「見ていてきゅんきゅんしてくる!」「卒業して、ますますセクシーになったんじゃない!」「胸とお尻がほどよくムッチリして素晴らしい!」ーー。
グラビアファンから、そんな絶賛の声を浴びているのが平嶋夏海(ひらじま・なつみ)だ。
彼女は2005年に応募総数8千人弱の中からAKB48のオープニングメンバー24人に選ばれ、活躍。妹グループ「渡り廊下走り隊」のリーダーを務め、2012年に卒業。
以降、女優としての活動をメインにTV、舞台、映画と幅広く活動し、昨年からはグラビアにも挑戦。DVDも好セールスを記録している。
そんな彼女の最新グラビアが『週刊プレイボーイ』15号に掲載。黒や白のセクシーな水着や、胸や脇の開いたワンピースを着こなし、その豊満な柔肌を存分に披露。
また、2月に開催された「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016」では初主演となる『女ヒエラルキー底辺少女』(森岡利行監督)、『メイクルーム2』(森岡圭監督)の2本が一挙公開され、特に後者では元人気アイドルで新人AV女優という役を大胆に演じ、女優魂を見せつけている。
そんな注目の彼女を直撃、今回の悩ましいグラビアの裏話からAKB48時代のエピソード、さらに女優としての意気込みまでを語ってもらった!
―今回のグラビア、ビックリしましたよ! えーと、平嶋さんってこんなに色っぽい方でしたっけ?
平嶋 うふふふ。昔は笑顔ばっかりでしたからね。アンニュイな表情やセクシーなポーズをすることってほとんどなかったですし、確かに前とは違って見えるかしれないです。
―それにしても水着は小さめだし、肌の露出はかなりありますよ! 撮影中は恥ずかしかったりしなかった?
平嶋 かなり、しましたね(笑)。そもそも私のグラビアって需要あるのかなって思っちゃうんです。体型だって丸々してるし。だから照れくさくて…。でも可愛く撮ってもらうと嬉しくなります。それにAKB48の頃は、こんなしっかり撮影することもなかなかなかったし。
―確かにメンバー全体で撮影する時って、人数が多いからひとりひとりはどうしても短くなっちゃいますよね。
平嶋 そうそう。だからグラビアは恥ずかしいけど楽しいですね。
―それにしても卒業して4年経つんですよね。AKB48時代、キャッチフレーズも「1に努力、2に根性、3、4がなくて5になっちゃん」って言ってた通り、グループの中では珍しく全日制の学校に通うなど、真面目な努力家として活躍していましたよね。すごく大雑把で申し訳ないけど、一番の思い出は?
平嶋 う~ん。難しいな…(しばし黙考)。やっぱり「渡り廊下走り隊」をやれたことは、自分の中では大きかったですね。
―それはまたなんで?
平嶋 AKB48だと、私の立ち位置はいつも端っこで歌割も少なかったんですよ。それで歌割をもらうたび、いつも悔しくて泣いてたんです。なんで自分はダメなんだろうって。あと公演で頑張ってもなかなかTVには出れないし。でも“渡り廊下”をやらせてもらうことで、それが気にならなくなったんです。
口に出せないようなセリフはありました
―渡り廊下では平嶋さんが初代リーダーだったんですよね。それで自分に自信がついた?
平嶋 そうですね。自分のやることに初めて手応えを感じられるようになって。それで余裕が生まれたのかな。AKB48での歌割や立ち位置は気にならなくなりました。与えられた場所を精一杯頑張ろうって前向きになれたんです。
―なるほど。2012年に卒業して、今は女優として活躍中。2月に開催された「ゆうばり映画祭」では出演映画が2本も公開されました。『女ヒエラルキー底辺少女』は学園モノで友達にイジられて鬱々(うつうつ)とする女のコの役。妄想シーンがかなり激しいという…。
平嶋 ブーと呼ばれる役でした(笑)。でも妄想シーンでは私がSM嬢みたいな格好をして、スク水のコをムチで切り裂いたり、銃を突きつけたり。かなり思い切ってやりましたね。
―もう一本の『メイクルーム2』はなんと元人気アイドルの新人AV女優の役だとか!
平嶋 まさか私にお話がくるとは思ってなかったです(笑)。でも台本を読んだら面白くて。AVのお話ってより、その業界にいる女のコたちのお話なんです。足を引っ張ったり、見栄をはったり。女のコたちが集まったらこういうことあるよねって感じで。
―ま、まさかヌードには…。
平嶋 あははは。それはさすがに(苦笑)。でも普段、口に出せないようなセリフはありました。「○○○○○○○」とか「×××××××」とか(注:とても書けません!)。
―え、それ言ったんですか!?
平嶋 言いました。大事なセリフですからね(きっぱり)。
―お~っ(驚き)。胆(きも)が座ってますね。今回はともかく、もし今後、役で本当に脱がなきゃならないことがあったら?
平嶋 う~ん。私ごときが言うのもなんですけど、自分にとって本当に納得のいく作品であれば……脱ぎます(きっぱり)。
―すごい女優魂というか、本気度が伝わってきます。でも両作品ともめちゃくちゃ大胆な役柄ですもんね。
平嶋 はい。でもそっちのほうが自分的にはいいと思います。
実は決して優等生じゃないんで…
―それこそ昔の真面目で優等生的なイメージとは…。
平嶋 当時から皆さんそうおっしゃってくれましたけど、実は決して優等生じゃないんで(笑)。学校に通ってたといっても勉強ができたわけじゃないし、休みや早退も多かったし。そもそも真面目だったからじゃなく、楽しいから通ってただけだし。
―でも仕事と両立させるのはやはり大変なことですよ。
平嶋 ですかね。でも今思えばですけど、みんなが言ってくれる優等生キャラってのに甘んじてた部分もあって。いい意味でもっとわがまま言ったり、毒のあるキャラをやってもよかったのかもしれないですよね。そうすれば、少しはもっと前に出れたかもしれない。
―だからこそ、今は大胆な役にもどんどん挑戦したいと。
平嶋 そうですね。私、米倉涼子さんに憧れているんです。米倉さんって『奥様は魔女』みたいなコメディから『ドクターX』『黒革の手帖』みたいなシリアスな役、セクシーな役まで幅広くやるじゃないですか。キャラ的に米倉さんは無理だとしても(笑)、少しでも近づけたらって。
そのためにも毎日、ただ平凡に穏やかに過ごすのはイヤだなって。プライベートも含め、積極的に新しいことに挑戦して、ぶっ飛んでいたいなって思っているんですよね。
■平嶋夏海のグラビアが掲載されている『週刊プレイボーイ』15号(3月28日発売)は絶賛発売中!
(取材・文/大野智己、撮影/樂満直城〈グラビア〉)
■平嶋夏海(HIRAJIMA NATSUMI) 1992年5月28日生まれ 東京都出身 身長154cm B88W60H88 ○最新DVD『甘夏』発売中。発売イベントは4月3日(日)12:00~秋葉原ソフマップアミューズメント館にて開催予定。その他、最新情報はブログにて。http://ameblo.hirajima-official/