今年1月末で日本テレビを退社。念願のフリー転身を果たした上田まりえアナ

日本テレビの上田まりえアナ(29歳)が1月末で同社を退社し、2月1日から松竹芸能に所属した。

上田アナは夏目三久アナや水卜(みうら)麻美アナなどのような看板アナではなかったが、女子アナ嫌いといわれるタレントのマツコ・デラックスから「この女子アナはすごい!」「まだまだ伸びる!」「大好きだ!」などとベタ褒めされた珍しい人物。

昨年12月放送の『月曜から夜ふかし』で上田アナが「私のことを忘れないでください」とVTRでマツコに別れの挨拶(あいさつ)をすると、マツコは「上田がフリーになるわよ。何をするつもりなのかしら」と興味がある様子。そこで、(マツコに代わって)フリーとなった上田アナの初仕事に密着し、今後、何をしていきたいのかを聞いてみた。

まず、初日の2月1日は「会社員を辞めたため事務的なことがいろいろある」と1日中、関係各所を回って様々な手続き…の予定だったが発熱のため自宅で寝込む。

翌日(2日)はお昼から東京国際フォーラムで「世界ジオパーク ユネスコ正式事業化決定記念キャンペーン」の司会。これが事実上の初仕事だ。控室では念入りに進行表を確認。偶然なのか、世界ジオパークのひとつ「山陰海岸ジオパーク」は上田アナの出身地である鳥取県を含んでいる。そのことを聞くと…、

「有給休暇を使って1週間ほど地元の観光地を巡ってたんです。それが今日、役に立ちます。私、持ってるんです」

と、ただ地元で遊んでいただけのはずなのに、いかにも「この仕事のために勉強してました」的なポジティブ発言。このへんの「???」ぶりがマツコに評価されるところなのだろうか。

それでも、さすがに進行は手慣れたもので、ゲストがイラストを描くための紙がなくなった時、スタンバイできるまでの数分間をトークで場をもたせるなど「さすが、元女子アナ」という部分も見られた。約1時間でイベントは終了し、その後、今後の目標を聞くためインタビューに…。

松竹芸能を選んだ理由は“出落ち”感!?

「局アナ時代はできなかった」というVサインポーズ

―事務所に松竹芸能を選んだ理由は?

上田「なんか“出落ち”感がいいなと思ったんです。『松竹芸能の上田まりえです』って言うと面白いじゃないですか。『この人、何をするんだろう?』って思われるといいなと。私、皆さんに楽しんでいただけることをやっていきたいんです。だから、あえてアナウンサーの事務所ではなくて、芸能事務所を選びました。『あの人、元アナウンサーだったんだ』と思われるようになることが目標です」

―じゃあ、お笑いもやると。

上田「お笑いは…私自身は面白いことが言えないので難しいかもしれません。でも、体を張るようなロケでも、皆さんが面白がっていただけるならなんでもやっていきたいです」

―じゃあ、せっかくなので「週プレだけに教えるスクープ」みたいなのはあります?

上田「スクープかどうかわかりませんが、私、最近、体を鍛えてるんです。やはりタレントは体が資本ですし、どんな過酷なロケにも耐えられるように。それで最近、腹筋が割れてきました!

…マツコさん、安心してください。上田アナはフリーになっても、ちゃんと生きていけます! 頑張ってます!

●上田まりえ1986年生まれ、鳥取県出身。実家は元イカ釣り漁船の網元。2009年に日本テレビに入社。『PON!』『月曜から夜ふかし』『真相報道 バンキシャ!』などを担当。今年2月から松竹芸能に所属

(取材/村上隆保、撮影/佐賀章広)