日本人の父とフィリピン×スペインのハーフの母を持つ、金子理江ちゃん(18)。
異国的な顔立ちも特徴的だが、音楽好きな文化系女子という側面もあり、「ミスiD2015」ではグランプリを受賞。現在はちょっと特殊なアイドルグループ「LADYBABY」のメンバーとして活躍中だ(ちなみに、LADYBABYのセンターは髭面の女装パフォーマー“ビアちゃん”)。
そんな彼女がこの春に高校を卒業、最後の制服姿を収めたブックインブック特集「高校卒業~最後の制服」が発売中の『週刊プレイボーイ』No.13に封入されている。週プレNEWSでは、そのアザーカットをお送りするとともにやんちゃだった高校生時代の思い出、ミスiDに応募するきっかけとなった偶然の出会いなどを告白!
―高校生時代はどんな女のコだったんですか?
金子 常に職員室にいましたね。先生に呼び出されて。
―常に? 一体、何をしていたんですか?
金子 いつも友達と4人グループで行動してたんですけど、すごいうるさかったんですよ(笑)。「学年で一番うるさいやつら」って言われてました。授業も興味のある科目しか集中できないタイプで。
―興味があった授業とは?
金子 英語も好きだったんですけど、一番、一生懸命やってたのは音楽です。自分の好きな楽器を選んで教えてもらえたんですけど、私はギターを覚えたくて。学校のギターを家に持って帰らせてもらって、ずっと練習してました。でも、「Fコード」で苦戦して、バイトも忙しくなったし、ギターは弾かなくなっちゃったんですけど。
―どんなところでバイトをやってたんですか?
金子 近所のデニーズです。うちは家計が厳しくて、私もバイトでお金を稼がなくちゃいけなかったんですけど、「どうせやるなら社会勉強できるところがいいな」って思って。うちの近くのデニーズは接客が厳しいことで有名だったんですよ。言葉遣いにも気をつけなきゃいけないし、メニューもころころ変わるので、ちゃんと内容を覚えなきゃいけなくて。
―ああ、お客さんにメニューの説明ができるように。
金子 そうです。ただ、数字は苦手なので、会計だけは別の人に任せてました(笑)。
年齢のせいで馬鹿にされるのって悔しい
―あはは。高2の時にミスiDに応募しますが、きっかけは歌手の大森靖子さんに誘われたからだとか?
金子 はい。元々、知り合いでもなんでもなかったんですけど、靖子ちゃんが私のツイッターをたまたまフォローしてくれて。靖子ちゃんってハロプロのファンなんですけど、ハロプロに「金子りえ」ちゃんっていう研修生がいたんです。そのコがツイッターを始めたっていうから、ググってみたら私のアカウントが出てきたらしくて(笑)。
―まさかの金子りえ違い(笑)。
金子 そうなんです。それで靖子ちゃんがミスiDのオーディションに誘ってくれて。靖子ちゃんがいなかったら応募してなかったし、今頃は音楽の裏方になってたと思います。
―なるほど。制服のこともお聞きしたいんですが、学生時代、「制服っていいな」って思った瞬間はありますか?
金子 うーん。自分ではあんまり意識してなかったんですけど、友達と外で遊んでる時にショーウインドーに映った自分たちの姿を見て、「制服の女のコたちってキラキラしてるな」って思いました。
―ショーウインドーとは、なんか画(え)になりますね。
金子 …って言っても、ショッピングモールの窓ガラスだったんですけど(笑)。
―地元感が(笑)。もう、現役の高校生として制服が着れないことについては、どう思いますか?
金子 ちょっとだけ寂しいというか、切ないというか…。高校生っていう“一時の夢”から覚めちゃうと思うと、「やだな」って思います。でも、制服を脱ぐっていうことはその分だけ自分が成長したっていうことだから、「いいことなんだな」とも思います。
―早く大人になりたい?
金子 なりたいです。今まで、「どうせ高校生だから」って言われることが多かったので。そう言われるのは、自分が至らない点もあったからなんですけど、年齢のせいで馬鹿にされるのって悔しいじゃないですか。だから、高校卒業をきっかけにして、自分自身ももっと大人になっていきたいなって思います。
■週刊プレイボーイ13号(3月14日発売)のブックインブック特集「高校卒業~最後の制服」も要チェック!
(取材・文/西中賢治 撮影/細居幸次郎)
■金子理江(KANEKO RIE) 1997年12月18日生まれ 東京都出身 身長158㎝ 血液型=O型 ○2014年、「ミスiD2015」グランプリを受賞。2015年、レディ・ビアード、黒宮れいと共にアイドルグループ「LADY BABY」を結成。LADY BABY 3rdシングル『蓮華チャンス!』が4月13日(水)に発売予定。ワンマンライブが4月15日(金)に開催予定。公式ツイッターもチェック 【@ChuuuRie】