仕事が終わり、ホテルに帰ってきた姉妹。ふたりだけの、ふたりしか知らない秘め事が始まるーー。
グラビアの扉にそえられた、そんな惹句に導かれページを開くと、仄(ほの)暗いライトに照らされたベッドやシャワールームの中、セクシーなドレスや水着をまとい、悩ましげな表情を浮かべるふたりの美女が…。
発売中の『週刊プレイボーイ』13号でその妖艶なグラビアを披露、読者を刺激しているのが女優・高橋メアリージュン(28)、ユウ(25)姉妹だ。
姉の高橋メアリージュンは2003年横浜湘南オーディションを経て芸能界入り。『CanCam』専属モデルを経て、女優として活動。最近は『復讐したい』『みんな!エスパーだよ!』など映画にも続々出演、今年も3本の公開作品が予定されている。
妹の高橋ユウは2006年、TVのボーカルオーディションを経て芸能界入り。『Cawaii!』の専属モデルを経て、やはり女優に。『仮面ライダーキバ』のヒロイン役で一躍知名度を上げ、TV・映画の他『美少女戦士セーラームーン』などの舞台でも活躍している。
姉妹そろっての共演はファッション誌でも稀(まれ)だが、男性グラビア誌では初めての試みだとか。そこで今回は高橋ユウを直撃。気になるグラビア撮影の裏話や普段話さない、姉妹のエピソードなどを語ってもらった!
―今回は美人姉妹として人気の女優ふたりを妖艶なムードで撮らせていただきましたが、こうして一緒に雑誌に出るなんてありました?
高橋 ほぼないですね。ましてや男性誌になんて考えたこともなかったです。最初にお話をいただいた時、「え? 私たちプレイボーイに出ていいの?」って顔を見合わせちゃいました(笑)。だって、これまで色っぽい部分を公に見せてこなかったですからね。
―いやいや。セクシーな姿といい、悩ましい表情といい、男性読者は感激ですよ。
高橋 よかった~。安心しました(笑)。
―中でもふたりが肌を出しながらベッドでシーツにくるまってるシーンがありますね。男性的に見て、かなりドキッとしましたが、こういうことは実際にあるんですか?
高橋 ないですね。一緒に暮らしてますけど部屋は別だし。両親が泊まりに来て、やむなく姉のベッドでってのは稀にあるけど、こういうウェットな感じでは決してないです(笑)。
今は姉を羨む気持ちもあります
―一般的に姉妹というと、姉はしっかり者、妹はお転婆みたいなイメージがありますけど、おふたりはどうなんですか。
高橋 そのまんまですね。家事はお互い気づいたほうがやるんですけど、大抵何か言われるのは私で。姉からすると私はガサツらしいんです。例えば、目の前にお茶があるとこぼしちゃうし。
―やっぱりお姉さんのほうが細かい?
高橋 わりと言ってきますね。まぁ理不尽なことは言いませんけど。以前、舞台の打ち上げに行って、酔って帰宅したことがあって。着替えもそこそこに眠っちゃったんです。朝、姉が起きたら、部屋のドアからパンツ姿の私のお尻がドーンと目に入ったらしくて。「最悪や!」って、えらく怒られたことがありました。
―凛々(りり)しい雰囲気のユウさんもそんなことあるんですね(笑)。
高橋 でも普段は一緒におふざけもしますよ。家でミュージカルとか。その時の気持ちをよく一緒に歌いながら踊るんです。「さぁ、おフロに入ろ~ラララ~」「今日は寒いから~熱めがいいね~♪」みたいな。ふたりとも家ではよくおチャラケていますね。
―姉妹だからこそ楽しめると。元々、デビューしたのはお姉さんが早かったんですよね?
高橋 はい。姉は2003年にヴォーカルのオーディションに受かったのがデビューするきっかけで。私は2006年にTV番組のヴォーカルオーディションに合格して、お仕事するようになりました。オーディション自体は私が先に受けてたんです。でも姉に先を越されて。それがすごく刺激になりました。
―兄弟姉妹は身近な存在だからこそ、お互い張り合うといいますよね。お姉さんの活躍を羨(うらや)んだりも?
高橋 昔はそうでもなかったけど今はそういう気持ちもあります。
―お姉さんは今たくさんの作品に出演する人気女優ですし。
高橋 時々、姉が受けられない仕事を回してもらったりするんです。嬉しいし、ありがたいとは思うんですけど、自分にきた仕事じゃないし。複雑な気持ちになりますね。正直、悔しいです。でも姉も悔しい思いをたくさんしているのを知ってるんで、仕事が決まるとやっぱり嬉しいし。自分が常にやる気になれるのも姉が頑張っているからなんだと思いますね。
―家では仕事の話はするんですか?
