2016年、果たして誰がブレイクするのか。女子アナ評論家の戸部哲也氏に注目アナをピックアップしてもらった。
近年、ブレイクする女子アナの傾向を見てみると、ふたつのキーワードがあるという。
「ひとつめは“ノリの良さ”。フジテレビの加藤綾子アナがある番組で『バラエティ番組ではマジメに振る舞うより、面白いと思った時は遠慮なく、大きく笑うようにしている』と語っていましたが、今の女子アナに求められるのは素のリアクション。
若手アナの中で、それが一番自然にできているのがTBSの宇垣美里アナ。大学まで関西で育ったこともあって、出演者とのかけ合いも言い回しが面白かったりする。TBSの次代を担う女子アナなのは間違いない」
そして、もうひとつのキーワードが「人気芸人との共演」だとか。
「それまで無名の存在だったテレビ東京の狩野恵里アナが『モヤモヤさまぁ~ず2』のアシスタントに抜擢(ばってき)されて大ブレイクした。さまぁ~ずは女子アナいじりがうまく、共演する女子アナは注目度が上がる傾向にある。
現在、『さまぁ~ずの神ギ問』を担当するフジテレビの新人、宮司愛海アナは下ネタにも堂々としていますし、ツッコまれた時の切り返しも上手。“ポスト・狩野恵里”の有力候補といえます」
フジテレビ・加藤綾子アナと日本テレビ・水卜(みうら)麻美アナの2強時代が続いているが、今年、誰がそこに割って入るのか―。