コンパクトに詰め込むより、ページ使ってキャラもいっぱい出したほうが面白いじゃん! 何が足りなかったんだよ。
―やっぱり、昔のコミックスの表紙みたいに、先生自らフィギュアや切り絵を制作すべきだったんじゃないですかね。
つの丸 そんな時間あるわけないだろ! マキバオー(週プレNEWS連載『たいようのマキバオーW』)もやってるんだぞ! それに作ったとしても“新人アイドルを載せたんで、あれカットしました”でおしまいだろ! とりあえず、モンモンモンのファンは後半を読む前に、まずは週プレの最新号を買ってきて!! いや、立ち読みでいいや。
―いやいやいや! 是非お買い求めいただければと! でもでも、久々にモンモンたちを描いたら、やっぱ楽しかったなどは?
つの丸 やったらノリノリだったな。16ページだからこそ、コミックス全8巻分のエッセンスを詰め込めた。ギャグもストーリーもね。でも、キャラを描くのは苦労したなぁ。昔のテイストで描けないんだよ。嫁さんに確認しながら、3回描き直した!
―え!? 3回もですか?
つの丸 そうだよ。デビュー当時に比べ、仕事のやり方がプロになってるから、ヘロヘロな線が描けない。だから、当時の絵に近づかせるために3回も描いた。
―デビュー当時はどのように描いていたのですか?
つの丸 大体、夕方ぐらいから刑事ドラマの再放送やバラエティ番組を見ながら描いてた。ドラマやCMのネタを入れたりして、その場の勢いだったんだよな。もう、ライブだよ。それに、アシスタントのほうがキャリアあったから、逆に描き方を教わってたぐらい(笑)。
―今回はアシスタントさんなしで、おひとりで描いたということですけど?
つの丸 まー、背景とかほとんどないし(笑)。とにかく久しぶりにひとりでやって楽しかった。やっぱモンモンたちは描いてて楽しいよ!
―ホントですか! だったら節分でまたやりましょう! モンモンたちは豆が大好物だし、描けますよね?
つの丸 ふーん。おまえら、また分割するつもりだろっ! でもさ、せっかく申年だから読み切り何本か作って、コミックス化もありなのかなと思う。
―やりましょう!
つの丸 だから、全部載せる気あるのかよっ! まー、全部載せてくれる媒体だったら、俺はどこでもモンモンモンを描きますよ。それも今回の読み切りの人気次第だろうから、とりあえず前編の載った週刊プレイボーイ3-4合併号を立ち読みしてください!
―いやいや、是非お買い求めください!! そして後半は週プレNEWSで公開中です!!
つの丸 『モンモンモン』で連載デビュー。その後、『みどりのマキバオー』、その続編である『たいようのマキバオーW』を連載中。1月7日まで『モンモンモン』第1巻を『少年ジャンプ+』にて無料配信中!!