グラビアデビューも期待したい早希ちゃんだが「ペチャバイすぎてダメですね(笑)」 グラビアデビューも期待したい早希ちゃんだが「ペチャバイすぎてダメですね(笑)」

昨年3月、若手芸人らが様々な体当たり企画に挑戦する人気番組『ロケみつ』シリーズが約6年半の歴史に幕を下ろした。

関西ローカルの深夜枠にも関わらず、じわじわ話題となり、全国に放映枠を拡大。その原動力となり、このバラエティでブレイクしたといっても過言ではないのが、ヨシモト女芸人の桜 稲垣早希(さき)ちゃん。

彼女がアニメ『エヴァンゲリオン』のアスカのコスプレで旅をする“ブログ旅”は、番組史上最長の5年半も続いたメイン企画に! ブログのコメント数次第で旅の資金と続行が決まるという過酷なルールの中、日本全国、さらにはヨーロッパへの旅にも挑戦した早希ちゃんの姿に勇気づけられた人も多かった。

終了から1年…。今なお“ロケみつロス”、いや“早希ちゃんロス”で寂しい思いをしているファンに彼女のインタビューをお届け! 前編(「スタッフ含め、どんどん精神を病んでって…」)では“ブログ旅”の裏話をしてくれたが、今回は女芸人としての今、気になる恋バナまで語ってもらった!

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―正直、ブログ旅の最中は恋愛どころじゃなかったと。では『ロケみつ』が終わって、仕事のほうは今どんな感じですか?

稲垣 もう「次をやらなきゃ!」ばっかりですね。若手芸人がぼーっとしてる時間はないので! 旅に行きながらも単独ライヴはずっとやってたんですけど、やっぱり“芸人としての自分”は絶対におらなあかんって思ってて。

あの旅をしてる時って、正直、世間的には「あのコ、職業、何?」って、“何者”感がすごかったんですよ。「タレントさん? コスプレイヤー?」みたいな。世間が見る私と、自分がやりたいことの違いがあるし。マネージャーさんですら「もう、そんなお笑い頑張らんでええやん」とか言うんですよ! 私の中では「お笑いをやりたい」っていうのが一番なのに…。

―でも経歴を見ると、元々はお笑い以外の仕事から入ってますよね。

稲垣 一番最初は女優になりたかったんです。でも、ちょっと間違えてヨシモトに入っちゃったんですよ…。高校ぐらいの時は小ちゃいタレント事務所にいたんですけど、関西やったら、やっぱりヨシモトが一番大きいので「ヨシモト行ったら、もっとお仕事できるかな」と思って。それで入ったら「お笑いしかできません」って言われたんです。

―なるほど(笑)。それでヨシモトを辞めようとは?

稲垣 入ってそんなん言われたら「お笑いするしかないやんか!」って。でも、実際やってたらすごく楽しくなったんです。私、それまでは「面白いこと言って、人を笑わせよう」みたいに思ったことがない人生で。関西人の中でもレベルが下のほうというか、ユーモアがある人間じゃなかったんですよ。

それでヨシモト入って、お笑いやらなきゃいけなくなったんで、当時の相方と一緒にネタを考えて。お客さんの前で披露したら、オタクの人がすごく笑ってくれたんです!「すごい! この人達、私の言ったことで笑ってる!!」と思って。その快感にハマりましたね。

ちょっとペチャバイすぎてダメですね(笑)

―では、そんな熱い情熱を注げるお笑いに集中できる今は、“ロケみつ効果”もあって、チャンスが広がってきてるんじゃ?

稲垣 ロケみつ効果…。うーん、どうなんでしょう…。

―あれ? ロケみつバブルは早希ちゃんには起こらなかったの?

稲垣 ない~です! 今も大阪でのほほんとやってます。まあ、ロケみつのおかげなのか、地方に行くと顔を指さされたりするんで、知名度は上がったかもしれないですけど。

―では、さらなる人気獲得のためにグラビアに挑戦してみるとか…?