高橋 しょっ中します。モデルをやってた頃からウォーキングの練習を一緒にしてました。一番身近な存在だし、お互い、本音で言い合えるのがいいですよね。
家が貧乏になったことで「やらな!」って
―公私にわたるパートナーだと。一方で大きなケンカは?
高橋 最近はないけど、昔、恋愛関係で大ゲンカしたことがあります。私がだらしない人に夢中になっちゃったんです。姉はずっと反対だったんですけど、ある日、その人に会いに行こうとしたら、玄関で「行ったら縁を切る!」って止めて。私も反発して大泣きしてやりあいました。結局、姉に従ったんですけど。
―お互い、本気で向き合ったんですね。
高橋 その後、私は仕事があったんですけど、姉は炭酸水ミストで涙目のムクミを丁寧に取ってくれました。結局、ケンカしても最初に優しくしてくれるのはいつも姉なんですよね。
―逆にユウさんが怒ってケンカになったことは?
高橋 私から…はないですね。怒ってもすぐ負けちゃうし(笑)。
―あははは。本当に姉と妹らしい関係なんですね。
高橋 姉はいつも見上げる存在です。そういえば私、中学の入学式がちょうどオーディションの最中で、金髪で行ったんです。一応、親が先生に話してくれてたんですけど、先輩に目をつけられないか不安じゃないですか。
そうしたら校門にヤンキーの先輩がいて「あんた!」って言いながら近寄ってきたんです。「ヤバッ、どうしよ!」って思ったら「メアリーちゃんの妹やな! 可愛いな~!」って(笑)。その時は本気で「お姉ちゃん、すごっ!」って。姉はヤンキーとも仲が良く、慕われる存在だったらしいんです。
―そんなお姉さんだったら逆らえないですよね(笑)。そういえば、以前、お姉さんがTVでの発言で、ふたりともギャラを両親に預けて、お金はそこからお小遣いをもらうと。
高橋 はい、そうです。仕事を始めた時からずっとそうしてます。
―両親にお兄さん、弟さんとも仲がいいそうで。家族全体、仲がいい理由とかは?
高橋 大きかったのは家が貧乏になったことですね。私が小4の時に父が事業に失敗したんです。で、ある日、家族みんなで琵琶湖に散歩しに行くと、父が話し出して。「お父さんも頑張るから、みんなも頑張ってくれるか?」って。ショックだったけど、普段は弱いところを見せない父の姿を見て「やらな!」って思いました。
その時もみんな泣いてる中、姉だけは泣いてなかったです。その後、家は狭いところへ引っ越したけど、両親は明るい性格だし兄弟4人もいるし、辛いと思ったことは一度もないですね。
―イイお話ですね。ちなみにふたりとも年頃ですが、好きな異性のタイプは似てたりする?
高橋 違いますね。姉はちょっと不器用で愛嬌のある人が好きで、私はどちらかというと派手で社交的なタイプの人が好きですね。私は好きな人ができたら必ず姉に相談します(笑)。それでまたいろんなことを言われちゃったりするんですけど。
―あははは。では、最後にユウさんが抱く姉妹としての夢は?
高橋 今は姉も私も女優として頑張っているので、お互い名を上げて、もっと一緒に共演できたらいいなって。今は本当にそれだけですね。それこそ今回のグラビアみたいに、ふたりだからこそできる姿を演じて。多くの方に喜んでもらえたらいいなって思います。
■高橋姉妹のグラビアが掲載されている『週刊プレイボーイ』13号(3月14日発売)は絶賛発売中!
(取材・文/大野智己、撮影/樂滿直城)
■高橋メアリージュン(TAKAHASHI MARYJUN) 1987年11月8日生まれ 滋賀県出身 身長169cm B85 W58 H86 血液型=A型 ○ヒロインを務める映画『復讐したい』が公開中! また『シマウマ』が5月21日(土)、『マザーレイク』が6月4日(土)、『ホーンテッドキャンパス』が7月2日(土)と続々公開予定! Netflixオリジナル作品『火花』も今春公開予定! 公式ブログ、Twitterもチェックhttp://ameblo.jp/maryjun/【@Mjtaka1108】
■高橋ユウ(TAKAHASHI YU) 1991年1月19日生まれ 滋賀県出身 身長173cm B85 W58 H88 血液型=A型 ○ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』に出演して話題に。姉のメアリージュンと共演する映画『マザーレイク』は6月4日(土)公開予定! 公式ブログ、Twitterもチェックhttp://ameblo.jp/takahashiyudesu/【@takahashiyudesu】