稲垣 うーん…ちょっとペチャバイすぎてダメですね(笑)。マニアックな人向けじゃないとウケないですよ。『月刊ペチャパイ』みたいな雑誌があったらいいかもしれないですけど…。

―まあ…胸の大きさは好みですから。早希ちゃんの水着を見てみたいっていうファンも多いはずですよ!

稲垣 うーん…。そういう露出とかエロい感じを見せると、先輩に「笑えない」って言われるんですよ。よく番組の罰ゲームでローション風呂とかあるじゃないですか。それを私がやると、「変なエロさが出て笑えないから、おまえは違う罰ゲームにする」とか言われて。一生懸命笑わそうとしてるのに笑えないのはイヤだなぁって…。セクシー系は正直、ちょっと抵抗ありますね。

―エロさを出せるってすごく魅力的なのに、もったいない! でもそれだけ芸人魂が強いんだと。では、プライベートのほうは? 前より自分の時間が作れるようになって、恋愛もできるようになったんじゃ…。

稲垣 あー…。家に帰ったらビール飲んで、ペットの猫と遊んでゲームするみたいな、ほんまにそんな毎日です。

―干物女じゃないですか!? 戻ってきてお肌の具合も良い感じになったって話なのに、出会いはないんですか?

稲垣 同期の芸人さんに男の人を紹介してもらったことがあるんですけど、共通の話題もなくて、沈黙がすごく多くて…。何話したらいいかわかんないんですよ。

―一緒に合コンに行ったりはしないんですか?

稲垣 合コンとかやってるんですかねぇ。たぶん、やってないと思いますけど…。

「稲垣早希は、もう結婚を諦めたんですか?」

―ええっ、大丈夫ですか? 実はハブられてたり…。

稲垣 えっ! そうなんかな!? 私、ブリッコするからな~。

―そうなんですね(笑)。ちなみに、ではどんな男性がタイプ?

稲垣 ピュアな感じの人がいいですね。アニメの『おそ松さん』の中なら十四松です!「ハッスル! ハッスル~!」って言ってるすごく元気なオバカキャラなんですけど、大好きです!

―今、一部で大流行のアニメですね~。たぶん、現実にそういう人はあんまりいないんで…もうちょっとリアルなとこでは?

稲垣 そうですね~、大人になっても少年っぽさがある人とか。「ホームフィギュア作ってるで」、「ディアゴスティーニを集めてんねん」みたいな。

―それはすごくいそうです! …けど、元気ハツラツではなさそうな。出会いもなかなか難しいですね。

稲垣 なんだかんだで、今は仕事が一番なんで! あっ!(突然)、そういえば、最近見たヤフー知恵袋で「稲垣早希は、もう結婚を諦めたんですか?」みたいな質問があったんですよ。

―えっ! 急に知恵袋の話!?

稲垣 それで、「芸能人だから、上を目指しすぎなんでしょう」みたいなのがベストアンサーになってて! いやいやいや、勝手に解決しないで!って。

―じゃあ、早希ちゃんからベストアンサーを教えてください。もう結婚は諦めたんですか?

稲垣 諦めるわけないでしょー!? あんた、バカ!!(エヴァのアスカのモノマネで)

―出たー! っていうか、それやりたかっただけ!? いや、でもほんと今後の早希ちゃんの活躍をみんな見守ってますよ! ありがとうございました!!

■桜 稲垣早希 1983年12月27日 兵庫県出身。2008年から2014年まで5年半、続いたTV番組『ロケみつ』の「ブログ旅」コーナーで一気にお茶の間の 人気者に。持ちネタの『エヴァンゲリオン』のアスカのモノマネから“エヴァ芸人”と呼ばれることも。2014年には、R藤本とのお笑いコンビ「ドラゴゲリ オンZ」を結成し、ニコニコ生放送などで活動。現在は、女優、声優としても活躍中!桜 稲垣早希のブログナイフもチェック!  http://blogs.yahoo.co.jp/sakura_inagaki_saki_blog

(インタビュー/週プレNEWS編集長・貝山弘一 構成/岡本温子[short cut] 撮影/五十嵐和博)